みちのく丸

９月１日に搬送、２日は見学会があるそうです。来年のNHK大河ドラマ「篤姫」に出るとか。北前船としてはないようですが、船は水に浮かんで航海してこそ、本望です。ロマンの風を孕んで出航です。

海さんの作品路上販売中

根室から南下して８年の歳月が流れました。原点に今一度戻りたいと海さんがおっしゃってました。そこで青森の人々に感謝の気持ちを込めて、色紙一枚１０００円で販売中。場所は新町村田工芸店前で。売れ切れ次第終了？

花びらは散っても、花は散らない・・・

昨日の夜から今朝にかけて、私が業務当番でした。夜中の３時にコールがありまして、寝台車で県病にお迎えに参りました。９階西の脳外科です。２８歳の青年でした。本当にびっくりしました。（年齢と宗派は未詳でしたから）

寝台車の助手席にお姉さんが乗り、平安閣に安置希望と言う事で、ちょっとお話をしながら、運転しました。頭が痛い、吐き気がするということで、県病に入院したのが一ヵ月半前で、手術をしても治らずに、午前２時２７分に永遠に目を閉じたと。しかし、まだ、実感がないとお話されてました。お父さんは２年前に、名古屋でお亡くなりになり、お母さんと亡くなった青年との二人暮らしだそうです。お姉さんは嫁いでおります。お兄さんもいらっしゃるのですが、どうしても葬儀には参列できないとのことで、親しいお身内だけで葬儀を営みたいとのご要望でありました。家族の絆も脆くなってきている現代、そしてそれを「漂流家族」とマスコミが書き立てる社会は、他人事ではありません。自分事であります。いつかは自分も通る道であります。

最後まで看取ってくれたお母さん、お姉さんの心の中にはずーっと、青年は行き続けていくでしょう。花びらは散っても、花は散らない・・・

京都・五山送り火

昨夜は、甲子園での山田高校敗戦の玉音放送を結局、蕎麦屋さんで、家族と一緒に聞きました。縁起をかついで「かつ丼」を注文したのに。。。

呆然として、蕎麦屋を出たら、生協の駐車場で盆踊り大会をやってました。

家に帰って、NHKをつけたら「NHKスペシャル・京都・五山送り火生中継」をやっていたので、なんとなく見てしまいました。「大文字」は有名ですが、ほかにも、「左大文字」、「妙」と「法」、「舟形」、「鳥居」と５つの山に次々と点火されていく模様を中継しておりました。京都の人々は、その日はできるだけ消灯して、五山が見えやすくして、祖先の霊をあの世へ導きやすくしてあげておりました。まことに奥ゆかしいお盆の行事です。極楽浄土へいざなう五山の送り火は、祇園祭と共に、いつかは見てみたいと思っております。

ねぶたまつりも終わり、甲子園の山田高校の試合も終わり、盆踊りも終わり、なんか今朝は気温も下がり、秋風のような冷たい風も吹いてきたような気がします。

「秋きぬと　目にはさやかに見えねども　風の音にぞ　おどろかれぬる」
　　　　　　　　　　　　　（古今集・藤原敏行）