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本はスベテをカタル

何気なく手にとった本を読んで、人生についてほんの少しだけ考えてみる。

重松清/かっぽん屋

2005-11-20 23:25:04 | 重松清

重松清/かっぽん屋 (角川文庫)
おすすめ度:★★★☆☆

15歳。頭のなかにあることといったらただ一つ、かっぽん―。
憧れと妄想に身を持て余す思春期の少年たちの、ひたすらな性への関心を
ユーモラスに描いて、もどかしい青春の痛みを鮮やかに蘇らせた表題作のほか、
デビュー間もない時期に書き下ろされた奇想天外な物語など、全8編を収録。
これ1冊で作家・重松清のバラエティと軌跡が存分に味わえる著者初、
待望の文庫オリジナル短編集。巻末には貴重なロングインタビュー2本も併録。

重松清は、短編集がけっこう多く発表してるけど、
あるひとつのテーマ(家族とかイジメとか)についての作品集が多いんだけど、
この作品は、テーマもバラバラで、重松清の短編集っていうのかな。
発表時期も、一番古いのが1991年で、一番新しいのが2000年と、
バラバラなんですね。

重松清ならではの、思春期の少年のお話しもあれば、
ミステリーもあれば、ホラーもあればと
かなりバラエティーに富んでて、面白いし、新鮮ですね。

この作品集は8つのお話しがあるんだけど、
その中で、個人的に面白かったのは「失われた文字を求めて」かな。
ミステリーのようなホラーのような、
重松清っぽくないのも新鮮だったし、話しの発想とかも俺好みでした。

みなさんは、どのお話しが好きですか??

あと、巻末のロングインタビューもなかなか興味深いですよ。


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