あらしのよるに

ひさびさに台風が上陸し、台風の夜となっています。


今回は雨台風なので、
関東の水がめが少しは潤うと思えば
ちょっと嬉しい。

なにより、風台風でなくてホッとしています。
夜中に風がゴウゴウ吹き荒れると、
心がザワザワ、不安になりますから。


こんな台風の夜に　ピッタリな絵本をご紹介。

『あらしのよるに』　木村裕一　著



嵐を避けて入った山小屋で、
オオカミと羊が出会うところから
お話が始まります。


小屋の中は真っ暗闇。
２匹には、お互いの姿は見えません。


少しずつ会話を交わすうち、
初めて出会ったとは思えないほど
意気投合する　オオカミと羊。
お互いがお互いを
自分の仲間と思い込んでいます。


嵐も大分収まってきました。
すっかり仲良しになった２匹は、
共通のお気に入りの場所で
改めて会う約束をして別れます。


羊は、オオカミの大好物。
昼間再会し、お互いの正体を知ってしまったら、
オオカミは、今は親友となった羊を
食べてしまうのでしょうか・・・。


というのが、大体のお話。
７つのエピソードから成り、
映画化もされているので、
ご存知の方も多いかと思います。




これは単純なようで、
なかなか奥がお深いお話だと思います。
私たちはまず、外見で他者をジャッジしがち。
先入観や偏見に左右されることも多い。


そのような色眼鏡はいったん外し、
心と心で交流するのがまず大事ということを
この物語は伝えようとしているのではないでしょうか。



でも、そんなことを書いておいて何ですが、
ひとつ、追加したいことがあります。


動物的な勘、いわゆる第六感というものは、
時に非常によく当たります。
会った瞬間にピンと来た！というようなことは、
ご経験のある方も多いかと思います。


私たちの肉体の周りには
何層ものオーラが存在しています。
ひとりひとりが纏うオーラは、
数メートルの幅があります。


かなり離れていても、
オーラとオーラは重なり合っています。
オーラが重なることから、
感じの良さそうな人だな、とか
何となく嫌な感じの人だな、とか
印象を受けているのです。


オーラは、その時の体調や気分によって
大きく変わるものなので、
たった１回で、人を判断するのは危険といえますが、
参考になるものであることには
間違いないと思います。


目から得た情報、
頭で考えたことだけを頼りにして
判断を下すのではなく、
第六感も信じてみて下さい。
それは、ハイヤー・セルフ（高次元の自分）が
何かを伝えようとしているに違いありません。




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