日本マクドナルドは昨年まで既存店売上高で８年連続、営業利益で６年連続プラスを続けましたが、昨年は業績悪化。直近は９カ月連続で前年実績を下回っております。一部地域で値上げの一方で６０秒内に商品提供できなければ無料券を配るというサービスを展開しているマクドナルドは迷走しているような気がしてます。外食産業の市場規模は'97には29兆円をピークに右肩下がり。'11年には23兆円と2割も落ち込みました。さらにデフレで「100円マック」の低価格路線も魅力がなくなってきているのでしょう。それでも果敢に「宅配サービス」など新施策を矢継ぎ早に出す原田泳幸社長の前向きな経営姿勢が勉強になります。イノベ－ションとは自らが変わること、早打ちマックは世界のマックです。
「見える数字だけで事業を動かすと失敗する。心理を正しく読み続けなければ、会社は即座に脳死する」
【原田泳幸、はらだ・えいこう。日本マクドナルド社長・会長。東海大学工学部卒業後、日本ＮＣＲ、日本ヒューレットパッカード、油田開発のシュルンベルジェ、アップルの日本法人社長、米国アップルの副社長を経て日本マクドナルドに社長としてヘッドハントされる】
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