江花和郎@ブログ

2005~2011年連合新潟会長を務める間書いたブログをその後も時々更新しています。

ハケンの実情

2007年02月16日 | 労働・経済
週刊文春が「派遣社員1000人怒アンケート」という記事を載せている。

『文春』は名誉毀損で訴えられる週刊誌というイメージが強く、眉唾で読むことにしているが、それでも2月1日のブログ「ハケンの品格」に書いた「正社員以外の人たちの拍手喝采が聞こえてきそう」というのは認識が誤っていたと思わされた。

派遣社員に言わせれば、まずあんなの(ハケンの品格)は「あり得ない」
何が「あり得ない」かといえば
・時給3,000円超なんてあり得ない(資格を取る金と時間さえない)
・あんなにハッキリ自分の意見を言ったら「明日から来なくていい」と言われる
・残業を拒否したらあっさり解雇される
・正社員と本音をぶつけ合うなんてあり得ない(陰でチクチクやられてる)

この後、記事はダメな正社員の事例を派遣社員の話として紹介し、最後に実際のスーパー派遣は「正社員のプライドを傷つけないように、仕事をやりすぎてはダメで、その辺の加減がうまい人」だと言わせている。

あのドラマ、スポンサーが派遣会社というところが胡散臭いのだが、同時にそこまで来た現実から目をそらすわけにはいかない。

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