ルーム・ストラト~音楽と私~

タイトル通り、筆者が好きな音楽の事を中心に自分勝手に書きます。

好きなベーシスト

2010-06-29 16:10:43 | 日記
前回、RUSHはCREAM以来の最強トリオと言いましたが、BBAを忘れてました~サーセンwww


というわけで、今回は私が好きなベーシストを何人か紹介したいなと。


まぁ、私はギタリストでフュージョン好きなんで、よく動くベーシストが大好きなんですよ。


フュージョン系だと、ジャコ・パストリアスを筆頭に、アンソニー・ジャクソン、マーカス・ミラー、スチュワート・ハム、エイブラハム・ラボリエル、ジョン・パティトゥッチ等が特に好きです。
なんかミーハーって感じですね(笑)
でもまー、フュージョンは遊んでナンボなんで楽器で遊んでる人はやっぱ好きですね。


この中でもジャコは別格的に好きです。
今は色々と演奏面も叩かれてるみたいですが、やっぱり凄いですよ、この人。

何より音色に特徴があるし、音の粒立ちの良さは素晴らしいですよ。
ベースの歌心を知り尽くした人でもあるでしょう。
また、作曲能力もあるし、音楽家としては言うことないんじゃないですかね。
人としては色々難ありだったらしいですが…


AJやラボリエルは黒人特有のノリがたまらないです。

ジャズだと、スコット・ラファロ、ジミー・ギャリソン、ロン・カーターあたりですかね。



ロック系だと先程BBAを触れましたが、やはりティム・ボガードは外せないですね。
あとはジャック・ブルース、ジョン・エントウィッスル、ゲディ・リーあたりかなと。
ゲディ・リーが浮いてる(笑)



とにかく動くベース大好きなんですよ。
ギターとベースのユニゾンとかたまらないですね。


あとはやっぱりアドリブで他の楽器を牽制してくるベースはいいですね~。
バンドやっててアドリブで裏でゴリゴリベース弾いてくれるともう楽しくてしょうがないのですよ。



でも、ただ沢山の音を弾いてればいいんじゃないですよ。やはりベースはグルーヴですよね。
そういう意味では、私は音数とアドリブでグルーヴを作るベーシストが好きなのかなあと。

まぁでも、アドリブで遊びつつしっかりとベースはベースとしての仕事をしないと。
ギターはギターの仕事があるし。
ここが難しいんですかね。ただ、バキバキ弾かれてもなぁーって時はありますし。



しかしまぁ、私は一生ベースを弾けるようになる気がしませんね。手小さいし。

ではまた。

RUSH

2010-06-28 01:02:11 | 日記
私が初めて聴いたプログレバンドはフロイドでもクリムゾンでもなく、ラッシュです。


ラッシュ(RUSH)はカナダのハードロック・プログレバンドです。


元々プログレを聴こうと思ってラッシュを聴いたわけではないです。





ドラマーのニール・パートが変態である。





この触れ込みでどんなバンドか気になってしまいました。



さて、いざ聴いたら一発で気に入りましたね。

それはラッシュが、プログレによくある難解さと同時にポップさ、そして異常なまでのテクニック集団だったからでしょう。


この、ポップさとプログレの融合は耳にすぐ馴染みました。

プログレといっても仰々しいものではなくて、一つひとつの楽曲の節々に色々な試みがなされています。



変拍子は当たり前。
しかしそれが全然いやらしくない。
逆にただの8ビートでも、ニール・パートの多彩なリズムで変拍子に聞こえる事もあります。


音色はハードロックですね。歪んだギターにゴリゴリのベース、そして超絶技巧ドラム。


だが、一貫してラッシュに言えるのはその上品さ。
この辺がそこいらのハードロックと一線を画す理由でしょうか。


とにかく三人とはとても思えない程の音の厚みと安定感。

個人的にはCream以来の最強トリオだと思います。


今バンドで、彼らの曲をやっていますがやはり合わせが難しい…。
そしてひたすら指が疲れる(笑)


自分でやってみて改めてすごいバンドだな~と。



しかし、ラッシュもまた他のプログレバンドと同じように大作を残しています。

歴史的名盤『西暦2112年』


これは彼らの世界観の根幹が完璧に表現されています。
ニール・パート氏曰く主にSFの世界観に近いそうです。

……細かい説明は長くなるので省きますが、ドリームシアターが尊敬してるバンドだというのも、これを聴けば頷けます。


ラッシュはカナダのバンドなんで、ちょっと日本での知名度は低いのが残念です。

こんなに素晴らしいバンドなのに…。
来日もしてないしなぁ~。


そんなこんなで私のプログレ初体験は成功したわけです。


ただ、そのあとに聴いたイエスとかクリムゾンが若干ショボく聞こえた…。
これはラッシュが超絶技巧集団なので仕方ありませんね(笑)

もちろんイエスもクリムゾンも好きですし。



ただ、私の中ではラッシュがプログレNo.1です!



ではまた。

リッチー・ブラックモア

2010-06-27 10:06:31 | 日記
先日、偉大なボーカリストのロニー・ジェイムス・ディオ氏が亡くなられました。


そこで今回は彼が在席していたRAINBOWの中心人物、リッチー・ブラックモアについて話したいと思います。



彼に関しては、多くの方はRAINBOWよりもDeepPurpleのギタリストとしての存在の方がピンと来るかもしれません。


しかし、私はRAINBOW時代こそが彼のギターの真骨頂だと思います。



リッチーという人はやはり、好き勝手にやらせてこそその魅力を発揮するのです。


それは彼が協調性が無いからではなく、むしろ逆かもしれないです。


彼は優れた演奏者であると同時に優れた指揮者です。

言い換えると、バンドの方向性をしっかりと形作り、自分のやりたい音楽をバンドに還元昇華することができるということですかね。


彼の音楽性は一言で言うと、クラシック・ロック・ブルースの融合でしょう。
そして忘れてはいけないのが、ケルトなどのヨーロッパの古い音楽です。


歴史的に見てもクラシックとロックの融合を最初に試みた一人と言えますね。



ロックのリズムや自由度とクラシックのメロディや荘厳さを両立させるための音楽が彼の音楽です。


DeepPurpleはメンバーの個性が強すぎたし、またメンバーの音楽性がバラバラでした。

ここではリッチーの音楽は完璧には体現されていませんね。


そのPurpleを脱退して組んだRAINBOWでは、一作目からリッチーの世界を早くも展開しています。


そして二作目の『Rising』では、その世界がさらに完成型に近づきます。

もちろんその世界の表現にディオ、またドラマーのコージー・パウエルが大きく貢献したのは言うまでもないです。



この頃のRAINBOWは日本では俗に“三頭政治時代”と呼ばれ、スタジオ・ライブに三人がバンドの中心となり大暴れしていた時代です。


代表曲、Kill the kingやStargazerもこの頃生まれました。


メロディックとヘヴィサウンド、そして重苦しい歌詞に加え非常に自由度の高い演奏陣。
この頃のRAINBOWは無敵ですね。

まさにクラシックとロックの融合。
曲的にも演奏的にも文句ナシです。


ところが、リッチー・ブラックモアの目指す音楽が段々変化してきたため、ロニーとコージーは脱退してしまいます。


リッチーの音楽がさらなる進化を遂げるためにはもはやハードロックに固執している訳にはいきません。


さらなるメロディックを求めたリッチーは、従来のハードロック路線からは少しずれて、ポップなサウンドを取り入れます。



ファンの間ではここでよく意見が割れるんですが、諸評論家の方も言うとおり後期RAINBOWはハードさを失ったのではなく、ハードを保ちつつ、もっと大きな意味でのロックサウンドを新たに創造しようとしたのだと思います。



つまり、ハードロックとポップの融合。80年代によくある安易なハードロック方法論を取り入れたポップではなく、真の意味での融合です。



ハードロックには誇りがある。その誇りを失ったものは偽物ハードロックとして、また新たな音楽を生み出します。


後期にしても、Spotlight Kid、Death arley driverなどは本当にハードロックしてるし、またポップな面も持っている。


いくらサウンドが軽くなったとしても、その根幹にはハードロックやクラシックの誇りがある。


リッチー・ブラックモアの音楽はそういうものです。

また彼はスタジオミュージシャンも経験しているし、ロカビリーバンドに在籍していた事もあります。


やはり彼の音楽は一言ではなかなか語る事はできません。

本当に色々な要素が彼の曲には詰まっています。


RAINBOWの音楽性の変遷も、リッチーの音楽性を考えたら、また自然なのかもしれませんね。


本当に素晴らしい音楽家ですね。




あ、余談ですが彼もストラトキャスターの虜になった一人で、DeepPurple~RAINBOWまでは一貫してストラトキャスターを弾き続けています。

ハードロック系のストラト奏者で私が一番好きなのは、このリッチー・ブラックモアです。


音色や弾き方は本当にかっこいいですし、憧れます。


そういった点でも、私が目標にしているギタリストの一人です。



ちなみに今のところ私の中での彼のベストソロはGates of babylonのギターソロです。

音色、展開、ニュアンス、感情移入の仕方など、非の打ち所がありません。

機会があれば、ぜひ聴いてみてください。


ではまた。

フュージョンて深い

2010-06-24 15:57:50 | 日記
最近、70年代~現代に至るまでのフュージョンをギターを中心に聴いているんですが、やはりフュージョンは素晴らしいですね。



最近のお気に入りはジョン・スコフィールド、スコット・ヘンダーソン、ジョン・マクラフリン、フランク・ギャンバレ等ですね。



まぁ、この方々を知ってらっしゃる人なら私が最近どんな音楽を聴いているかお分りでしょう。
あ、ちょっとマクラフリンが浮いてるかな?



この方々は、音楽的にも精神的にもとても深遠で難解な音楽をやっています。


それはどういう事かというと、一般的に音楽によって精神性を表現する場合は美しいメロディ、または歌詞に乗せて自分の主張と音楽に折り合いを付けていきます。


しかし、人間の精神性はそんなに簡単なものではありませんよね。


その場合どうするのか?
既成の音楽概念に捉われていては上記の方々の様な音楽をプレイすることは愚か、聴くこともままならないかもしれません。


つまり、メロディやリズムの常識を覆し、新しい音楽として構築しなおすという事なのです。



そこで、表現の手段は二分化してきます。

1つは、精神の高まりを求めて音楽とアートを融合する方法。
最近はこの手法を用いるバンドが多いようで、ポストロックなどといわれているそうです。

暴れ回ったりギターを壊したり服装やメイクなどに美学を感じるのもアートであるが所以でしょう。



そしてもう一つが、ひたすら音楽によってのみ精神性の高まりを求める方法。

こちらは上記の方々のようなフュージョンによくある手法です。


もちろんどちらがいいとか悪いとかではありません。


ただ、所謂芸術的なことは比べるべきではないにしても後者のフュージョンは、音楽というものに対して非常に誠実な態度を持っている気がします。



理論と研究、そしてそれを裏付けるテクニックをしっかりとその根幹に持っており、またそのテクニックゆえのアドリブ、インタープレイが光ります。


私の個人的な意見ですが、アドリブこそが最高の表現だと思います。

アドリブ、まぁインプロビゼーションともいいますか。

やはりコレ抜きには音楽は語れないでしょう。



もちろん、クラシックやプログレのような音楽も私は大好きです。
あそこまで完璧に構築された音楽は他に類を見ません。


ただ、クラシックも指揮者や演奏者、またその時々により同じ曲でも雰囲気が大きく変わります。

やはり、『現在』の演奏者の心情を反映するものでしょう。



ブルースやジャズは常にその部分を追及してきました。

それをさらに技術的に、多角的に追及したのがフュージョンであることは間違いないでしょう。

さらに、伝統的な民族音楽への傾倒などまさにフュージョン(融合)に相応しい音楽ですね。


この、民族音楽やクラシック、ブルース等のルーツ音楽をしっかりとリスペクトしている音楽は本当に素晴らしい。


そう考えると、60年代にジョン・コルトレーンが示したものは本当に偉大だったのだと思います。




技術的にも、感覚的にも、また音楽以外の面から捉える事が出来るのが『音楽』というものでしょうか。



どんな音楽が好きかは人それぞれですが、生きている間に出来るだけ多くの音楽に出会う事はやはり大事な事だと思います。


特にプレイヤーならば。


フュージョンはジャンルに縛られない自由な音楽ですが、はっきりとした雛型が無いので出来の善し悪しは演奏者、作曲者の大きく手に委ねられます。



というわけで、私はフュージョンが大好きです。


皆さんも機会があれば、上記の方々を聴いてみてくださいね。

ではまた。

もう一本のギター

2010-06-23 11:30:36 | 日記
そういえば私が使っているもう一本のギターについて話してなかったので、今回はその話をしたいと思います。



私が使っているのはストラトと、エピフォンのドットです。

まぁ、俗に言うセミアコですね。
見た目がほぼES-335です。本当はギブソンのES-335が欲しかったのですが、お金が無かったのと試奏したときの音が気に入ったので四万円で購入しました。



なぜ、ストラト狂信者の私がセミアコなんかに手を出したのかというと……



そう、我が師ラリー・カールトンのせいです。



カールトン弾くならセミアコは必須!!
そしてカールトンを聴いているとセミアコが欲しくなってくるのですよ。



あの太く温かい音は箱物にしか出せません。
1音で雰囲気を出せます。


ただ、ストラトしか弾いてこなかった私からすると、シングルコイルでないギターは少々音圧が強すぎました。

最初の頃はピッキングコントロールや歪ませ方の調整に非常に難儀しましたね。


だが、音は素晴らしい。

四万円でこんな音が出せるんだなぁと感心しましたよ。

もちろんカールトンサウンドを出すことにかけては特に研究を重ねました。



イコライザー、ディレイ、軽いオーバードライブをかませるんですが、明るく乾いていてまた艶やかで爽やかかつ深みのあるカールトンサウンドを出すのは本当に苦労しました。


一応今は雛型が出来ましたが、その日その日で微妙な調整はもちろんします。



いやぁでもそのサウンドの何と気持ちいいこと…。




一回すごく象徴的なありました。


ジェフ・ベックのピープル・ゲット・レディをやった時なんですが、やはりジェフの曲なんでストラトを使っていました。


その曲はバラードで、個人的にカールトンぽく弾きたかったので、ある日ストラトから箱に持ちかえました。

したらどうでしょう。


雰囲気抜群。


やっぱこのギターいいわ…。しみじみと感じました。


元々箱を高い位置で持って弾くことにかっこ良さを感じてたんで、本当に買ってよかったです。



という訳で、今はストラトと箱物で大満足してます。エフェクターも基本外れた事ないし。


そう考えると私は機材に恵まれてますね。
ありがたいことです。



皆さんも自分の機材に愛着を持って大事にしてあげましょう。



では。