エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

コンクリートは嫌われ者?コンクリート製「カニパネル」

2011年07月17日 14時28分55秒 | エ・ビ・スの環境雑感
川がコンクリートで埋められている・・・
水害の防止のために、
自然な川が、コンクリートで固められました。
日本中の隅々まで・・・
それを嫌がった住民が、なんとかしてくれ!
といったので、今ではかなりの川から
コンクリートが剥がされてきています。

それでもイメージが悪い・・・
ってことで、鹿島建設さんが、
生き物に対応できるコンクリート護岸を開発しました。
それが「カニパネル」

1年がかりで、生物の生息するコンクリートを
全国で調査したところ、
3つの共通点を発見。

1.表面が白くない。
  出来立てのコンクリートは真っ白で、
  光は反射するは、紫外線は被いは、
  少し色を加えて、自然に近づけるのがいい。

2.表面の粗さ
  コンクリートはほっとけば、表面が凸凹に。
  ここに、土が付き、
  藻類やコケ類、カビが付き、そのエサを求めて
  小動物も登ってきます。

3.目地
  石積みの壁は、隙間に生き物の家が出来ます。
  人工的に作ってあげれば
  快適な生活の場が出来ます。

2000年に導入した、
東京湾の中央堤防堤には、
1年後に454匹のカニを確認。

2006年の芝浦アイランド護岸には、
157個の穴にカニが生活。

コストを抑える工法もでき、
今後の広がりに期待したいです。


「環境」人気ブログランキングはコチラ

banner_02[1].gif


にほんブログ村 環境ブログへ

にほんブログ村 環境ブログへ

by エ・ビ・ス


最新の画像もっと見る

コメントを投稿