IBMのThink Centerと言う古いXPのパソコンをメインで使用していたが、最近DellのWindows7が入ったノートPCを入手したので、マイクロソフトのXPサポートが来年3月末で終了ため、2020年までサポートのあるWindow7に切り替えた。 簡単に切り替えできると思っていたが、いくつか問題発生、メモとして残しておきます。
- DellのPCにはRS-232Cポートがない。IBMには2ポートあり、さらに2ポート増設してあったので、リグのデータ取り込みやMMVARIなどを使用するには十分だった。 そのため、USB-RS232C変換アダプタを秋月電子で3つ購入せざるを得なかった。 → ハムログやMMVARIなどではポート番号をあわせるないと動かないので、設定のし直しに時間をとられた。 ポート番号はコントロールパネル/システム/デバイスマネージャ/ポートの詳細設定で変更可能なのでケーブルを適当につけても順番にポート番号を変えていけば動作させることは可能。
- ラップトップPCを机に置くとどうしてもリグが見えなくなる部分が生じるので、考えた結果、ノートPCを机の下に適当な台を作って設置し、表示はもともとIBMで使っていた2つのLCDを利用することにした。 ラップトップでは一台の外部LCD接続ができるようになっていたので、USB-RGBアダプタを別に一つ用意し、2台のLCDを接続、ラップトップのLCDは使用しない(机の下なので見えない)。
- キーボードやマウスはワイアレスでPCと接続することによりオペレーションデスク上は従来とまったく同じ様にした。
- ソフトやデータの移行、もともと外部HDDにハムログやメールソフトのデータはバックアップしてあったのでラップトップにソフトを入れ、データをリストアした。 IEのお気に入りもUSBメモリにコピーし移植。バックアップ用HDDは10年以上前に購入した20GBだったので、8GBのUSBメモリに変更(ハムログデータやメールのバックアップには十分)。
と書けば簡単に変更できたように見えますが、一番時間がかかったのはリグデータのハムログへの取り込みでした。 元の状態は、PCには2台のリグデータを取り込むようにしていた。 そのためハムログのLOG-AとLOG-Bを使用し、環境設定でケンウッドとアイコムのデータが取り込めるよう設定し、LOGの方でリグ接続を確定していた。 PCが変わったことにより変更する点はCOM番号だけなので番号を確認しハムログを再起動、しかしケンウッドはすぐOKになったが、アイコムはNG。 アイコムのCI-VインターフェースをRS-232Cに変換するのは自作のAM2302を使ったコンバータですが、これが何らかの原因でNGになったと思い、チェック、結果は問題なし。IBMの時はCI-V接続2で行っていたのを、CI-V接続1に変更しOKとなった。原因は不明。
共有設定: IBMパソコンとラップトップPC(Lets Note)はともにXPなのでハムログデータの共有は簡単にできたが、Windows7とXPは簡単には行かなかった。 構成はブロードバンドルータ配下に2台のPCをぶら下げ単純なLAN接続しているだけなので、PCの共有設定ができれば一つのハムログデータを2台のPCで共有できる。 Windows7の共有設定はマイクロソフトのHPに詳しく出ているので、その通りに設定、その結果、共有フォルダとしてパブリックのドキュメントができるので(実はここがわからなかった)、そこにハムログフォルダにあるHamlog.mstファイルを移す。その後ハムログを立ち上げるとNo.5ファイルがオープンできないと出るので、指示に従いHamlog.mstファイルのあるパブリックフォルダを選び、ハムログを起動。 その後、XPのハムログもWidows7 PCの共有フォルダを指定することにより、XP側でも同じハムログデータを使用できる。 と、結構時間を要しましたが、何とかできました(本当は2台のPCでハムログをやる必要はないんですが)。