はせ辰のスキー三昧

2016-2017シーズン長野県北信濃へ移住、スキー三昧を計画した還暦オヤジの記録・・・

のどくろ

2017年02月10日 | 日記
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 新潟県の舞子スキーリゾートへ京都から来た仲間と出掛けた。舞子は中緩斜面が続くスキー場で力を入れず快適に滑れるのだが連日の降雪で柔らかいが雪が重い。スキーが長い分テールスライドのコントロールに力が要る。ウェイトを乗せるだけでは足りないので脚力でスキーを押し付けて滑ってみる、腿の後ろ側に張りを感じる。
 湯沢町の温泉でサッパリし、夕食はここ数年通っている日本料理店「123」、岩ガキ、造り盛り、鮟肝、舞茸、しめ鯖、アナゴ天、そして「のどくろ」。酒は〆張鶴、久保田千寿、藤助、高千代、長者盛、八海山をいただいた。締めに「ざる饂飩」。何か一年分の贅を尽くしたような時間が過ぎた。


消滅する技・・

2017年02月02日 | 日記
2/2
 昨夜に雨が雪に変わり、一晩降り続いた朝は車の屋根に15㎝積もっていた。長坂ゴンドラでやまびこ駅へ、スカイラインコースの一気降りを選択した。
 前日の気温高で締まった雪面に20㎝の新雪が乗り適度な抵抗が生じて浅いターン弧でもスピードは出ない。ブーツ上まで雪に埋まる程度のパウダー滑走はバランスを崩すこともなく快適だ。ジャンピングコースに入り急斜面のパウダーにトライ、一度スキートップが刺さり転倒したがスキーは外れず助かった。深雪滑降の際、特に単独だと転倒時のスキー外れがヤバイ。転倒の状態、雪質により外れたスキーのある場所は一定ではない。例えば非常に軽い深雪では、外れた地点から谷へ向かって十数メートルも雪の中を走ってしまい見つけ出すのが困難になる。
 新潟県人のパウダー達人FJ氏はこの外れスキーを見つけ出す天才だ。転倒した場所、転倒の原因、雪質などを総合的に判断しその在処を探り出してくれる。これを教えていただいたお陰で、今では容易に探り出すことが出来るようになった。これもスキー技能の一つだろう。
技能といえば「キックターン」、最近使う人を見かけない。要因として考えられるのはスキーが短くなった事、ゲレンデが整備されその場でターン出来る・・かな。スクールでもキックターンにとどまらず、階段登行、開脚登行、スケーティング滑走など教えていないだろう。最近はスキー場のコース設計の段階で登行や平地滑走させないよう考慮されているので必要が無くなったのだろう。新技術開発推進による既存技術の陳腐化、消滅・・・40数年間、職場や地域社会で多くの技能、技術の廃絶を見てきた。

北光政宗

2017年02月01日 | 日記

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相変わらずの濃い朝霧の中、凍結した路面に注意を払いながら戸狩温泉スキー場オリオンゲレンデ日帰り駐車場に向かう。
JR飯山線戸狩野沢温泉駅近くから北へ進む途中に創業明治2年「北光政宗」角口酒造本店がある。野沢で観光協会やスキー場のイベントの際は必ずと言って「水尾」なのだが民宿や飲み屋で供されるのは「北光政宗」だ。商業的にはスポンサー契約とかでその銘柄を使うだろうが、民生的に日常使うものはそこに根付いた理由があるはずだ。流通だろう、この雪深い北信の温泉地へ安定的に供給するには千曲川を挟んで対面する戸狩の酒造蔵が最適であり明治2年の創業以来野沢温泉や栄村が消費地となり営まれて来たのだろう。
駐車場まで上がると霧を抜け快晴のスキー場が現れた。空気はキーンと冷えているので圧雪しストラクチャーの入ったバーンはスケートリンクの様だ。中斜面が続くコースをレールターンで滑る。スピードに乗った大回りは気持ちは良いのだが操作感が乏しくスキーに乗せられてる感があるので好まない。滑走面を雪面に押し付けてゴリゴリ、ズリズリとターン弧を描くことでスキーを操っている感が得られ満足度が増す。
京都から来た友人たちと戸狩スキー場を巡り、午後になり雨混じりの雪が落ちてきた頃に別れ帰路についた。