エ・ビ・ス Eco Business Study

環境ビジネスの研究をしています。
エコロジー・ビジネス・スタディ

温暖化でクモが巨大化する?

2009年05月09日 07時51分52秒 | エ・ビ・スの生物多様性
デンマークの科学者チームの研究報告によると、グリーンランド北東部に
生息している体毛の生えた捕食性のコモリグモの体が
平均的に大型化しているという。

特にオスに比べメスの方が大型化している事も研究で示された。
この研究は10年間に渡って行われたが、研究を始めた頃の外骨格の厚さの
平均サイズは2.6ミリだったが、最終年には2.65ミリとなりサイズの平均値は
2%増加した。

エ・ビ・スなどはたった2%でたいしたことないなと思うが、研究チームは、
10年という期間を考慮すれば大きな違いであると考えている。

研究チームは、この大型化の原因は温暖化によるものの可能性が高いと推測している。
それは春が平年より30日早く来た年には、一部の個体は外骨格が平均より
10%厚くなり、体全体が大型化していたという結果によるものだ。

チームではこの事から、温暖化による夏の長期化で狩りの最盛期が長くなることや
脱皮の回数が増えることが大型化の原因ではと考えている。

考えるに一握りの種が大型化すれば食物連鎖も変化し生態系にも影響を及ぼす
可能性も高く環境に少なからず影響をもたらすだろう。

しかし、今後今以上に温暖化が進行し、将来肉食系の巨大グモや
巨大な昆虫が人間を襲うなんて、まるで映画や漫画のような事に
ならなければよいのだが・・・
まあそこまで大型化することなんてあり得ない話だけど。

こんな事考えていたら、今晩変な夢を見そうだ。



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by エ・ビ・ス






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