以前、デスクリムゾンを見せてもらった時にS氏が出してきたゲームがある。
それが、今回紹介する「プラネット・ジョーカー」である。
時代が少々古いことを考えるとそれなりの萌え絵であることは間違いないが、
シューティングゲームである。
頭に?を浮かべている私に「まあ、とにかく見ていろ」とS氏が言うので見ていると、
あらすじの説明と共にオープニングアニメーションが。
「おお、スゴイ!」と一瞬思ったが、声優のところに聞いたことのある名前がない。
近年の声優さんについてはサッパリな私ではあるが、
当時はそこそこの知識を持っていた筈。
首を傾げていると「制作協力 代々木アニメーション学院」の文字が。
「そういうことか!」と何度も頷いて納得したのは言うまでもない。
そんなこんなでゲーム内容ですが、先ずシューティングゲームとしてどうなのか、という部分。
とにかく単調で盛り上がりが欠ける。
何となく進んで行ってボスっぽい敵が出てきても何かちょっとやっていると斃せてしまう。
難しいっていうか厳しいっていう感じが出てこないんですよね。
そして驚愕の90度ターン。
肝心のキャラクターですが、オペレータの女の子がメガネっ娘(上の画像で左下に写ってる)なんですが、
常に右側のレンズが真っ白というのは反射というか単に白いレンズが嵌っているんじゃないのかと思わせられます。
また、メインの3ヒロインも絵はともかく、声が・・・。
誰がどうとはいいませんが、
中の一人は「演技しようと頑張った結果、下手な演技になってしまっている」という致命的な状況に。
かなり痛いです。
そしてなぜ日本語がたどたどしい?
また、会話シーンが少々長くてかったるいという欠点も。
会話シーンは話の内容や表示の仕方は「機動戦艦ナデシコ」から影響を受けているのではないかと推測されますが、
タイミング的にはギリギリかな?
(ゲームの発売が97年3月7日。ナデシコの放送開始が96年10月1日。)
さて、このゲームですが、機体が8種類から選択可能。
機種は
・SPM-001 RAVLES
・SPM-002 GERVER
・SPM-003 WENGER
・SPM-004 OPINEL
・SPM-005 ALMER
・SPM-006 AIDA
・SPM-007 KARSHOW
・SPM-008 RANDALL
となっており、最後のランドールは特定の条件を満たすと使用可能になるそうです。
何と言うか「ウェンガー」だの「カーショウ」だの、
ナイフのメーカーから来てますね(AIDAだけ不明。会田製作所?)。
(※AIDAはラブレス氏の弟子、相田義人氏だろうとの情報を頂きました)
もっと後だとス〇ライダーとかいう名称が出たのか、とか思わずにはいられません。
ここはやっぱりTsu〇eとして白兵戦が得意な機体(?)に・・・
失礼、話が逸れました。
全体的に受けた印象としては複数人の「やりたいこと」をまとめたら最終的にこういう形になったけど、
出来上がったら中途半端な代物になってしまった、という印象を受けました。
メカを作りたい人とアニメを作りたい人、シューティングを作りたい人etc・・・。
色々あったんでしょうね。
これ、某学院は「制作協力」となっていますが、協力ではなく制作自体が某学院だったようです。
個人的にはこの制作に関わった人、とりわけ声優さんがどうなったのかが激しく気になります。
ナイトスクープに投稿したら探してくれるだろうか?(笑)
さて、検索してみたら動画が上がっていましたので、興味のある方はご覧になってください。
プラネットジョーカー -Planet Joker- 一面だけ
余談ですが、「デスクリムゾン」「プラネットジョーカー」と続いた後に
S氏が「レイディアントシルバーガン」を出してきてプレイていたわけですが、
画面を見ながら「ああ、ハードが違うとこんなに画面が綺麗なんですね。」と言ってから
ハードが変わっていないことに気付きました。
ハードの違いがグラフィックの差になるとは限らないんですね・・・。
勉強になりました。
追記 2010年8月15日 記事一部修正しました。
ナイフメーカー名とすぐに気づき、
なにからなにまで痛いなぁ・・・と思ったモンですw
卒業制作が何かの間違いで商業ベースまでいっちゃった感じでしょうか。
ただ、これを市販品と同様の価格で買ってしまった人はどういう思いだったのか、
そう考えると少々・・・。