今日のえびの高原は、早くも台風の影響が出ていて風が強く雨が降ったりやんだり。
今日は登山者も少ないです。
北九州、中部九州ではこれまでの大雨によりたいへんな被害が出ています。
災害の起きている地域には南阿蘇ビジターセンターなど、日頃お世話になっている方がたくさん住んでいらっしゃいます。
被害が広がらないことを祈るばかりです。
昨日は環境省九州地方環境事務所主催による平成24年度霧島地区パークボランティア研修会が開催されました。
鹿児島県立埋蔵文化財センター所長の寺田仁志先生を講師に霧島の植物について教えて頂きました。
シカの食害や新燃岳の噴火が霧島の植生に与える影響などについての講義。
鹿児島県の桜島の腹五社神社の森は、桜島の噴火により灰が約2m堆積した森で、種数が少ない、
木の枝が胴吹きしているなどの特徴があるとのことで、新燃岳の降灰地域の今後を考える上で興味深いお話でした。
午後はえびの高原を歩いて植生を観察しました。
皆で松の年齢や樹高を測り、同じ年齢の松でも生えているところの環境により大きさがずいぶん違うことがわかりました。
植生調査の方法を教えて頂きました。
不思議だなと思ったことは、気をつけて自分で調べてみると自然を知ることができるということでした。
なんだろう、なんでだろう?と思う気持ちが大切なんですね
【新燃岳情報】
○新燃岳上空の風向き
実況(3:00)東8m
予測(9:00)南東12m
(12:00)南東15m
(15:00)南東15m
(18:00)南東16m
○14日の火山性地震の回数 0回 火山性微動の回数 0回
15日 〃 0回 〃 0回
16日 〃 1回 〃 0回
○火山の状態(山体のふくらみ) 大きな変化なし
○最近起こった噴火 平成23年9月7日6:00
----------------------------
霧島錦江湾国立公園・霧島ジオパーク
えびのエコミュージアムセンター
宮崎県えびの市えびの高原
TEL:0984-33-3002 (Y)