重松清/熱球 (新潮社)
おすすめ度:★★★☆☆

20年前、町中が甲子園の夢に燃えていた。夢が壊れたとき捨てたはずの故郷に戻った悲運のエースは38歳、目下失業中。父と、小学5年の娘と3人の同居生活がはじまった。留学中の妻はメール家族。とまどう日々で見つけたあふれる思いとは。
あっさりしてるなあ、ってのが感想。
良く言えば、読みやすいけど、
悪く言えば、物足りない。かなあ。
でも、良い話しです。泣けます。
毎年1回戦で負けるような弱小野球部を、ずーっと、何十年も
ネット裏で応援し続けてくれたザワ爺。
試合が終わると、勝っても負けても(負けの方があっとうてきに多い)
「ようやった。ようがんばった。」
と言って泣いてくれたザワ爺。
高校野球は、甲子園で優勝する高校以外は、必ず負ける。
負けるのが高校野球、スポーツなんだよな。
もしかしたら、人生も同じなのかもしれないね。
勝つことの大切さと負けることの大切さ。
きっと、ザワ爺が教えてくれますよ!