ルーム・ストラト~音楽と私~

タイトル通り、筆者が好きな音楽の事を中心に自分勝手に書きます。

RUSH

2010-06-28 01:02:11 | 日記
私が初めて聴いたプログレバンドはフロイドでもクリムゾンでもなく、ラッシュです。


ラッシュ(RUSH)はカナダのハードロック・プログレバンドです。


元々プログレを聴こうと思ってラッシュを聴いたわけではないです。





ドラマーのニール・パートが変態である。





この触れ込みでどんなバンドか気になってしまいました。



さて、いざ聴いたら一発で気に入りましたね。

それはラッシュが、プログレによくある難解さと同時にポップさ、そして異常なまでのテクニック集団だったからでしょう。


この、ポップさとプログレの融合は耳にすぐ馴染みました。

プログレといっても仰々しいものではなくて、一つひとつの楽曲の節々に色々な試みがなされています。



変拍子は当たり前。
しかしそれが全然いやらしくない。
逆にただの8ビートでも、ニール・パートの多彩なリズムで変拍子に聞こえる事もあります。


音色はハードロックですね。歪んだギターにゴリゴリのベース、そして超絶技巧ドラム。


だが、一貫してラッシュに言えるのはその上品さ。
この辺がそこいらのハードロックと一線を画す理由でしょうか。


とにかく三人とはとても思えない程の音の厚みと安定感。

個人的にはCream以来の最強トリオだと思います。


今バンドで、彼らの曲をやっていますがやはり合わせが難しい…。
そしてひたすら指が疲れる(笑)


自分でやってみて改めてすごいバンドだな~と。



しかし、ラッシュもまた他のプログレバンドと同じように大作を残しています。

歴史的名盤『西暦2112年』


これは彼らの世界観の根幹が完璧に表現されています。
ニール・パート氏曰く主にSFの世界観に近いそうです。

……細かい説明は長くなるので省きますが、ドリームシアターが尊敬してるバンドだというのも、これを聴けば頷けます。


ラッシュはカナダのバンドなんで、ちょっと日本での知名度は低いのが残念です。

こんなに素晴らしいバンドなのに…。
来日もしてないしなぁ~。


そんなこんなで私のプログレ初体験は成功したわけです。


ただ、そのあとに聴いたイエスとかクリムゾンが若干ショボく聞こえた…。
これはラッシュが超絶技巧集団なので仕方ありませんね(笑)

もちろんイエスもクリムゾンも好きですし。



ただ、私の中ではラッシュがプログレNo.1です!



ではまた。