面白くはなかった。
研究発表だやね、この本は。
えぇー、普通に直感的なイメージで読んでたよ。そんないちいち、奥を読みます?
とは、思いますけど
まぁ、でも
なるほど
宮沢賢治の物語にはそんな背景があったかもしれないのか、
と、いう知識が、あればあったで、また読んだ時に面白いかもしれないね。
さて、おもしろかったのは、
画家のゴッホの影響を賢治が受けているだろうという推測で、
なんといっても、ゴッホが弟子に宛てたというかの手紙↓
『地図のうえで幾多の町や村々を指し示す黒い点々は僕を夢想に誘うけれど、それと同じように単純に、星空を見ると、僕はいつも夢想に誘われる。フランスの地図のうえの点々は実際に訪れることができるのに、どうして天蓋に輝く点々は手にとどかないということがありえようかーそう僕は自問する。
タラスコンやルーアンに行くのに列車に乗るなら、ひとつの星に行くには死)に乗ればよい。
こんな思案のうちで確かに間違っていないのは、生きているうちは星にはいけないけれど、それに劣らず、死んでしまえば列車に乗れない、ということだ。
要するに、汽船や乗合馬車や鉄道が、地上の機関車であるように、これら砂状結石、肺病や癌が天空の機関車であるというのも、不可能ではないだろう。』
なるほど、これはたしかに、影響を受けているに違いない。ってか、銀河鉄道そのものじゃない?
さして、最後、おもしろいねぇ。
『これら砂状結石、肺病や癌が天空の機関車であるというのも、不可能ではないだろう。』なるほどー、病気になった時、これは銀河鉄道にのるための切符だ、って思うのもおもしろいねぇ。いいかもねぇ。ゴッホの、はなしだけども。
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