ルーム・ストラト~音楽と私~

タイトル通り、筆者が好きな音楽の事を中心に自分勝手に書きます。

Money…

2010-11-25 22:56:05 | 日記
金が無い~


ここ二、三日は1日一食ペースですよ。



でも、私達の貧しさってたかが知れてるんですよね。


まぁ、死にはしないし…




でも、昔のブルースマンなんかは朝から晩まで薄給で働きっぱなしで、奴隷ですからね。



それに比べりゃあなんて事はない。



やっぱりそういう場を切り抜けたり、経験したからこそああいう深い音が出るんだろうか。



音楽って音を奏でるものですが、やはりその人の人生や人間が音にはっきり出るもんですよね。



私はまだ若冠22歳。

演奏者として脂が乗ってくるのはもうちょっと先かな…。



それまで、修業あるのみ!


修業すればするだけ成果が還ってくるギターが相棒ですから。
やり甲斐があるってもんです。


金だってそのうち回ってくるだろうなぁ。
今は貧困でもね。




ではまた。

ギターと歌・声

2010-11-22 15:23:16 | 日記
ブルースの常套句というか必須ワード…


“コール・アンド・レスポンス”



ギターと歌が、まさに呼応するかのように音を紡ぐ事です。


BBキングなどの、モダンブルースの場合

歌・ギター・歌・ギター…
と、交互に演奏する人もいれば、ギターソロ以外はギターを弾かず、歌うだけの人もいます。


まぁ、大体は歌の合間に不定期にギターが入る場合が多いですね。



何故不定期になるのか?



それはもちろん、感情の趣くままに弾いているからです。


だから、『ここにギターを入れよう』って意図はあんまりないんですよね。


だからこそスリリングになる…


ギターで感情を表現することは即ちギターで喋る・ギターで歌う、という言い方が一番しっくりくるでしょう。



つまり、ブルースを演る上では

歌い、ギターで歌う

つまり、ギターと歌…
自分の声帯が二つある事になるのではないでしょうか。

以前友人に『ビブラートのかけ方が歌とギターでそっくりだ』
と言われた事があります。


ギターを完全に自分の声に出来てるかどうかはわからないですが、徐々に近づいている気がしました。



私は、ギターを弾くときは目一杯感情を込めて弾いています。

それに適するのが、ストラトキャスターだと、私は思っているのですが(笑)


まぁ、ギターよりも演奏者如何で決まるんでしょうが。



とにかく、『ブルースとは物語である!』とはライトニンホプキンスの言葉。



物語には二人の登場人物が必要です。



男と女
自分と金



等です。



二人の登場人物を歌とギターに重ねる、という考え方もいいかもしれませんね。もちろん、歌もギターも両方自分という考え方もありますよね。


それは人それぞれ。だからこそブルースには強烈な個性がある。


ブルースには決まったルールがあまりありません。


12小節スリーコードはブルースの一つの形にすぎません。


ペンタトニックスケールを使うのもそうです。


色々な形があってこそのブルースですからね。



で、話を戻すと……



ギターが歌の代わりになることはできないのでしょうか?


ギターには歌詞がありません。
ただ、ギターで喜怒哀楽を表現する事は可能です。



ギターで歌う、という行為はつまるところ自分が歌う代わりにギターで表現する、という行為なわけです。


ギターを持った瞬間から、私の目標はここにありました。


どんな形であれ人を感動させる、人の心を動かすギターを弾きたいものです。


ではまた。

個性

2010-11-18 02:37:05 | 日記
今日の朝(すでに昨日か)、おもむろにビッグビル・ブルーンジーのHey Heyをコピーしていました。



この曲は今から大体70年くらい前の曲ですが、感覚が非常にモダンでリズムもかっこいいです。


でもそれは古いブルースやジャズのスタイルを踏襲したものであり、やはり奧が深いです。


エリッククラプトンもカバーしていますが、ビッグビルのそれと比べるとニュアンスがだいぶ違います。


どちらも素晴らしいですが、よりブルースを感じるのはやはりビッグビルのバージョンでしょう。

彼には彼独特のニュアンスとノリがあります。



この個性がまさにブルースの一番大事な部分なんです。

今のギタリストは正直テクニックはあっても個性が弱い人が多い。


デレク・トラックスなんかは素晴らしい個性を持っています。


しかし例えばジョン・メイヤーはサウンド的にはクラプトンとSRVの間くらい、テクニックは素晴らしいがここぞというときに光るプレイを聴いたことが無いです。
彼はボーカリストである!と言われればそれまでですが…。



とりあえずブルースに限らず、テクニックも個性も備えているギタリストは出てこないのだろうか?


もちろん頑張ってる人はたくさんいます。


大体個性って出すものじゃなくて、自然に出てくるものなんじゃないかなぁ。



私も、個性を大事にしつつテクニックも追求して過去の偉大なギタリストに負けないようにしたいと思っています。

そうじゃないとギターやる意味もないんで。



ではまた。

No.1ギタリスト

2010-11-16 10:58:40 | 日記
お久しぶりです。
いやー最近本当忙しくて…。


またブルースの事を書こうと思ったんですが、自分に正直になりたいと思います。



今の私には、Gary Moore師匠しかいません!


もうほとんど狂ったように毎日毎日聴きまくっています。


長いこと私の中で世界No.1ギタリストの座はLarry Carltonでしたが、逆転してしまいました。



私が生涯の目標としている、“ギターで歌う”“ギターで泣く”ということ。



これを最も体現しているのはやはりGaryなのではないでしょうか。


Garyの真骨頂はバラードです。
次にブルース、ハードロックが続きます。



そんなGaryのバラード個人的Best3は、
1.The loner
2.The prophet
3.Parisienne Walkwaysです。

もちろんこれ以外にも名曲は数え切れませんが、これ聴いたら彼の良さが伝わるのではないでしょうか。





Garyのギターは切実に、激情を奏でます。
哀愁という言葉が生易しいくらい哀しく、激しいです。
だからGaryのギターに限っては言葉よりも説得力があるように感じます。



エレキギターという電子楽器でここまで感情を表現できる人は他にいないと思います。

Larry Carltonの場合は、Garyよりも表現の幅が広い。


でも、Garyのように一つの感情を表現するにはGaryにはやや劣る気がします。




それは、何よりも自分に正直に生きたGaryの行き様がギターに表れているからでしょう。


Garyはよく性格が悪いと言われていますが、だからこそ他人との付き合い方が苦手で苦労したし、それが彼の音楽に如実に表れています。

ジャンキー集団THIN LIZZYから逃げたしたのも、コロコロ変わる音楽性も自分に正直になった結果です。


もちろん根幹にあるブルースはずっと持っていますが。
またブルースでありながら、知性やテクニックを得る事を畏れなかった。

また、表現するためにはこれでもかと弾きまくらなければいけない(単に速弾きするのではなく)事も教えてくれました。




頑固者で職人で、だがギターとブルースを愛する男。

まさに彼はギターを取ったら後には何も残らない人ではないでしょうか。


彼の音に感じるとてつもない説得力は彼のそんな人間性も反映しているのでしょう。



まさに本当の意味でのギターヒーロー。
頑固すぎてファンすら無下にしてきた彼ですが、

『それでも付いてくる奴が聴いてればいい!』

と言っているかのようです。


私もそんなギタリストになってみたいものです。

ではまた。