● 監禁小屋の開閉やトイレ、全て許可制…尼崎事件
2012年10月26日(金)18:36
YOMIURI ONLINE
兵庫県尼崎市の民家から遺体で見つかった3人に対する殺人容疑で26日、県警の捜索を受けた角田すみだ美代子被告(64)(ドラム缶遺体事件の傷害致死罪などで起訴)の自宅マンションにあった「監禁小屋」について、角田被告の親族らが県警に対し、「扉の開閉やトイレなど、すべて角田被告の許可が必要だった」と話していることがわかった。
小屋には少なくとも4人が暴行後に閉じ込められ、死亡したとされており、県警は、角田被告による支配と死亡との因果関係を調べる。
捜査関係者によると、小屋は、同市内の8階建てマンション最上階にある角田被告宅のバルコニーに設置されていた。扉は外から施錠でき、バルコニーの周囲は木製フェンスに囲まれて外部から見えなくなっていた。
この小屋について、県警が角田被告の親族らに詳しく聞いたところ、「暴行した後、数日間閉じ込めるのに使っていた」と説明。そのうえで「トイレや水を与える回数などは、角田被告が決めていた。扉を開けたり閉めたりする場合も、角田被告の許しを得てから行っていた」などと打ち明けたという。
● 不明の88歳女性、「虐待死」…尼崎事件
2012年10月26日12時31分
読売新聞
兵庫県尼崎市の連続遺体遺棄・行方不明事件で、ドラム缶遺体事件の主犯格とされる角田美代子被告(64)(傷害致死罪などで起訴)の周辺人物が、遺体が見つかった民家の住人女性(88)(行方不明)について、「2003年頃に高松市の一家で起きたトラブルに巻き込まれた。虐待が繰り返された結果、衰弱死した」と証言していることが、県警への取材でわかった。
県警は、死亡や遺棄に至る詳しい経緯の確認を進めている。
住人女性は尼崎市の民家の床下から遺体で見つかった仲島茉莉子さんの祖母。捜査関係者によると、約10年前に行方不明になり、角田被告の周辺者らから「殺害され、高松市内の民家の敷地内に埋められた」との証言が出ていた。
● 角田美代子被告の自宅など家宅捜索…尼崎事件
2012年10月26日(金)14:34
YOMIURI ONLINE
兵庫県尼崎市の連続遺体遺棄・行方不明事件で、県警は26日午前、ドラム缶遺体事件の主犯格とされる角田すみだ美代子被告(64)(傷害致死罪などで起訴)ら数人が、同市の民家から遺体で見つかった3人の殺害に関与した可能性があるとして、殺人容疑で同市長洲東通の角田被告の自宅マンションなど2か所の捜索を始めた。
3人については、マンションのバルコニーに設置した小屋に数日間監禁され、衰弱死させられたとの証言が出ているという。県警は、3人がこのマンションで死亡した疑いがあるとみており、痕跡を示す証拠品の収集を進めている。