伊坂幸太郎/陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)
おすすめ度:★★★★☆

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。
この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった・・・はずが、思わぬ誤算が。
せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の
現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!
奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。
映画化で話題のハイテンポな都会はサスペンス!
さてさて、今話題の伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」
大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市、出演で、
5月ロードショー!!その原作です。
登場人物がそれぞれ個性的で面白いし、
何より話しのテンポが良くって爽快です。
映像化しても面白くなるだろうなって気がするので、
映画もけっこう楽しみですね。
ただ、ちょっと注意して読めば、最後のネタが簡単に解けてしまうので。。。
少し物足りなさ感はあるかな。
話しの内容とは別に、ところどころにキーワードとなる言葉の
意味を載せてあるんだけど、それもまたイイ味出してます。
なので、ちょっと紹介。
うち-あわせ【打ち合わせ】①ぴったり合わせること。②前もって相談すること。
③打楽器を合奏すること。④会社員の労働時間の大部分を占める作業。
参加者の数に比例して時間が長くなる。声が大きい人が主導権を握る。
有意義なものは稀れ、最終的には開始前の状態に戻ることも多い。
はんせい【反省】①自分の行いをかえりみつこと。自分の過去の行為について
考察し、一定の評価を加えること。②自分が今後も同じ過ちを繰り返すことを
再確認する行為。
かいわ【会話】二人あるいは少人数で、向かい合って話し合うこと。
また、その話し。成立することは困難。どちらかが満足を得ると、
どちらかは忍耐を強いられることが多い。