江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

パブリシティ

2007年02月21日 | その他
私は英語を話せません。
全くダメではありませんが、"a little"です。

もう10年以上前ですが、フランスの核実験に抗議する「反核FAXポスター展」を新潟で開催する仕事をしました。
全国の実行委員会の中心はグラフィックデザイナーのU.G.サトーさんという方でしたが、彼が新潟に来て私に言ったのが「パブリシティがいいね」でした。
早速辞書を引いて「publicity 宣伝、広告」という意味を理解したのがこの単語と出会った最初です。

それ以降、この単語によく出会うようになりました。
マスコミ対策や発信するメッセージの内容も含めて「パブリシティ」です。

新潟県人はよく引っ込み思案だといわれます。
自分から宣伝することを恥と思うのか、自己表現が下手で、いい事を人に知らせない、教えない。
謙虚だともいえますが、独り占めにする、何を考えているのか分からない、とも受け取られかねません。

媒体が増えた現代においてパブリシティはとくに重要になりました。
小泉政権はこれで高い支持率を維持したのです。

私は、連合は現代日本において極めて重要な存在だと思っています。
連合は労働組合を基盤にして成り立っているし、その数の力を背景にしてこそ影響力を持てるのですが、同時に既存の労働組合のあり方を変える方向を示すことができるのも連合だと思っています。
昨年からのメイン・スローガン「組合が変わる、社会を変える」を思い出してください。

連合の社会的存在感を高め、連合が何を考えどこを目指そうとしているかを伝えなければなりません。
パブリシティは連合があることの意味を左右するほどに重要な課題です。

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