ジャムシードの酒盃

drujiの責任で編集される政治・歴史など様々なことを

東亜日報と中央日報から教科書問題に関連して

2005-03-16 | 外交・国際
独島は韓国領土

この記事は竹島のことを書いた記事ではないが、タイトルでは「独島は韓国領土」になっている。『独島』が、韓国人の意識で象徴化されているのだろう。

>大統領府高位関係者は、「日本が『自ら進んで過去史問題などを解決してほしい』と言う韓国政府の好意と誠意を受け入れないでいるだけに、はっきりと釘を刺しておかなければならない。(日本の態度は)政府が忍耐できる限界線を越えた」と言い切った。

更に、一段と厳しい表現が出ている。

>政府内ではその間、△日本大衆文化開放△天皇呼称使用△過去史に対する言及自制など未来指向的措置を相次いで打ち出してきたが、日本側がしたことは歴史歪曲と領土是非、靖国神社参拝といった韓国の国民を刺激することだけだったという共感が形成されている。

韓国は精一杯の妥協をしたのに、それに対する回答はこれか!という意味ですね。
確かに、『△天皇呼称使用△過去史に対する言及自制』この二つは自分の支持率を犠牲にする政治判断だからね。大統領と与党は血を流して、譲歩している。
対する日本はというと、情けない。
小泉は靖国参拝の自粛と検定厳格化だけで十分なのに、島根県の「竹島の日決議」は自治体レベルのもので、一過性だから、一次的寒風ですむ話。閣僚の失言連発小泉の指導力喪失で末期状態だな。
小泉は日本歴代最悪の首相として名を残すんじゃないか?

東亜日報の社説
[社説]「竹島の日」制定の撤回だけが解決策

明後日の方向を向いた説でしょう。
ささやかな領土問題など、民主国家同士の対立概念になることは無い。
民主国家同士はこの様な経済価値の低い問題で、経済関係を犠牲にするような対立をすることは無い。
韓国の民主主義は自立的に達成され、更に現在も進歩している。
これほど悪化している問題の根源は、日本の未熟な民主主義に起因する。一部の反民主勢力による政治的策動が、歴史解釈をめぐって近隣諸国との対立をあおり、それを自勢力の活動に活用していること起因している。

竹島の日制定撤回自体は一時的な韓国国民のナショナリズムを沈静化させるだけで、日本国内の一部反民主主義勢力の活動が続く限り、次々火種を生産し続けるだろう。
この反民主主義勢力は民主主義を装っているが、ヒットラーも最初は民主主義者を装っていたのだ。

中央日報から
反日感情で『不滅の李舜臣』に熱狂

このドラマ、見てみたいが、日本では放送されないだろうな。
亀甲船は倭寇討伐の為に高麗時代に開発された軍船で、李舜臣は復元改良をして、3隻準備した。
日本の朝鮮出兵の際にたいして役に立たなかったので、李舜臣もそれ以降製造していない。李舜臣の最大の戦功とされる、12隻で200隻の日本軍に勝利した海戦の時には、全て沈んでいた。
朝鮮側の勝因は基本的に朝鮮の造船技術が日本をはるかに凌駕して、強力な軍船を作っていたことと、海上集団戦術が優れていたことに起因している。

>ホームページには「もっと早くから見るべきだった。日本のため不快だったが、李舜臣のおかげで元気が出る」という所感から「反日感情で爆発直前だったが、ストレス解消用として勧めたい」というなどの書き込みが相次いでいる。15日の1日だけでも投稿文が300件にのぼった。

こういう感情は大いに理解できる。笑

▲「静かな外交」から「言うべきことを言う外交」へ

2005-03-16 | ニュース全般
▲「静かな外交」から「言うべきことを言う外交」へ

▲「静かな外交」から「言うべきことを言う外交」へ
>外交筋は「今回の発表は新たな韓日関係を規定する新ドクトリンの性格になるだろう」とし、「具体的に対応措置を発表するよりは、政治的に韓日関係を再規定する根本的な内容が盛り込まれる予定」と述べた。

日本の反韓右翼と同じ発言ですね。
これまでの韓国政府の竹島に関する対応は『無視』で、殆どが市民レベルの運動だったが、変更を求めていますね。教科書問題は前回も激しい反発が韓国政府からもあったが、『対日外交政策全般を改める意思』が現れています。

▲次第に対応の強度高める方針
>金槿泰(キム・グンテ)保険福祉部長官は国務会議(閣僚会議)で「(独島に対する)国際的な協力をどのように引き寄せるかなどを判断し、対策を立てるべき」とし、 金昇圭(キム・スンギュ)法務長官は「日本がどうして独島問題を提起しているか、国際法上、発生しうる問題は何かについて検討報告する予定」と述べた。

日本の竹島に対する要求を本気で国際法の解釈を含めて政府レベルで検討する(今まで無かった)段階に進むようです。韓国は今まで、竹島問題をまともに検討したことが無かったんですよね。それを逃げていると解釈している人が居るが、そうじゃないのですよね。

▲4月初旬が最大のヤマ
>外交部当局者は「日本側の誠意ある姿勢を誘導する努力が先行されなければならない」とし、「特に4月初旬、教科書検定発表が重要だと見ている」と述べた。

ここは外交部の話。

>検定発表の時期は折りしもパキスタンで開かれる韓日外相会談と一致する。日本が歪曲された部分を修正しなければ、会談は強硬措置通告の場にならざるを得ない。その後、駐日大使召還や首脳会談の延期・取り消し、日本の国連安保理入り反対表明など、相次いで措置が取られる可能性がある。

ここは朝鮮日報の予想?

>政府はひとまず、その時期までは「光復(独立)60周年記念行事」や「韓日友情の年」など友好交流イベントは予定通り進める方針だ。

光復節はずっと、後ですから、4月以降の友情年行事ですね。焦点は。

>政府高官は「今のところ、取り消しを検討していない。関係が悪化の一途を辿る場合、政府レベルの再検討に入るだろう」と述べた。

と、言うことは『大使召還や首脳会談の延期・取り消し』なども政府方針と予定されていることかな?
ここのところが判りにくい記事になっている。

中国も具体的な動き(日本対中外交いきなり失政)

2005-03-16 | 外交・国際
「友好関係前進」を確認 日中外相が緊急電話会談 (共同通信)

>町村氏がボスニア・ヘルツェゴビナ訪問中の李氏に電話を入れた。この機会を逃さず、日本側が以前から提案している包括的な「日中共同作業計画」の策定など関係改善に向けた具体的なプランを前進させたいとの判断とみられる。

自分から電話する?小泉の指示か?馬鹿かこいつら、日韓関係の損失を対中国で穴埋めできると思っているのか?
基礎的な損得勘定も出来ない、場当たり的外交。
中国側は笑いが収まらないだろう。

全人代への反応はアメリカも見ているだろうし、6カ国協議にも影響が出るぞ。

>李氏は台湾独立阻止を狙った反国家分裂法制定について「最大の努力を尽くして平和統一を実現し、国家の主権と領土保全を擁護する決意を表明するものだ」と説明。町村氏は「両岸関係への否定的影響を懸念している」と中台対話の早期再開を促した。

事実上の是認だ。

日韓関係は重要な岐路

2005-03-16 | 外交・国際
「日韓関係は重要な岐路」 韓国議員が外相に (共同通信)

>町村氏は「日韓両国の間には時として感情的な高まりが生じることもあるが、冷静にお互いが努力しながら課題を克服していくことが重要だ」と述べ、事態の沈静化に向け韓日議連の協力を求めた。

と言っても、彼ら日韓議連も下手に日本の弁護をすれば、破滅するからね。
出来ない努力を要請することは出来ないから、見上げを持って帰らせるか、、、しばらく時間をおくしかないだろうな。その間の中国と北朝鮮の動きが気になるが。

韓国政府、教科書問題で対策班 日本に「自発的是正を」 (朝日新聞)

>関係省庁の幹部クラスで組織。「日本社会の右傾化が進み、教科書内容の歪曲の度合いが深まった」として、問題とする教科書の内容是正が不可欠だとの意見で一致。

>潘基文(パン・ギムン)外交通商相は同日の閣議で「(問題とする教科書が)4年前の内容より後退してはだめだという意思を外交ルートを通じて日本側に伝えた」と明らかにした。

もうすぐ、内閣府の対日教科書問題の統一政策が出てくるだろう。
明日ぐらいに予定されている大統領の異常事態の今年二度目の対日外交方針発表を控えて(この外交方針で内閣府に事務的に対応させる異例の常態であるらしいから)、準備を整えつつある。

北朝鮮、日韓外交危機を活用

2005-03-16 | 外交・国際
もはや、自暴自棄としか言いようの無い日韓外交危機を衝いて、北朝鮮と中国が策謀を始めている。

北朝鮮が事務所撤収要請 国連緊急援助調整官室に (共同通信)

>国連側は緊急援助の必要性などを強調し、北朝鮮に要請の撤回を働き掛ける方針。OCHAの平壌事務所には外国人職員が1人いる。

確かに、必要だが、必要としている相手が、必要ない。といっているのだから、どうしようもない。
事務所自体もカード化する考えでしょう。

北朝鮮首相が22日から訪中へ、6か国協議で意見交換 (読売新聞)

>中国が2月に王家瑞・共産党対外連絡部長を訪朝させ、金正日(キム・ジョンイル)総書記に協議復帰を働きかけて以来。直前の20日にはライス米国務長官が訪中する予定で、中国側は胡錦濤国家主席や温家宝首相らが朴首相に、6か国協議の早期再開を強く働きかけるとともに、米中間の調整結果についても伝達すると見られる。

早速、圧力が掛かった。ライス国務長官に6カ国協議再開の何かをもってこい。という意思表示ですね。
しかも、北朝鮮は協力的である。イメージも作れる。

大統領府「韓日関係の原則・基調明らかにする」

2005-03-15 | 外交・国際
大統領府「韓日関係の原則・基調明らかにする」

>政府は日本の独(トク)島領有権主張と歴史教科書歪曲問題など両国間の外交懸案と関連し、一両日中に韓日関係に対する政府の基本的な原則と基調を明らかにすると、15日、金鍾民(キム・ジョンミン)大統領府スポークスマンが明らかにした。

明日は島根県で竹島の日が制定されます。すごいタイミングですね。

>「強硬、穏健(対応)の問題ではなく、韓日関係と関連し総合的に(立場を)まとめた後、原則と基調を原則的に明らかにすることになるだろう」と説明した。

一般的な外交方針?今年の初めにもしているはず。
対日外交方針を、2ヶ月間ぐらいの間に2度も行うなんて、まさしく異常事態になっていますね。

>立場表明の主体に対し、「大統領府ではなく、政府が行うことになる」とし、このため、関係機関が話し合いを進めていると付け加えた。

??外交は完全に大統領の職務領域になると思うんだが、政府に委ねると言うことは、、。

>独島問題に対する政府レベルの立場表明や駐日大使の召還など具体的な対応措置に対しては、「そのような内容については話しにくい」とし、具体的な言及を避けた。

話しにくい。って、話したも同然ですね。

>大統領府の高位関係者は私見を前提に、「独島は主権の問題であるため、交渉の対象にならない」と言い切り、「現時点で独島の出入り許可の制限緩和を含めたあらゆる措置を検討することができる」と明らかにした。

この問題は既に、方針は決めているはず。

「領土問題と交流は別」 島根知事が韓国記者に(追記)

2005-03-15 | 外交・国際
「領土問題と交流は別」 島根知事が韓国記者に (共同通信)

>「領土問題と交流は別だという県民の考えを韓国で伝えてほしい。親善交流をやめるというのは早計ではないか」と述べ、韓国側に交流継続を求める考えを示した。

と、言ってもねぇ。相手が怒って、嫌だ。と言うんじゃ仕方ない。発信源は島根県なんだから。
知事も丸く治めたいだろうけど、出来ないでしょうね。

「竹島の日」条例案、島根知事が賛意表明 (読売新聞)

>澄田知事が同条例案に明確な賛意を表したのは初めて。
ということは、もう手詰まり。ですか。

>澄田知事は「領土問題は領土問題、交流は交流の姿勢で、提携破棄は避けてもらいたい」と主張。同道との関係が途絶えた場合、訪韓して県の姿勢を説明する考えのあることも明らかにした。

初の県レベルの謝罪外交?

―――――追記分―――――
澄田島根県知事「国の対応は不十分」

>知事は「就任以来、議会とともに、領土権の確立や近辺での漁船の安全操業の確保などを要望してきた。政府はもっと腹を割って韓国と話し合って欲しい」と述べ、「国際司法裁判所に日本が提訴して、韓国もこれを受けて欲しい」

難しい注文ですね。
小泉君も八方塞ですね。

産経抄の頓珍漢記事

2005-03-15 | Weblog
Sankei Web 産経朝刊 産経抄

▼扶桑社側が採択活動のため部外者に渡した、とこれまでも「つくる会」を批判してきた教授は主張する。そう言いつつ自身が、会見に出ていた内外の報道陣に白表紙本のコピーを配っていた。なぜか本紙以外の新聞は、この事実に触れていないが。

資料を配ることにニュース性など無いでしょう。それにニュース性を感じるのは産経だけですよ。

▼この教授はさらに、最新号の『週刊金曜日』に「独占入手!」と銘打って、教科書の内容を報告した。会見と同じ日には韓国メディアが一斉に教科書の内容を報じて、反日キャンペーンを開始している。この符合は何なのか。

ひょっとして、疑惑を言うだけ?産経新聞は新聞じゃなかったのか?取材して調べるつもりも無いんだ。だから、政府広報紙と揶揄されるんですよ。調べて報道しなさい。

▼扶桑社の教科書をめぐっては、平成十二年度にも同じような騒ぎがあった。白表紙本を入手した朝日新聞と毎日新聞が内容を報道すれば、「つくる会」に敵対する団体が公然とコピーを販売する。それらの動きに呼応するように、中国と韓国が、検定不合格を求めてきた。

ほんと、バカだね。朝日も毎日もよく批判されているでしょう。批判されて騒ぐのは産経だけ。
新聞社の看板を下げたほうが良いよ。その程度の覚悟無いのなら。

▼今回の流出について教授は、文部科学省に調査と扶桑社の教科書を検定からはずすよう、求めているという。ここまでくると気づくが、なんだか段取りがよすぎやしないか。そもそもこの人は故家永三郎氏に続き、「検定は憲法違反」と訴訟を起こした人物である。

これで、この記事の目的がはっきりしますね。
読者に代わって、産経新聞が考えてあげるのですね。
産経新聞の読者が自分で考えられないバカなのか、産経新聞が読者は、自分で考えられないバカだと考えているのか?ということですね。

▼高校の教科書検定で、記述の修正を迫られて執筆を断念、「表現の自由が侵された」というのだ。自分の教科書を合格させない検定は違憲だが、気に入らない教科書は合格させないよう圧力をかける。今回の流出事件と同様、奇妙ではあるが、意図がわかりやすい人であるようだ。

奇妙ではあるが、意図がわかりやすい人であるようだ。爆笑!
思わず、私が書いたのかな?と思ってしまった。
私がblogで使いそうな表現なのでね。
新聞でこの様な表現を使うようじゃ御仕舞いですね。こういうときは『ダブルスタンダード』と言う表現を使わないと、品性が問われますよ。落書きじゃないんだから。

産経新聞の記者は日本語が読めないのかな?

2005-03-15 | ニュース全般
白表紙本配布 教授らを批判 外務省首脳 (産経新聞)

>「教科書問題で日本の一部学者が、不可解な会見までしてあおり立てている。誰も中身を見ていないうちに批判が始まっているという、変な状況が生まれている」

白表紙本の配布を批判している内容に読める人が居るのかね?批判が始まっていることに対する批判にしか読めないんだが。

『白表紙本配布 教授らを批判 外務省首脳』ああ、白表紙本配布で区切って、教授云々なのね。

>検定結果発表まで公表が禁じられている白表紙本を、記者会見などで配布している高嶋伸欣琉球大教授らを批判した。

『検定結果発表まで公表が禁じられている白表紙本を、記者会見などで配布している』ここまでは高嶋伸欣琉球大教授に掛かっている部分になるのですね。

産経新聞の記者はよほど日本語を憎んでいるようですね。
それとも、満足な日本語を書く能力が無いのかな?
いや、読み間違いを誘導しているのでしょう。間違えている人も居るようですから。
>文部科学省が検定中の扶桑社の白表紙本(検定申請本)が流出していることについて
この文を最初に置くことによって、誘導しているのですね。

今日の教科書問題(韓国系情報より)

2005-03-15 | 外交・国際
首相「日本との共同行事は慎重に検討すべき

>イ・ヘチャン首相は14日、光復60周年の記念行事に関連し、「韓国と日本が共同で行う部分はより慎重に検討するのが望ましい」と述べた。
>首相室幹部会議で「現在、教科書と独島問題などによって韓日関係が緊張しているが、これに直接的に対応するより、光復60周年の意味に重きを置く事業を準備してほしい」と述べたと、李康珍(イ・ガンジン)広報首席が明らかにした。

友情年の行事より光復節を重視する政策に転換した。ということだ。
韓国では国内行政は首相に権限が在るから、大統領から指示が無い限りそうなるだろう。

東亜日報では
【コラム】 韓日「植民地近代化論」の差

>日清戦争と日露戦争に関する説明を付けた。 清国とロシアのために戦争が起きたという内容を浮き彫りにしながら、日本の韓半島侵略が防衛レベルで避けられなかったことを強調するための叙述方法だ。

いつものパターンの歪曲ですね。
ただ、>開港後に「朝鮮の近代化を支援するために軍隊の制度改革を援助した」(164ページ)の前後に乗せていると言うことは、検定での訂正命令で訂正した際に、残せるようにしたのでしょう。

>朝鮮総督府が「鉄道・かんがい施設を整備するなど開発を進め、土地調査を開始しながら近代化に努めた」(170~171ページ)

朝鮮が植民地に成る前、タイの2倍の鉄道延長距離があったのだが、日本が朝鮮の近代化に無関心だから、逆転して、追い抜かれているのだが。(日中戦争で軍需物資輸送用の鉄道が必要になってから、再逆転できたが)

>これは植民地近代化論というよりも「植民地美化論」といえる。

このほうが国民の賛同を得やすいからね。

>2つの主張にはもう一つの共通点がある。 「植民地美化論」は、「平和憲法」を中心に発展してきた戦後民主主義を徹底的に否定している。

本当の目的はこれですからね。扶桑社・つくる会の後援組織の目的ですから。だから、連中は『反日団体』なのですよ。