ファイルシステムに関する記述として、誤っているものを1つ選びなさい。
a. ファイル1つあたりの最大サイズはファイルシステムごとに異なる。
b. FATを使用しているUSBフラッシュメモリは、WindowsでもMac OSでも読み書きできる。
c. NTFSには、アカウントごとのアクセス権設定機能がある。
d. FATはジャーナリング機能を持つファイルシステムである。
「ファイルシステム?」
「windowsなどで記憶する装置(HDD)というものが中に入っているのは知っているよね?」
「うん。それくらいはわかるよ。」
「じゃあ例えばPCのファイルの中に何か保存したことはあるかな?」
「あるよ!マイピクチャーのところにコムたろうフォルダを作成してその中に写真を保存したことある。」
「おお!それじゃ話しが早い。そのコムたろうくんが保存した行為が正にファイルシステムを利用しているんだよ。」
「え!?そうなの?」
「ファイルシステムというのは、PCのデータを記録する方法とかファイルやフォルダ(ディレクトリ)の作成・移動・削除などを行う際の管理方法みたいなものなんだ。」
「さらにこのファイルシステムにはFAT、NTFS、HFSという種類があってそれぞれ扱えるファイルの最大サイズも異なるんだよ。」
「なるほど!それじゃ選択肢aは合っているんだね。FATとかNTFSとかってどう違うの?」
「簡単に説明するとFATはWindowsとMAC両方利用できて、NTFSはwindows NT以降用、HFSはMAC専用のファイルシステムなんだ!」
「そうなんだ!?FATはWindowsとMAC両方利用できるのならbも合ってるね。そうなると残る選択肢はcとdか。」
「NTFSは、複数ユーザがアクセスするサーバでの運用を念頭において設計されているためアカウントごとのアクセス権設定機能があるんだよ。」
「またセキュリティ管理に優れること、ジャーナリングファイルシステムという障害が発生した場合のデータ復旧機能を備えていることなどの特徴もあるんだ!」
「じゃあFATにはジャーナリング機能はないのかな??」
「そうだね!残る選択肢はそれしかないよね!?」
「よくわかりましたー。ありがとうドット先生!」
【 第21回 第2部 第3問 解答&解説 】
[解答]d
[解説]
a. 正しい。ファイル1つあたりの最大サイズはファイルシステムごとに異なる。
b. 正しい。FATを使用しているUSBフラッシュメモリは、WindowsてもMac OSでも読み書きできる。
c. 正しい。NTFSには、アカウントごとのアクセス権設定機能がある。
d. 誤り。ジャーナリング機能はNTFSに搭載した機能であり、FATには搭載されていない。
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