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本はスベテをカタル

何気なく手にとった本を読んで、人生についてほんの少しだけ考えてみる。

藤原伊織/シリウスの道

2007-05-30 23:14:54 | 藤原伊織

藤原伊織/シリウスの道 (文藝春秋)
おすすめ度:★★★★★

大手広告代理店・東邦広告に勤める辰村祐介には、明子、勝哉という2人の幼馴染がいた。この3人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。その過去が25年の月日を経た今、何者かによって察知された…。緊迫した18億円の広告コンペの内幕を主軸に展開するビジネス・ハードボイルドの決定版ここに登場。

おおお~めちゃめちゃオモシロイ!!

広告代理店、有名どころで浮かぶのは「電通」なんだけど、
いったいどんな仕事してるんだろう!?って、
はっきり言ってよくわからん。(俺だけじゃないハズ!)

けっこう専門用語とか飛び交って、
始めのうちは、ちょっとしんどい感じだたったけど、
読むにつれて、違和感がなくなってくるから不思議。
そういうものを越えて、物語に没頭できたからなのかね。。。
いや~すごい!!

この物語は、副部長の辰村が主人公なんだけど、
部下の戸塚くんがいい感じ。めちゃめちゃカッコイイ!!

ただ、そんなカッコイイ奴(サラリーマンに)いね~よ!!
って最後に突っ込んでみた。

ビジネス・ハードボイルドの決定版ここに登場。
まさにそのとおり!!

藤原伊織/テロリストのパラソル

2006-02-23 00:17:43 | 藤原伊織

藤原伊織/テロリストのパラソル (講談社文庫)
おすすめ度:★★★★★

アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、
新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。
ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。
知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。
史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。


圧巻です。さすがは史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作!!
ストーリーの面白さも文句ないし、なんと言っても、文章が上手い。
文章が上手いっていうのは、こういうのを言うんだなあ~
っていうのが良く分かる作品ですね。

それなりの長編なのに、まったくと言っていいほど、中だるみがありません。
なので、一気に読み進めてしまうんだけど、
早く読み終わってしまうのはもったいない、みたいな。。。

これぞミステリー!!
もはや伝説となりつつある乱歩賞&直木賞受賞作、
まだ読んでない人は読むしかないよ!!