アメリカで数々のタクティカル装備を発売しているブラックホーク(BHI)社が昨年、ウェアのブランド・WARRIOR WEARを立ち上げた。
その中からレベル5ジャケットを入手したのでレポートしたい。
はじめに、「レベル5」という名称だが、これは米軍が近年採用したウェアシステムの名称で、
下着のレベル1から極寒冷地用外被のレベル7までを適宜組み合わせることにより、展開した地域に合わせた最適な衣料を手に入れることのできるシステムである。
その中でレベル5(正確にはレベル5ソフトシェル)は防風・撥水のアウターである。
ブラックホークのレベル5ジャケットは入手困難な米軍制式の物を元にディザインされている。
特徴としては
・カラーはACU迷彩・アルファーグリーン・ブラックの3種類
・素材はマイクロカプセルを含む撥水素材EPIC
・ワキ部のムレを防ぐため、ファスナーで開放可能
・襟部に収納可能なフード付き(ゴムひも入りでサイズ調節可能)
・両胸に垂直方向にファスナーで開くポケット
・裾部分にゴムひものドローコード内蔵
・手首部分はベルクロ留めでゴム入り
また、ACU戦闘服と似通った部分として
・前合わせはファスナー方式でベルクロ固定の前合わせがつく(一番下はドットボタン固定)
・両腕にベルクロ閉じのフラップのついた大型ポケット
・両胸・胸部にベルクロのメスがつけられ、ネームテープや階級章が取り付け可能
といった部分がある。
もう少し詳しく見てみよう
少ししか写っていないが、腕ポケットにはACU戦闘服と同様、IRチップのキャンセル機能が備わっている。
しかし、民間用であるBHIのものにはIRチップは縫いつけられていない。
必要な人は自分で入手して縫い付けなければならない。
ただ、BHIのものはキャンセル用のナイロンテープが黒色なので遠めにはIRチップと見分けがつかないだろう。
タウンユースにはこれで十分だ。
ワキ下のファスナーはECWCSパーカーほど開口部が広くないが、双方向開閉可能なようになっている。
ファスナーを扱いやすくするためのナイロンテープは黒色で短めだ。
同じくファスナー開閉の胸ポケットの内部は伸縮する黒い素材でできている。
素材のNEXTEX社製EPICファブリックは繊維にマイクロカプセルを含み、
撥水性、防風性、透湿性に優れているといわれる。
また、洗濯耐久性に優れており、こまめに洗濯・乾燥を繰り返すことでその効果は長期にわたって持続するという。
ウェアのタグには「98%ナイロン 2%スパンデックス」となっており、多少ならずとも伸縮性があるようだ。
そのため、ベルクロ固定の袖部分には1/3程度にゴムが内蔵されており、ECWCSパーカよりも袖口をぴったりさせやすく、防風性の向上に一役買っている。
袖の内側には黒のナイロンテープでループがつけられており、ライナーなどと連結させるのだろうが、詳細は不明。
(余談だが、ECWCSパーカは伸縮性の無いゴアテックスでできているため、ゴムをいれることができないのだ。そのためウエスト部分のドローコード、スノースカートには薄手のナイロンが縫われている。)
(さらに余談になるが、ゴアテックスそのもの・PTFE製のゴアテックスメンブレンには若干の伸縮性があるのだが、伸縮性の無い生布であるナイロンにラミネート(ゴアテックスファブリック)するため、伸縮性が失われてしまう)
また、この素材はひじょうに軽量かつ柔軟性に富んでいるため、小さくまとめることが可能だ。
これはゴアテックスよりも優れている部分だ。
なお、米軍最新のレベル5MCUではAgilityという素材に代わり、さらに軽量化されているという。
その中からレベル5ジャケットを入手したのでレポートしたい。
はじめに、「レベル5」という名称だが、これは米軍が近年採用したウェアシステムの名称で、
下着のレベル1から極寒冷地用外被のレベル7までを適宜組み合わせることにより、展開した地域に合わせた最適な衣料を手に入れることのできるシステムである。
その中でレベル5(正確にはレベル5ソフトシェル)は防風・撥水のアウターである。
ブラックホークのレベル5ジャケットは入手困難な米軍制式の物を元にディザインされている。
特徴としては
・カラーはACU迷彩・アルファーグリーン・ブラックの3種類
・素材はマイクロカプセルを含む撥水素材EPIC
・ワキ部のムレを防ぐため、ファスナーで開放可能
・襟部に収納可能なフード付き(ゴムひも入りでサイズ調節可能)
・両胸に垂直方向にファスナーで開くポケット
・裾部分にゴムひものドローコード内蔵
・手首部分はベルクロ留めでゴム入り
また、ACU戦闘服と似通った部分として
・前合わせはファスナー方式でベルクロ固定の前合わせがつく(一番下はドットボタン固定)
・両腕にベルクロ閉じのフラップのついた大型ポケット
・両胸・胸部にベルクロのメスがつけられ、ネームテープや階級章が取り付け可能
といった部分がある。
もう少し詳しく見てみよう
少ししか写っていないが、腕ポケットにはACU戦闘服と同様、IRチップのキャンセル機能が備わっている。
しかし、民間用であるBHIのものにはIRチップは縫いつけられていない。
必要な人は自分で入手して縫い付けなければならない。
ただ、BHIのものはキャンセル用のナイロンテープが黒色なので遠めにはIRチップと見分けがつかないだろう。
タウンユースにはこれで十分だ。
ワキ下のファスナーはECWCSパーカーほど開口部が広くないが、双方向開閉可能なようになっている。
ファスナーを扱いやすくするためのナイロンテープは黒色で短めだ。
同じくファスナー開閉の胸ポケットの内部は伸縮する黒い素材でできている。
素材のNEXTEX社製EPICファブリックは繊維にマイクロカプセルを含み、
撥水性、防風性、透湿性に優れているといわれる。
また、洗濯耐久性に優れており、こまめに洗濯・乾燥を繰り返すことでその効果は長期にわたって持続するという。
ウェアのタグには「98%ナイロン 2%スパンデックス」となっており、多少ならずとも伸縮性があるようだ。
そのため、ベルクロ固定の袖部分には1/3程度にゴムが内蔵されており、ECWCSパーカよりも袖口をぴったりさせやすく、防風性の向上に一役買っている。
袖の内側には黒のナイロンテープでループがつけられており、ライナーなどと連結させるのだろうが、詳細は不明。
(余談だが、ECWCSパーカは伸縮性の無いゴアテックスでできているため、ゴムをいれることができないのだ。そのためウエスト部分のドローコード、スノースカートには薄手のナイロンが縫われている。)
(さらに余談になるが、ゴアテックスそのもの・PTFE製のゴアテックスメンブレンには若干の伸縮性があるのだが、伸縮性の無い生布であるナイロンにラミネート(ゴアテックスファブリック)するため、伸縮性が失われてしまう)
また、この素材はひじょうに軽量かつ柔軟性に富んでいるため、小さくまとめることが可能だ。
これはゴアテックスよりも優れている部分だ。
なお、米軍最新のレベル5MCUではAgilityという素材に代わり、さらに軽量化されているという。
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