貴志 祐介/硝子のハンマー (角川書店)
おすすめ度:★★★★☆

日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて・・・・・・。弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。
貴志祐介さんの待望の文庫化。
前に読んだのは「青の炎」だったかな。あれは傑作だったな。
「黒い家」とかホラー物も良いけど、ミステリーもやっぱり良いね!
さてさて、本作は、本格ミステリーです。
しかもミステリーの定番中の定番、密室モノです。
この物語は探偵側と犯人側の二部構成で話しが進みます。
なかなかイイ構成で面白いなあって思いました。
探偵はちょっと変わった個性的は合鍵屋(?)です。
最近、こういう個性的なキャラって多いよね。
インザプール・空中ブランコの伊良部先生だったり、
今話題、チームバチスタの白鳥だったりね。
この探偵と弁護士さんのコンビはシリーズ化しても面白いかも。