宮部みゆき/ブレイブ・ストーリー (角川文庫)
おすすめ度:★★★★☆



僕は運命を変えてみせる。勇気と感動の冒険ファンタジー、ついに文庫化
東京下町の団地に住む小学5年の亘は、テレビゲームが好きな普通の男の子。そのワタルの身に降りかかった思いがけない家族の不和。この運命を変えることはできるのか? 和冒険ファンタジーの金字塔、ついに文庫化!
主人公のワタルは別世界に冒険に出る。
宝玉を5つ集めると女神様がひとつだけ願いを叶えてくれるという。
ワタルは運命を変えることができるのか。家族を取り戻せるのか。
宮部みゆきというばミステリーというイメージだけど、
さすがは宮部みゆきですね。
冒険小説を書いても面白いものは面白いですね。
上中下とかなりのボリュームで、
実際にワタルが冒険に出るのは上の最後くらいなんですね。
でも、「前置き長すぎ~!」とは思わないところが不思議です。
家族の大切さや、友達の大切さや、ワタルの成長する姿や、
ただ単に面白いだけじゃなくて、かなり感動しました。
さてさて、本日(7/8)からついに映画が公開になりました。
それで、早速、見に行ってきましたよ。
ただ。。。このスケールを2時間で収めるのは、少し無理があったようです。
なんか、展開がめちゃめちゃ速くて、
「え?あのシーンないの?」とか「もう、そこに行っちゃうの?」とか
まるで、総集編を見てるようでした。
まあ、仕方ないのかな??
なので、映画を見て、まだ小説を読んでない人がいたら、
是非、読んで欲しいですね。
「なるほど!そこは、そんな関係があったのか!」
とか、いろいろな発見があると思いますよ。