エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

10年越しの貯金箱開ける夢・・・

2023年07月14日 | 定年後の生活
10年越しの貯金箱開ける夢
以前から夫婦の会話の中に「本州へ車で山旅したいね!」と言う夢の話があった。
道内ではほぼ網羅するほど走り回ってはいるが、それは「山旅」とは言わず、単に登山口までのア
プローチで観光地巡りや温泉三昧そしてご当地グルメ的要素はほとんど無い登山のためだけのドラ
イブだった。

「1000m超峰全山を夫婦で・・・」という夢は、エバ夫婦にとってライフワークになって進行
形ではあるが、そればかり追っていると何か変化が乏しくなり刺激が欲しくなるものかも知れない。
たまにはゆっくり旅気分・・そんな車旅がしたいと現役時代からの会話だったのだ・・。

退職して3年目を迎え互いに65歳を越えて見ると、まだ65もう65が行ったり来たりする。
可愛い孫たちはどんどん成長し大きくなる一方で、自分たちは老いていくのだと知らしめされる思
いは隠せない。いくつまで元気で活動出来るのか?それは誰にも分からないが、今やりたいことが
あるなら元気なうちにやろう!と思った次第だ。

その中の夢の一つが「本州とりわけ東北の山旅を車で周ろう・・」と計画を進めている。歩いた事
の無い街をただ通過していた私たちだが、同じ場所に滞在しながらMTBでゆっくり走るのもいい
ねと夢は膨らむ。



貯金箱は大きな瓶で10年以上コツコツ貯めて来て一杯になった・・


目標は100万円だったが・・・意外と1円玉が多い。


金種別に10枚ずつ重ねて並べて見るとその数に驚いた!そして、並べるだけで2時間以上掛かった。

★ MTBで思い出す昔話・・・
買いたいものは「MTB」でした・・・。
年金生活者にとってそれは大きな買い物だったが、この貯金箱を開けたら買えるかもよ!と開け
て見た。

先ず枚数は4,700枚越え、そして金額は86,000円余りだった。

下見と称して出掛けたサイクルショップで展示していたMTBを見てその高価さに驚く。しかし、
それは既に承知していた事でもあり、ただ貯金箱の中身が予想より少な過ぎただけなのである。

ハイテクMTB、上を見ればキリが無いがそれでもそこそこのお値段は覚悟の上だった。始めて
知った事は、身長に合わせたバイク(MTB) のサイズがあると言う事。小さめのチーヤンならメ
ーカーも限られたが、店長が探してくれて在庫確認のためメーカーにも問い合わせてくれた。

バイクを買うならネットでは無く「この店」と最初から決めていた・・。その話はもう20年位
前まで遡る・・・。

30歳前後の頃夢中だったオフロードバイクの大会 (エンデューロ) にチームにも所属して参加し
ていた頃の話である。チームの中にMTB大会にも参加している仲間がいて古くなったバイクを
買わないかと勧められた。そのバイクは大会用の本格的なバイクで定価は当時でも30万前後は
したものらしい。それを3万円でと言うので買ったのがMTBとの出会いであり始まりだった。

それ以降愛車として乗り続け、メンテもそれなりに行って大切に扱って来たつもりだった。それ
でもサビが目立ったりワイヤーが切れたり段切替えも交換の時期が来ていたりと放置されたバイ
クは実質お役御免の状態だったのだ。そのバイクを車に積んで千歳のサイクルショップを訪れた
のが「この店」との出会いであった。

その名は「なんばサイクルショップ」と言う。個人経営でオーナー一人で切盛りするショップの
様だった。私のバイクを降ろし、直せるところはすべて直したいと申し出ると、じっくり見なが
ら仕事の手を止めて熱く自転車講義が始まった・・・。

「これは良いバイクだねぇ~。結構古いものだがここまで乗っている人は好きだなぁ~」なんて
調子の良い話をして来た。更に直すとなればもう交換部品も廃番で無いので新たな物にするしか
無い旨の話や使えるのは本体のフレームだが、新しい部品との規格が合わないかも・・・と話は
1時間以上に渡った記憶が離れなかった。

あの時、どこを直したのか今は記憶に無いが、そのバイクも後に廃棄処分してしまった。まさか
またMTBを買うなんて・・と思ったが、この店の店主と再会しその話をすると少しだけ記憶に
は残っていて「あの時の人でしたかぁ~」と話を合わせてくれた 笑

そんな昔話。
ちょっと長かったかも・・・失礼。

そして、バイク2台を決めて注文した。

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