
6月16日から七十二候では「梅子黄(うめのみきばむ)」。
梅の実が黄ばんで熟す頃という意味です。青い梅が次第に黄色みをおび、赤く熟していきます。
昔から「梅は三毒を断ち、その日の難を逃れる」といい、朝夕に梅干しを1個食べれば健康を保てるといわれてきました。
日本に現存する最古の医学書である平安中期の「医心方(いしんぼう)」で、「梅干」の効用が取り上げられています。鎌倉時代以降、実の多くは梅干しとして食用にされ、戦国時代は薬効のある携帯食としても重宝したようです。江戸時代には、庶民の食卓にも登場するようになりました。
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