
家族を亡くした哀しみは当人にしかわからないものだ。他人が想像してもわかるものではない。家族を亡くしてはじめてわかる。そうしてその時、家族を亡くした人たちでこの世があふれていることを知る。生きる希望さえ失いかける人もいる。それでもその切なさを皆が乗り越えるのは、時間という薬と、死んだ人に恥ずかしくない生き方をしようとわかってくるからである。それでも当人しかわかり得ない哀しみは生涯ついてくる。それが家族の死である。
逢えるなら魂にでもなりたしよ(照井翠「龍宮」より)
泣いてばかりの人はいない。笑って、怒って、しんみりして、なお平然と人は生きている。
(伊集院静「大人の流儀4~許す力~」より)
伊集院静さんに関心を持ったのはサントリーの新聞広告コピーからです。なんて厳しいながらも優しい言葉なんだろうと思いました。ベストセラーの「大人の流儀」もシブイです。優しくなければ生きていけない…無言の伊集院静さんの本に優しい春を感じております。
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