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強引手法、裏目に 維新府議3人離党へ 法定協問題で亀裂

2014-06-25 18:43:22 | 社会
都構想否定の法定協委員も「問題なし」…総務省
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140617-OYO1T50002.html
2014年06月17日
読売新聞

 大阪都構想の制度設計を話し合う大阪府議・市議らの法定協議会を巡り、大阪維新の会が「構想を否定する委員は法定協の規約に違反している」と主張していることについて、総務省が「否定する議論をしても問題ない」との見解をまとめたことがわかった。維新側が目指す反対派委員排除の成否にも影響しそうだ。

 法定協規約には、「(区割りなど都制移行に伴う)協定書作成」を目的に定めている。浅田均・法定協会長(維新府議)は9日、これを根拠に、自民、民主、共産3党の委員について、「都構想の是非という『入り口論』に終始し、規約違反にあたる」と通知した。

 一方、法定協は「大都市地域特別区設置法」に基づいて設けられており、同法を所管する総務省に対し、自民党府連関係者が、同法や規約の解釈について見解を求めた。

 総務省は文書で示した見解で、「特別区設置(都制移行)の是非について協議することもできる」とし、委員が都構想への反対意見を述べることは差し支えないと結論づけた。市町村の合併協議会が「合併の是非を含めて議論できる」と解釈されていることも踏まえたという。

 維新側は今月下旬にも、「規約違反」を理由に、反対派の野党委員を維新委員に入れ替える方針だが、総務省見解により、主張の論拠を失う可能性がある。

 また府市両議会の公明、自民、民主、共産の野党4党は16日、1月末から中断している法定協の代表者会を開催するよう、浅田会長へ19日に申し入れることを決めた。委員入れ替えには一致して反対するという。


大阪都法定協、4野党が代表者会要求…会長拒否
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140619-OYO1T50038.html
2014年06月19日
読売新聞

 大阪都構想の制度設計を話し合う大阪府議、市議らの法定協議会(20人)の委員入れ替えを巡り、公明、自民、民主、共産の野党4会派は19日、法定協会長の浅田均府議(大阪維新の会)に、現在の委員のまま法定協の代表者会を開くよう申し入れた。浅田氏は拒否した。与党・維新側は今月中にも入れ替えに踏み切る構えだ。

 浅田氏は今月9日、過去の法定協で、自民、民主、共産の委員が都構想を否定する発言を繰り返し、制度設計を目的と定めた規約に違反したと通知、19日までに弁明するよう求めていた。

 これに対し、野党はそろって弁明を拒否。この日、4会派の幹部が浅田氏と面談し、「(規約違反は)浅田氏の一面的な解釈だ」として、代表者会で違反の有無などを協議するよう求めた。面談には途中から大阪維新の会幹部も加わり、約1時間半に及んだが、浅田氏は「(入れ替えで)まず法定協を正常化すべきだ」と応じなかった。

 浅田氏は近く、府市両議会議長に委員の入れ替えを要請する予定。維新はその後、府議会の議会運営委員会で、自民、民主の法定協委員(計2人)の排除と維新委員への入れ替えを行う方針だ。実現すれば、維新は法定協の過半数(11人、会長を除く)を握り、区割りなどの制度設計を一気に進めることになる。

 申し入れ後、自民党府議団の花谷充愉幹事長は、報道陣に「浅田会長は1月から法定協を開いていない。妨害しているのは会長だ」と批判した。4会派は、浅田会長の辞任を求めるなど対抗策を検討する。

 浅田氏は、総務省が「委員の交代は自治体の判断で可能」との見解を示したことを明らかにし、予定通り手続きを進めるとした。


強引手法、裏目に 維新府議3人離党へ 法定協問題で亀裂
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140625134.html
2014年6月25日(水)15:33
(産経新聞)

 大阪都構想の議論が停滞する現状を打開しようと打って出た維新の“奥の手”が裏目に出た。大阪維新の会の大阪府議3人が25日に離党届を提出した問題。3人は、都構想の制度設計を話し合う特別区設置協議会(法定協)から反対派メンバーを排除するという強引な手法に不満を募らせていたという。

 「都構想という山登りの頂点は一緒だが、ここへ来て登るルートは変わってしまった」

 離党届提出後の会見で、沢田貞良氏は苦渋の表情を浮かべた。離党を決意したのは前日夜と明かしたが、不満は以前から鬱積していたという。法定協から反対派メンバーを入れ替える手法について違和感を持ったという沢田氏は「何でもかんでも強引に進めていいのか。傲慢だ」と苦言を呈し、堀口和弘氏も「数の横暴であってはならない」と執行部を批判した。

 決断に追い打ちをかけたのは、来春の府議選の選挙区調整だ。維新の現職府議同士が5選挙区で競合するため、幹事長の松井一郎知事がくじ引きで候補者を決めることを提案。堀口氏は「市民に対する侮辱だ」と憤りをあらわにし、離党を決意するきっかけになったことを明かした。

 今後3人は新会派を結成し、無所属で活動する方針だが、他会派と合流すれば議会運営委員会(議運)で過半数を失う可能性もあり、維新が描いていた議運でのメンバー入れ替えが阻止される可能性もある。


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