母と祖母を殺害の疑い、少女を逮捕…北海道

母と祖母を殺害の疑い、少女を逮捕…北海道
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読売新聞：2014年10月1日（水）17:56

　１日午前２時半頃、北海道 空知 そらち郡の事務員女性（４７）宅で、女性と母親（７１）が血を流して倒れているのを、仕事から帰宅した女性の長女（２３）が発見し、１１０番した。

　道警の警察官が駆けつけたが、２人は既に死亡していた。遺体には外傷があった。道警が捜査し、同日、同居している高校２年の三女（１７）を殺人容疑で緊急逮捕した。

　道警によると、三女は容疑を認めており、供述通り、近くの公園から凶器とみられる刃物が見つかった。

「今から逃れたかった」　祖母と母殺害容疑の１７歳　北海道
2014年10月2日：産経新聞テキスト夕刊

　　北海道南幌町の自宅で祖母（７１）と母親（４７）を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された高校２年の女子生徒（１７）が「しつけが厳しかった。今の状況から逃れたかった」と供述していることが２日、北海道警栗山署への取材で分かった。司法解剖で２人の死因が出血性ショックだったことも判明。女子生徒は「台所の包丁を使った」と話しているという。

　　女子生徒は小学生のころから、友達と遊ぶよりも、犬の散歩や除雪をするよう厳しくしつけられていた。栗山署は女子生徒が不満を募らせ、寝ている間に２人を襲った疑いがあるとみて、慎重に調べる。

　　２人は９月３０日深夜から１日未明の間に死亡したとみられ、１日午前２時半ごろ、帰宅した長女（２３）が遺体を発見して１１０番した。女子生徒が通う高校によると、生徒は３０日、４時間目が終わった昼すぎに下校、特に変わった様子はなかったという。

　　北海道岩見沢児童相談所によると、女子生徒は平成１６年２月に母親から身体的暴力を受けているとして一時保護された。帰宅後も自宅訪問や面談をしていたが、１１月に「心配がなくなった」として解除した。