JA1KIH's Radio Memo

DXとの交流や設備メンテなどをアップしています。

自作真空管送信機健在

2018年10月31日 | DXとのおしゃべり
14メガで久しぶりに北米とトンツーでQSOし73を送った後弱い局からコールがありQSYして次のQSO開始, W2ZA Skip。 信号はS5位でQSBがありコピーしにくいのと時々周波数が少し飛ぶ(QRHではなく瞬間20-30Hzほど変化する)ので昔のアナログVFO式リグかなと思いながら73を送ろうとしたら又周波数が飛ぶので73を送った後リグは何?と聞いてから又数分間のやり取りとなりました。 自作の終段6146 2本の75ワットとのだったので、周波数が飛ぶ(QRHと表現しましたが)と話したらVFOはテンテック(らしい正確に理解出来なかった)、恐らくアナログVFOだと思います。 この構成は1960年代の標準だと思いますが、SDR無線機の現代では貴重な存在でしょう。QRZ.comを見ると写真も出ていないのでヒースキットなのか完全自作か確認出来ませんでした。 しかし3エレ15mHからの信号はしっかり日本に届いて且つ自作無線機紹介し、日本とQSO出来て美味しい晩御飯になったのではないかと思います。80歳とのことなのでどんな生活をしているのか仕事は何をしていたのか等次回つながれば聞いてみましょう。 因みにこちらはTS-590S 100ワットに2エレクワッドでした。

正文(英語)と日本語訳比較をしてみた

2018年10月15日 | 社会・経済
先日久しぶりに18メガで北米とCWチャットができましたが、コンデションは今一なので以前から気になっていた、9月26日の首脳会談後TAGと言う言葉(略号)、その後ニュースでもTAGが市民権を得たようなことになっているので少し調べてみました。 

正文(英語)からするとTAGと言う言葉を導き出すのは少々苦しいのではないかと思います。 では、順にみてみましょう。英語と日本語で作成されているとクリアになるはずですが、なぜか英語が正文となっています(日本語訳も正文にすると以下のストーリーがなりたたない?)。
 
在日米国大使館のHPに掲載されている日米共同声明(Agreementについての記載部分)には次の様に記載されています。英文が正文で、日本語訳も記載されています。 7項目中TAGに関係するのは3項なのでその部分だけを見てみましょう。

正文
The United States and Japan will enter into negotiations, following the completion of necessary domestic procedures, for a United States–Japan Trade Agreement on goods, as well as on other key areas including services, that can produce early achievements.

日本語訳(米国大使館)
米国と日本は、必要な国内手続が完了した後、早期に成果が生じる可能性のある物品、またサービスを含むその他重要分野における日米貿易協定の交渉を開始する。

ここで日本政府訳を探してみると;
日米両国は、所用の国内調整を経た後に、日米物品貿易協定(TAG)について、また、他の重要な分野(サービスを含む)で早期に結果を生じ得るものについても、交渉を開始する。

米国大使館の日本語訳には何処にもTAGは出てきませんね。 

ここで正文(英語)をグーグル翻訳にかけてみましょう。 すると次のように出てきます。

米国と日本は、必要な国内手続の完了後、早期達成を生み出すことができるサービスを含むその他の主要分野と同様に、商品に関する日米貿易協定の交渉に入る。


時々グーグル翻訳をつかいますが、正文の英語だけあってスムーズに翻訳してくれます。 米国大使館訳とほぼ同じですね。
 
政府訳は ,for a United States-Japan Trade Agreement on goods, を日米物品貿易協定についてとし、その後の ,as well as on other key areas including services,を追加的に取り扱っています。 

正文からするとgoods と other key areas including services は同格に見えますが、政府訳はまずgoodsをやってからその後に交渉するように見えます。 

この理解は10月14日朝9時から放送されたNHKの日曜討論で 茂木大臣が説明していた内容と同じと感じました。

やはりこの違いには何か一般人が知る由も無い背景があるのでしょう。NHKラジオで放送している ”世界へ発信!ニュースで英語術” の題材としていいかもしれません。