江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

春闘本番へ

2007年02月22日 | 連合
先週、自動車や電機など中央大手の組合が要求書を提出して、労使の攻防が本番を迎えている。
地方も含めて2月末までに要求書提出が連合の方針である。

連合新潟は昨日、第4回執行委員会(2007春季生活闘争第1回闘争委員会)を開催し、「当面の取り組み(その1)」を決めた。

今年の焦点は、賃金引上げで前年を上回る結果を出せるかどうか、パートなど正社員以外の人たちの処遇改善に波及させられるかどうか、労働時間や割増賃金、労働安全などで人間らしい働き方を回復する「反転」春闘にできるかどうかである。

マスコミ論調も含めて総じて「追い風」ムードだが、同時に今年取れなければ労働組合の存在意義が問われるとも言われ、春闘と労働組合にとってまさに正念場の年となっている。

とくに中央大手組合は、要求満額獲得まで交渉を続けてほしい。
自分たちの賃金改善が満額にならなくとも、要求満額分の原資は確保し、その差額分を非正規社員や下請けに振り向けるような交渉がもしできたなら、その影響は地方の中小の交渉へも及ぶだろうし、そんな組合があれば社会から大きな賞賛を受けることになるだろう。
今年はそんなことが起きてもいいではないか。

連合新潟は、労働局や新潟県、経営者団体などに要請行動を行ったり、総決起集会や対外的アピールを強め、社会的な環境づくりに努めるとともに、各地域での共闘の取り組みを呼びかけ全体で闘う体制をつくっていきたい。

当面まず明朝、新潟駅前で街頭宣伝活動を行います。

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