はせ辰のスキー三昧

2016-2017シーズン長野県北信濃へ移住、スキー三昧を計画した還暦オヤジの記録・・・

開高健がいいな・・

2017年02月16日 | 日記

2/16
 志賀の山稜を越えた朝日が朝霧のフィルターを透かし乳白の飯山盆地に快晴を約束する光を差していた。
 朝の空気は刃が放つ冷たさにも似て、現世に満ち満ちた粘性の不純物を凍り付かせ封じ込めている。
 
若き日に愛読した開高健の文体を真似てみた。お恥ずかしいかぎりです。

 長坂の北斜面にある野沢シャンツェに整備が入っていた。天候が安定する2月下旬からジャンプ競技の開催が続くためだ。ジャンプ台の大敵は雪だという。矛盾のようだが選手が滑り降り飛び出すアプローチ、着地するランディングバーンはその形状を保つ必要がある。多量の降雪で斜度が変わってしまうため形状ギリギリまで除雪し踏み固めるのだ。競技日前夜に大雪が降るとスタート直前まで除雪整備が続くことも珍しくない。
 今は圧雪車を使いランディングバーンを整備できるが、選手や競技役員が昇降する階段部分は人がスコップを武器に格闘する。スキー競技はノルディック・アルペンを問わづ環境整備に費やす労力は半端ではない。選手は子供のころからそれを教えられ感謝の気持ちを持ちスタートポジションに立つ。



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