はせ辰のスキー三昧

2016-2017シーズン長野県北信濃へ移住、スキー三昧を計画した還暦オヤジの記録・・・

消滅する技・・

2017年02月02日 | 日記
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 昨夜に雨が雪に変わり、一晩降り続いた朝は車の屋根に15㎝積もっていた。長坂ゴンドラでやまびこ駅へ、スカイラインコースの一気降りを選択した。
 前日の気温高で締まった雪面に20㎝の新雪が乗り適度な抵抗が生じて浅いターン弧でもスピードは出ない。ブーツ上まで雪に埋まる程度のパウダー滑走はバランスを崩すこともなく快適だ。ジャンピングコースに入り急斜面のパウダーにトライ、一度スキートップが刺さり転倒したがスキーは外れず助かった。深雪滑降の際、特に単独だと転倒時のスキー外れがヤバイ。転倒の状態、雪質により外れたスキーのある場所は一定ではない。例えば非常に軽い深雪では、外れた地点から谷へ向かって十数メートルも雪の中を走ってしまい見つけ出すのが困難になる。
 新潟県人のパウダー達人FJ氏はこの外れスキーを見つけ出す天才だ。転倒した場所、転倒の原因、雪質などを総合的に判断しその在処を探り出してくれる。これを教えていただいたお陰で、今では容易に探り出すことが出来るようになった。これもスキー技能の一つだろう。
技能といえば「キックターン」、最近使う人を見かけない。要因として考えられるのはスキーが短くなった事、ゲレンデが整備されその場でターン出来る・・かな。スクールでもキックターンにとどまらず、階段登行、開脚登行、スケーティング滑走など教えていないだろう。最近はスキー場のコース設計の段階で登行や平地滑走させないよう考慮されているので必要が無くなったのだろう。新技術開発推進による既存技術の陳腐化、消滅・・・40数年間、職場や地域社会で多くの技能、技術の廃絶を見てきた。