ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

元日に高熱とは・・

2019-01-07 | 健康

熱を出したのは私ではありません。母親です。
大晦日からその兆候があり、面会に行くと(母は今「老健」にいます)、いつも見る車椅子の姿ではなくベッドに寝かされていました。


高松の薬局前にあったガーデンシクラメン。 母の発熱とは関係ない場所です。


38度近くあると言われ、ふう、、年の最後に... とその日は不安な気持ちで施設を後にしました。
翌元日の午前、気になって電話で聞いたところ「39度7分ある」と言われました(!)

今77歳の母が、40度近い熱 ? !・・元日から強烈なショックを受けました。



これは綾川町 滝の宮天満宮で撮ったマサキの実 、、今日まだ ちらほら初詣の人々が訪れていました。マサキの実はほとんど鳥に食べられて、残っているのは殼ばかりです。


年明け早々、母は死ぬのか?
考えが悪い方にばかり行き、私は何をする気力も無くなってしまいました。
施設の医師も隣接する医院も正月で休んでいるし。
たぶん電話で医師と連絡を取ったのでしょう、解熱剤の内服、抗生剤と水分の点滴を行なっているという話でした。



花が見えないので風景写真の練習です。 森の風景。


老健(介護老人保健施設)は、そこでリハビリをして家へ帰る(在宅復帰)を目指す施設です。この点、そこで最期まで過ごす趣旨の特養(特別養護老人ホーム、、正確には 介護老人福祉施設 )とは違います。
3年半ほど前、母はうちで転倒して、左大腿骨頸部を骨折しました。
救急搬送、手術、そしてその病院で翌々日からリハビリ(長く寝かせていると寝たきりになりかねないので)。
しかし、このごろの大病院での入院は 急性期の患者に特化されていて、2週間もすると(つまり状態が安定期に入ると)退院を急かされます。昔のように、大きな総合病院で一年も入院することはあり得なくなっています。



天満宮の隣の滝宮神社。ここも花がないから森の風景写真です。


救急病院でのリハビリだけでは不十分、という患者のために「回復期リハビリテーション病棟」というものが中規模の病院にあり、希望すればそこへ転院出来ます(勿論、ベッドが空いていることが前提です)。
母は丸亀市の整形外科系のとある病院に移り、リハビリを続けることになりました。
そして順調に回復に向かっていた時、手術部位の骨頭を脱臼。脱臼してしまうと、まず手技での治療(元に戻す)が試みられますが、それで治らない時は「手術のやり直し」となります。つまり、全身麻酔(.. 患者の状態や、病院によっては半身麻酔を選択する場合もあります)のもと、臀部を切開して骨頭を正しい位置に戻します。



逆光での森の情景。


再手術後の短いリハビリのあと、先の回復期リハビリテーションの病院に戻ったのですが、この後も災難が続きました。回復期リハビリの入院中、今度は右脚大腿骨頸部骨折(入院中ですよ?)・・・手術。そしてリハビリを再々開。が、次は2度目の、左手術部位脱臼。・・・手術。退院、先のリバビリ病院に帰る。歩けるようになるためのリハビリ。そのリハビリ期間中、3度目の左手術部位脱臼。一体 この整形科病院は何なんだ??


川に見えないと思いますが、川を撮りました。


結局、最初の骨折から11ヶ月のあいだに、母は全身麻酔下の脚部手術を「5回」行いました。そしてすっかり... 脚が弱くなってしまったのです。



その後、転院などしましたが この2年数ヶ月は脱臼や大怪我もなく過ぎて来ました。でも今なお自力では歩けません。ここで声を大きくして言いたいのですが、現在、この国の医療制度は「リハビリテーションのための入院」を認めていません。それが認められるのは急性期のあとの「3ヶ月」の回復期リハビリテーションだけです。それを過ぎたら「家に帰り、リハビリしたければ通院でやれ」ということです。歩けないのにどうやって通院するのか? 一人暮らしの人などどうせよというのか?
何故、歩けるようになるまでリハビリ入院させてくれないのか。ベッド数が足りないことも一因かも知れません。しかしそれよりも、医療費の抑制が大きな理由なのです。

リハビリ如きで入院させていたら医療費がかさむからです。なら、まず医者の年収を抑えたら如何でしょう。生きて行くために年に一千万も必要ですか?
また老人への過剰で不必要な投薬も、医療費増大の一因のように思います。


母の発熱から話題が逸れてしまっています。


やっと見つけた花、白いサザンカ


大晦日から安静を強いられた母は今日、やっと起きて、車椅子へ移ることが出来るようになりました。この間、1月3日から今日7日まで、私は毎日面会に行っていました。丸1週間、寝かされた事で、以前よりさらに母の足は細くなってしまいました。


水仙。後ろが暗いのは逆光で撮ったからで、実際は明るい場所です。


医師曰く、発熱の原因は様々あるが、主に三つ、「感染症」「炎症(その部位は色々ある)」そして「ガン」でも発熱が起きる、、とのこと。ガンって...... 3つめに持って来ますか? 明後日、胸部レントゲンを撮る、と仰いました。それで変な影が映ってたりしたらまた私は、花を探したりブログを綴ったり出来なくなりますが、母の肺はきっとスッキリしているはず、そう信じています。




民家花壇のラベンダー。寒さに強い品種なのでしょうね。私も、寒さにもストレスにももっと強くならないといけません。






9 コメント

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ご心配お察しします (さざんか)
2019-01-08 11:14:11
ロマン派さん、おはようございます。

お母様の今までの経過を何度も読み直しました。
お母様もロマン派さんも大変でしたね。
何度も大腿部の手術をして、結局歩けなくなってしまった…リハビリの病院で3回もの脱臼で手術。
考えられないことですね。
無理なリハビリをしたんでしょうか。
ひど過ぎます。
高齢になると骨がもろくなっていますから、過度のリハビリは禁物だと思います。
素人考えですが。

今回の発熱は収まったようですが、原因が早く分かるといいですね。
ガンで急に発熱なんてことあります?
聞いたことありません。
レントゲンの結果が問題ないように祈っています。

医療問題の根源がどこにあるのか、私にはよく分かりません。
皆が安心して治療を受けられる体制は出来ないものでしょうか。

ロマン派さんもストレスで体調を崩されないよう、気を付けて下さいね。
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ご心配頂き 感謝します (ロマン派)
2019-01-08 13:22:40
こんにちは、さざんかさん。
母の今回の発熱の件は、何とか収束したようです。昨日の面会でも以前と変わらぬ様子で、車椅子を漕いでいました。
ブログでは最初 発熱について、特に母のような高齢者の発熱について書こうとしましたが、にわか勉強で迂闊な事も書けぬと思い、母の足のこと、未だに歩ける状態に戻らない理由とその経緯を綴ることにしました。
ご存知の通り 脱臼というのは骨が関節から抜けることで、母の最初の骨折の時から、手術後、担当医に「脱臼の可能性はある」と説明されていました。そして「脱臼しやすい足の動かし方」を示されて、そんな動きを避けるよう教えられました。
しかし、転院した「回復期リハビリテーション病棟」での何度もの脱臼、手術の繰り返し、(それだけでなく健全だった右足の大腿骨頸部を骨折したのも この病院に入院中のことです)これは全く想定外のことで、私たち兄妹を悩ませました。
では何故、そうなる前にさっさとこんな(ヤブ)病院を出て他に移らなかったかというと、制度上移れなかったからです。
脱臼は最初の怪我(骨折)の延長上の不具合と見なされ、再手術をしたからといって、その後、別の「回復期リハビリテーション病棟」への転院を患者家族が希望しても、受け入れてくれる病院がありません。「回復期リハビリテーション」の対象にならない患者を受け入れても「儲け」にならないからです。全くひどい制度です。
結局、元の(ヤブ)病院でリハビリを続けざるを得ず、そして惨憺たる結果に至りました。

リハビリのための入院が積極的に行われるようにするのは簡単なことです。リハビリ入院の診療報酬を上げれば良いだけです。でも国はそれをしません。リハビリを軽視した医療制度のもと、歩けなくなる老人は増える一方です。

さて今回のブログの本来の趣旨、、母の発熱ですが、「発熱→高熱→治療→熱が下がる→平熱」と一定の経過を辿りました。素人判断ですが、何かのウイルスか菌が悪さをしただけと思います。
胸部レントゲンなど必要ないと思いますが、今後私のブログがまた止まった時は、嫌な診断がなされたと思ってください・・・ いや、そうはならないと信じます。 さざんかさんにはご心配を頂き、またこの長くて拙い記事を的確に読んで頂き、感謝致します。ありがとうございました。
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今日は~ (のんこ)
2019-01-08 15:06:38
お母様もロマン派さんも今年の出始めから大変でしたね。それでも快方にも向かわれてるご様子、よかったです。」他人事で無く私も2日から高熱、4日の開院を待って診察と家族の楽しみなお正月を、台無しにしてしまいました。料理は注文済、でも孫の初産が14日皆か顔を揃えるのをとても楽しみにしていたのを取り止め散々でした。思わぬことが起きるのも人生です.山あり谷あり日々積み重ねて頑張りましょう。
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亥年は要注意でしょうか (ロマン派)
2019-01-08 17:59:02
今日は のんこさん。

元日、母の熱が40度近くまで上がったと聞いた時、これは もしかするともしかする、と悪いことを予感したものです。ですが、一昨日の面会で回復の様子を見て、何とか一息つけました。 それまでの1月1日から5日までは不安で、花を撮る余裕さえありませんでした。昨日の母はほぼ平常で、やっと私も回復した次第です。
皆さんのブログにも伺っていませんでしたので、のんこさんの「空白」にさっき気づきました。
インフルだったのですね。さざんかさんは風邪で不調、私の母とのんこさんは高熱と、今年は始まりから何か変です。 ひ孫さんを囲むはずの集まりが中止なんて、とても残念なこと、お気持ちをお察しします。
でも何はともあれ、回復されたのは幸いでした。谷や山を過ぎたら平坦な道が見えて来ます。花の癒しに助けられながら、今年も頑張って参りましょう。
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ロマン派さん こんばんは (hanatyan)
2019-01-08 19:04:21
入院中に骨折、脱臼を繰り返すってどういう事でしょうか?!
5度もの手術でメスを身体に入れ、麻酔薬や抗生物質、その他の薬=化学物質で結局は身体が悲鳴をあげているように感じます。
本当にお母様が御気の毒です。
発熱の原因は素人なので解かりませんが、上記に書いたように外から入ってくる薬と喧嘩すると発熱の原因にもつながります。
でも、医師は現代医学の常識から抜け出せないのだとも思えるのです。
今から書くことは私の身内の事ですが、
肺に水が溜まり、ありとあらゆる検査を受け(もちろんガンの検査も)医師が処方した薬を、もう足崖3年 服用していますが、水の量は増えたり減ったりを繰り返しています。(減ることは殆どなく、増えることの方が多いです)
ところが、素人考えですが、利尿作用のある御茶を1日に1リットル呑み1ケ月後、肺の水はかなり減っていました。
医師は『減ってますね~』と言い
患者は『実は利尿作用のあるお茶を飲んでる』
と言ったところ、医師は何か月か前に処方した薬が効いてきたのでしょう~と言いました。
絶対に現代医学しか認めません。
医療費が嵩むことも書きたいのですが、長くなるので、この辺で失礼します。
とにかくロマン派さんもストレス溜めないようになさってくださいね。


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すみません(>_<) (hanatyan)
2019-01-08 19:06:11
誤字 脱字 お許しください。
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クスリの処方が医師の主な仕事になっています (ロマン派)
2019-01-08 21:06:56
こんばんは、hanatyan 。

私は自分自身を治す(健康にする)ために長年、いろんな方法を試して来ました。当初は ここでhanatyanが書かれているように現代医学に否定的で、玄米、ヨガ、座禅、呼吸法、漢方薬他民間薬、真向法? そして健康食品、、切りがありませんがそんな方法を試していました。調子が悪いなら医者に行けという家族の勧めは無視しました。
西洋薬(化学物質)では健康になれない、という思いは今も持っています。 ただ、今の医師はすべて西洋医学を学んでその資格を得た人たちばかりです。ですので、具合が悪くて医者にかかり診察を受けると、理学療法などを除けば必ず薬(化学物質)を処方されます。訴えを聞いてあげて、アドバイス、病気ではないから薬は出さない、、そんな医師はいないはずです。(絶対にいないとは言い切れませんが)

結局私の場合は、当初の現代医学完全否定は少し改めて、使えると思う西洋薬は最低限利用しつつ、主に運動(エクササイズ)と意識の用い方(集中法)で、ある程度健康を維持できるようになりました。試行錯誤の結果です。 

お茶を1日1リットル飲用で肺にたまった水が減った、改善した、という hanatyanのお話を私は全面的に信用します。そしてそれを認めない医師を批判したいと思います。 医療現場でのクスリ漬けはどうしても解決しないといけない問題です。でも商売(製薬会社)が絡み、また医師自体が薬中心の現代医学の信者ですので、難しい話になります。
今回 ブログの主人公?になって貰った私の母親からして、施設で不必要とも思えるクスリを数種類 飲まされています。 薬=化学物質は害になることもある、むしろそのほうが多い、そんな意識を持った人々が増えることを望んでいます。
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こんばんは。 (mamasan)
2019-01-09 20:47:47
先ずは、お母様、重篤な、病気ではなくてよかったですね。
それでも、体力が落ちているときのインフルエンザは、要注意してくださいね。

余りにも大変な、状況、何度もの手術、お母様はよく頑張られましたね。

私も、交通事故で、2度の手術をしましたが、全身麻酔から覚めた時の、痛みは出産より、大変でした。
集中治療室で股関節の手術した方とも一緒でした。若い女性で、人工関節を、生まれてから、成長するごとに、入れ替えるという手術でした。

いろんなケースがあるとは思いますが、お母様の場合、あまりにも、骨折、脱臼が多く、読んでいて、気が遠くなりそうでした。
壮絶な痛みだと思います。

まだ77歳とお若いので、少しでも、回復に向かいますようお祈りしています。

12月に、友人のお母さまがやはり股関節脱臼で手術をしました。93歳です、少し認知が進んでいて、痛みがあることにより、認知が加速とするという懸念から、すぐ手術をしました。
やはり、同じ病院でリハビリができないということで、受け入れ先の病院探しに、大変な思いをしていました。

これからの医療制度に大きな不安を抱きました。

とにかく、ロマン派さんたちも大変でしょうが、お母様の痛みが少しでも、軽くなりますように。
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人工骨頭置換術というそうです (ロマン派)
2019-01-09 22:55:04
こんばんは mamasan 。
母の数年前の(そして今に至る)災難は、自宅での骨折から始まりました。「大腿骨頸部骨折」というもので、細長い大腿骨と、その一番上の膨らんだ部分、その両方をつないでいる部位が人間はとても細くなっています。 年を取って骨密度が低下すると、この部位を骨折する人が増えて来ます。最近の有名人では 黒柳徹子さん、また研ナオコさんがこの骨折をやりました。
治す手術で一番多く選択されるのが「人工骨頭置換術」と呼ばれるものです。骨頭の下の細い部分は骨折で言わば「粉々」になってしまっています。ですのでその骨と骨頭部を取り除き、人工骨(半球形の金属)を骨頭の代わりに置き換えます。
母が受けたのもこの手術です。「金属の大腿骨骨頭」が股関節に入っています。手術した大病院から「回復期リハビリテーション病棟」のある中規模病院に移り、何度も脱臼した(させられた)ことは本文に書いた通りです。ですがこの脱臼は「生身の骨が関節から外れた」ものではありません。金属の人工骨頭が臼蓋(骨盤で大腿骨とつながる部分)から抜けた怪我、となります。金属部分が臼蓋から外れる「脱臼」ですので、思われるほどの痛みはないです(私は当人でないので実感は分かりませんけど... )。
母が猛烈に痛がったのは骨折のときでした。1ミリでも足を動かそうものなら叫び声を上げていました。そして2回の骨折のうち、1回は 事もあろうにリハビリ病棟内でのことでした。  3回やった(やられた?)脱臼のときは、それほどの痛みは訴えませんでした。(少し、訴えました)
まだ若いと言われますが、70代です。1年弱の期間に5度の手術(全身麻酔をして お尻から切開します)、よく耐えられたものだと わが母ながら思います。最後の手術のあとなど、もう脱臼させないという救急病院の意図なのか、足を引っ張るように重しを付けて、ひと月ほどベッドに固定されていました。歩けなくなることより脱臼させないことを優先するかのように。

人工骨頭置換術じたい、絶対安全な手術とは言えません。また全身麻酔は、素人考えですが「そのまま目を覚まさない」事故がないとは言えないはずです。母は何とか乗り越えて来ました。でも今現在、歩けません。でもしかし、私は諦めていません。あとの生涯を車椅子で過ごさせはしない、と強く意志と希望を持ち続けます。本人も同様です。

mamasanには 母への共感の念をよく書いていただきました。コメントに感謝致します。
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