これまで探索されたことすらない未開発で未使用の能力という莫大な富が我々自身の中にある
これこそは、まさしく驚くべき資源である
人間は潜在意識にある事柄をインプットするとあとはもう自動的にその目標に向かって進んでいくものなのです
一度目標を決めたからといって、あとは放っておいても目標に到達できると思うのは大間違いです。潜在意識はそれほど親切な機械ではないのです。ただ反対にいつもその目的に到達することを願っていれば確実に到達できます
マーフィーの黄金律
校長が3人の教師を集め、「君たち3人は本校で最高の教師であり、専門知識もある。君たちにIQの高い生徒90人をあずけようと思っている。来年1年間、生徒のペースに合わせて授業を進め、どれくらいの成果をあげられるかやってみてほしい」と言った。
3人の教師と90人の生徒とその親は、それはすばらしいことだと思った。そしてその年は、いつもよりも学校が楽しくなった。1年が過ぎると生徒たちはサンフランシスコ湾近郊の全ての学校の平均よりも20~30%も高い成績を上げた。
1年の終わりに校長は3人の教師を呼んで、こう言った。
「実は打ち明けなければならないことがある。君たちが担当した90人の生徒は、決して知能の高い生徒というわけではない。彼らはごく平均的な生徒だ。90人を適当に選んで、君たちにまかせたのだ」
教師たちが出した結論は、彼らの教師としての優れた資質が生徒たちの能力を引き出したというものだった。
「実は、もう一つ、打ち明けなければならないことがある」と校長は言った。
「君たちは最高の教師というわけではない。くじ引きで最初に選ばれた3人というだけだ」
ということは、なぜこの教師と生徒たちは、これほど目覚ましい成績を上げることができたのだろうか。
その答えは、彼らは前向きの期待感を持っていたからであるという。
彼らは、自分たちはそれができると確信していたからこそ、良い成績を上げることができたのだ
「人生における最優先事項は、成し遂げたい目標を持って事にあたることだ」
「心理学の法則から言っても、成し遂げたいと願うことがあるなら。それを主観的および潜在意識に刻み込まれなくてはならない」
「願望を既に手に入れた時の状態をありありと思い描くことによって、潜在意識は成功への信念をますます強くする」
そのためには、毎朝毎晩、目標を書き、見直すことであなたの潜在意識の中に目標は深く刻み込まれます
目標を見直したらそれが現実になったところを想像してください
それを叶えた自分が喜びに包まれているところを思い描くのです
目標を紙に書き出し始めた頃はそれらがどのように達成されるのか見当もつかないでしょう
どのように達成されるかは問題ではありません
重要なのは、ただそれらを毎日紙に書きながら潜在意識に深く刻み込んで行くことです
そのうちどこかの時点で、あなたはそれらがいつか必ず叶うと確信できるようになっていくはずです
「ここであなたに知っておいていただきたいのは、自分の欲しいものを本当に手に入れることができるのだと自分自身で確信するようにならない限り、莫大な富を手に入れることは到底できないという事実である」
目標がこの上なく明確であればそれがどこにあるのか、どうやったらたどり着けるのかはわからなくてもいいのです
自分が何を望んでいるかをはっきりさせるだけで、あなたは確実にそこに向かって進み始め目標の方も確実にあなたに向かって行きます
そして然るべき時然るべき場所においてあなたと目標は出会うのです
心の奥底に組み込まれたこのメカニズムにより、あなたはほとんどの場合において目標を達成できます