2009春闘の前哨戦が始まりました。
昨年の原油や小麦の高騰などから生活防衛には物価上昇見合分のベースアップが必要というのが連合の考え方です。
マクロ経済の視点からも、内需拡大による景気回復、労働分配率の是正につながる賃上げは必要だと主張します。
しかし経済が急速に悪化して、派遣などの非正規社員の契約打切りを強行し始めた経営者は、賃上げなどとんでもないという姿勢を示しています。
マスコミの一部には賃上げが非正規の失業を加速させるかのような主張もありますが、これは賃金と雇用が相殺関係にあるかのような錯覚に陥ってしまい人件費をコストとしか見れない誤った論理です。
賃上げが原因で失業が増えるなどということはありません。
「賃上げか、雇用か」では闘いになりません。
賃金引上げをしっかり闘ってこそ、雇用も守れるのです。
ただし、関連企業を犠牲にしてはならないので、その点への注意が必要です。
そこで次回から、
○派遣労働者をはじめとする非正規労働者の問題(雇用・労働条件)をどうするのか
○春闘に臨むスタンスをどうすべきか
という二つの問題について考えてみたいと思います
昨年の原油や小麦の高騰などから生活防衛には物価上昇見合分のベースアップが必要というのが連合の考え方です。
マクロ経済の視点からも、内需拡大による景気回復、労働分配率の是正につながる賃上げは必要だと主張します。
しかし経済が急速に悪化して、派遣などの非正規社員の契約打切りを強行し始めた経営者は、賃上げなどとんでもないという姿勢を示しています。
マスコミの一部には賃上げが非正規の失業を加速させるかのような主張もありますが、これは賃金と雇用が相殺関係にあるかのような錯覚に陥ってしまい人件費をコストとしか見れない誤った論理です。
賃上げが原因で失業が増えるなどということはありません。
「賃上げか、雇用か」では闘いになりません。
賃金引上げをしっかり闘ってこそ、雇用も守れるのです。
ただし、関連企業を犠牲にしてはならないので、その点への注意が必要です。
そこで次回から、
○派遣労働者をはじめとする非正規労働者の問題(雇用・労働条件)をどうするのか
○春闘に臨むスタンスをどうすべきか
という二つの問題について考えてみたいと思います