発行所:岩波書店 発行者:山口昭男 2007年2月15日20版発行 定価:780円
先に狸吉さんが上記の著者の「日本語の源流をもとめて」の書感を寄稿された。非常に興味をそそられて、ほぼ同じ内容であるが、上記の本を購入した。
なるべく補足的な別の角度からの感想を述べるとします。私は、前々から中国から文字が伝わり、それに仮名を旨く組み合わせて日本語が出来たと言う話に一つの疑問をもっていた。何故、文法的言葉の配列と発音は中国語と全く違うのか? 言葉の順序は中国語は英語と全く同じであり、韓国と日本は韓国語とかなり似ているのが不思議であった。この本は、そのような日本語の起源を専門技術的に解明しているので、その解明の手法に私は興味を覚えた。
人間の情報伝達の始めは身ぶりと声であって、文字はその次の段階であると思う。そこで、中国から文字が伝わる前に日本人はどの様な言葉を使っていたかと言う考察がはじまる。
この本は“似ている言葉”と言うことを専門技術的に究明し、日本語の親はタミル語になると言う探索の手法を綿密に客観的に記述している。ここではとても全部は紹介できないが、ごく一部の例を紹介したい。
探索法の例:英語とドイツ語は元は一つか?
day:Tag dale:Tal deed:Tat drink:trinken bed:Bett などなどの対応からd→Tにするとはぼ全部いっせいに一致する。それはどこかで、誰かがdとTを違って使い始めてのだから、むしろ元は同じと判断する。これが比較言語学という学問の考え方である。日本語と英語にはこんな類似が何処にも無い。
探索法の例:次に例として、日本語:宮古島の言葉:タミル語の比較がたくさん表示されている。
東京の日本語:宮古島の日本語:タミル語の発音比較表
ha(歯):pa:pal hata(旗):pat-a:pat-am hate(果て):pat-i
:pat-u fune(船):puni :punai
などなど、誠に興味深い類似点の観察法である。そのほか、地形とか考古学的な器とか、そのた多角的に観察して、一つの結論を仮説として発表している。
ほんの一部だけを紹介しました。2007.11.30.散歩道
先に狸吉さんが上記の著者の「日本語の源流をもとめて」の書感を寄稿された。非常に興味をそそられて、ほぼ同じ内容であるが、上記の本を購入した。
なるべく補足的な別の角度からの感想を述べるとします。私は、前々から中国から文字が伝わり、それに仮名を旨く組み合わせて日本語が出来たと言う話に一つの疑問をもっていた。何故、文法的言葉の配列と発音は中国語と全く違うのか? 言葉の順序は中国語は英語と全く同じであり、韓国と日本は韓国語とかなり似ているのが不思議であった。この本は、そのような日本語の起源を専門技術的に解明しているので、その解明の手法に私は興味を覚えた。
人間の情報伝達の始めは身ぶりと声であって、文字はその次の段階であると思う。そこで、中国から文字が伝わる前に日本人はどの様な言葉を使っていたかと言う考察がはじまる。
この本は“似ている言葉”と言うことを専門技術的に究明し、日本語の親はタミル語になると言う探索の手法を綿密に客観的に記述している。ここではとても全部は紹介できないが、ごく一部の例を紹介したい。
探索法の例:英語とドイツ語は元は一つか?
day:Tag dale:Tal deed:Tat drink:trinken bed:Bett などなどの対応からd→Tにするとはぼ全部いっせいに一致する。それはどこかで、誰かがdとTを違って使い始めてのだから、むしろ元は同じと判断する。これが比較言語学という学問の考え方である。日本語と英語にはこんな類似が何処にも無い。
探索法の例:次に例として、日本語:宮古島の言葉:タミル語の比較がたくさん表示されている。
東京の日本語:宮古島の日本語:タミル語の発音比較表
ha(歯):pa:pal hata(旗):pat-a:pat-am hate(果て):pat-i
:pat-u fune(船):puni :punai
などなど、誠に興味深い類似点の観察法である。そのほか、地形とか考古学的な器とか、そのた多角的に観察して、一つの結論を仮説として発表している。
ほんの一部だけを紹介しました。2007.11.30.散歩道