これは、歴史のターニングポイントになるかも知れない出来事なのではないでしょうかね?ならないかもしれないけどね。でも、なるかも知れないから、書き留めておかなくては、と、思ったよ。
香港が中国に返還されて、20何年かだそうだ。50年余りイギリスの統治下にあった香港は、返還されるにあたり、「一国二制度」を選択し(誰が選択したんだろうね?」中国でありながらも、イギリス風の生き方をしてきたわけだ。
イギリスの統治下にあって生活してきて、元々は中国の人とはいっても、イギリスの国風の方が、住みやすかったんだろうね〜。…言論の自由かな…
ところが、それが、中国には面白くない。
「もう香港政府には任せられない。中国の法で押さえつける」というのが、この法律の真実です。
だかなんだか、夕方のニュースで言っていて、まさか中国がそういったわけではないでしょうし、一体誰が言ったんだ。憶測を断言する形でいうのはよろしくないんじゃないかなー、と、強く思ったのだが、
それはさておき、その法というのが「国家安全維持法」というらしい。
政府の転覆を狙う活動やテロの画策とか、そんなんが取り締まられるのだが、
これは、過去の日本の治安維持法だな。
一国二制度だったはずが、その安全維持法には「香港の法律に優先する」という条文があるらしい。
法の内容は、政府がいかようにも解釈できる。
で、言論の自由が支配される。
この法の可決前に、香港ではだいぶ大きな運動がありましたが、そんなのは関係なく可決されちゃって。
香港の運動家は、運動から離れる事を表明したり(「命さえあれば、希望はつながる」と言っていた。亡命するのかな?)、さっそく逮捕されたりしている。
この状況は、注視していかなくてはならない。
中国は、経済大国になって、IT化では日本を追い越していったけれども、こんな一面を持っている。こんな一面を、隠してきたと思っていたけれども、もはや、隠していない。おおっぴらに、こんな、言論統制をするなんて。
国際社会が許さない。
とは、言えない。のかな。
許さない。は、言えるのか。
他の国の事は、難しい。
私にとって、日本からみて、中国のやっている事はおかしいんだけど(日本の政府もだいぶおかしいですけどね。強行採決とかね)
「私はおかしいと思います」って事を表明するしかできない。
そう。「許さない」は、言い過ぎかも知れない。でもいうだけだったらいいのかな。
例えば、中国に制裁(暴力だけでなく、経済的なものもね)を与えれば、それは内政干渉だもんね。内政干渉の何が良くないって、どの価値観が正解か、いえいえ、正解なんてないのに、自分の価値観が正解だと決めつけて、他国の政治を変えようってんだから、問題だ。それは、他国の支配につながりかねない。
中国の事は、中国の人達で解決していくしかない。のね。
今の中国のしていることは、間違ってるって、そう思うんだけど。
香港の、自由を求める人たちの援助をしたいと、そう思うんだけれども、見守るしかないのね。
他の国の事って、難しい。
ところで、この「国家安全維持法」、外国人にも適用されるらしい。中国にいる外国人なのか、外国にいる外国人もなのか。
そこは、国際社会が中国に付け入るスキなんじゃないかと、ちょっと思っている。
とにかく、これは、注目していかなくてはなりませんぞ。
と、思うのです。