恩田陸/夏の名残りの薔薇 (文藝春秋)
おすすめ度:★★★☆☆

沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。これは真実なのか、それとも幻か?
この作品は賛否両論!?
友人は、意味不明でぜんぜん面白くない、って言ってたけど、
俺てきには、けっこう楽しく読めたな。
確かに意味不明だったけどね。
ただね、
「えっ?えっ?」と疑問に持ちながらも、
最後にこのナゾがどう解けるんだろう?って楽しみにしてたんだけど、
なんかビミョーな終わり方だったなあ。
ビミョーっていうか、「えっなんで??」ってかんじ。
ちょっと腑に落ちないところはあるけど、
ある意味、恩田陸ワールド全開で、良かったですよ。