


当社で5月23日に試写会を開催したドキュメンタリー映画「世界の果ての通学路」(セカツー)が、ドキュメンタリー作品としては異例のヒットになりつつあると、日本経済新聞「春秋」に書かれておりました。
「日本では幸い、ここまでの遠距離通学や自然の脅威とは無縁だ。しかし、映画のように、学びの場がある幸運を自覚している子がどれだけいるだろう。いや、子供だけではない。日本の大人たちは学ぶ喜びを忘れていないか。配給元によれば、子供より大人の観客の方が、何かを学ぶ意味について見た後で考え込むそうだ」(日本経済新聞)
本当に見終わったあとに涙が止まりませんでした。日本人は当たり前に感謝できる民族性であったはず。いつの間にか、その日本人の道徳観が埋もれてしまいました。今さら二宮金次郎像をまた学校に設置して勤勉を奨励せよとは言いませんが、いつのまに「学校教育」は当たり前になってしまったのでしょう。
中国の諺に、「一年先には稲を植えよ、十年先には木を植えよ、百年先には人を育てよ!」とあります。日本人は今何を植えているのでしょうか。
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