

2022/12/24
【日時】2022年12月24日(火)
【会場】グランドプリンスホテル新高輪大宴会場飛天
【座席】8-B卓6番/42000円
【開演】19:10
【終演】20:40
【観衆】500人
人生初のクリスマスディナーショー、クリスマスイブは今年唯一の甲斐バンドLIVEに行って来ました。
松田聖子等超大御所勢を抑えイブにグランドプリンス新高輪をGETな甲斐バンド、昨年に続き2年連続での飛天。
69歳ロックな甲斐さん60代最後のLIVE、ラッキーな事にヤフオクで4万2千円のチケット半額入手しての参戦に。
何とSEにテイストオブハニーが流れ大興奮、雰囲気的に1982年6月品川プリンスゴールドホールが甦ります。
シャンパンやカクテルに豪華なディナーをスタンディングLIVEへ、円卓を囲み2022年の甲斐バンドが炸裂です♪




晴れ男な甲斐さん、日中の気温は11.5℃まで上がり快晴に。
つい最近やっと工事中のJR板橋駅西口階段がオープン、マンション含め全て完成するのはいつになるやら。
定期を使い板橋-新宿経由山手線157円で品川へ、飛天へ行くのは1999年甲斐ソロ25周年ライブ以来です。





17時ディナースタート&16時半受付開始とのことで10分前に飛天に到着、いつもと番う雰囲気が堪りません。





せっかくなのでゴージャスなグランドプリンスホテル新高輪フロントロビーを散策。




そしてジャスト16時半に入場、大きなホールエントランスはライトアップされ色が変化し美しいでは。




23年振りの飛天だけど、そんなに久々な感じがしないのは何故なのかなんて考えながらワクワク。




チケット半券を手でカットされクロークは通過しGOODSコーナーへ、特に受付らしきことはありません。



そのまま飛天の間がドーンと広がり、係の女性がゲスト個々に対応して座席に連れてってくれます。
円卓には6人が座り、縦長の大ホール飛天の間に対し円卓が横4つ×縦10程あり僕はステージから8つめに。




着席すると直ぐに「本日担当の」と男性スタッフが挨拶、すかさず「飲物はいかがでしょう」と。
テーブルには乾杯用とのことでグラスにシャンパンが、まずはクリスマスベルというノンアルカクテルから。




クリスマスベルは2種類あり3杯頂くと早くも料理が、まずはこちらから。
・真鯛とトラウトマリネ
・ピーツとセミドライトマトのミルフィーユ
・ステージに見立てたシーフードのアンサンブル
・バルサミコとカラフル野菜のピュレ
魚介系は嬉しく、もちろんどれもこれも美味しいのですが、何しろ食べるのが遅いので早めに頂く事に。


続いて超濃厚なポタージュが。
・コンソメロワイヤルとセロリラヴ💛のポタージュ
あまりにも濃いのでスープというより茶碗蒸しに近い味わい、魚介ベースで色んな味が出て来て旨過ぎます♪


シャンパンも飲んで、更に4杯目のオレンジベースなクリスマスベルを。
ここで2種のパンがバターと一緒に。
・リュスティック&ミルクロール
かなり美味しいパンだったので2つ食べると、リュスティックをもう1つ頂くことに。



メインの料理は白ワインと一緒に。
・和牛ロース肉のパヴェ仕立て
・華麗なるクリスマスツリー飾り
・芳醇な赤ワインソース
極上な赤ワインソースを肉と野菜にふんだんにかけて、野菜の旨味が凝縮されたソースが絶品では♪
柔らかビーフが食べ応えあり彩り野菜とジャストマッチ、「赤ワインも一緒に」と係りの方が来ました。


早くもデザートが、コーヒーと一緒に。
・ピスタチオのムース
・赤いベリー飾り
・マスカルポーネアイスを添えて
・~クリスマスカラーズ~
KAI BANDのロゴが入ったクッキーの中には果実ジャムが、2種のベリーが爽やかで美味しい。
マスカルポーネのアイスクリームがGOOD、ピスタチオのムースの上部分のお菓子が人生初食感でした♪



ディナーを終えたらトイレへ、キリン零ICHIを飲みながらLIVEの開演を待ちます。


アイス入りミネラルウォーターを頂いて臨戦態勢に、アルコールは程良く腹7分目なので問題ありません。
開演前間近の状況で前方でふらつきながら一気に転倒する男性が。。ただならぬ倒れ方なので驚くばかりで。
飛天の間のカーペットがフカフカで柔らかいので怪我無く済んだ様子、しかしこの方ライヴ中にも倒れました。
くも膜下出血などで倒れる姿に見えたので心配で心配で、男性はスタッフ何とかに支えられ起き上がって。
そんなハプニングがありながら会場内の照明が徐々に落ちSEが、まさかのハーブアルパートでは!!!
ここから始まるパターンの復活を願っていたので嬉しくて嬉しくて、テイストオブハニーが流れ飛天が沸々と。
早くも円卓を囲んでスタンディング状態に、しかも一拍置かない手拍子が沸き抜群のムードが盛り上がります。
場所や会場の雰囲気的に、衝撃過ぎた1982BEATNIK TOUR品川プリンスゴールドホールが一気に甦りながら。
終わりそうで終わらないSEが堪らなくメンバーが入って来るでは、ギター抱える一郎の姿が見え高まるばかり。
そしてSEが♬チャン♬チャン♬チャンっと終わるとドラム音!!!!!『ダイナマイト』だぁ!!!!!!!
甲斐さんが中央から出て来てオーラ全開、マイクスタンドを蹴り上げ唄いディナーショーとは思えない状況に。
こんなオープニングを期待していたので感無量、もちろんマスクの下では歌ってしまい飛び跳ねてしまって。
更には甲斐さんがマイクスタンドを風車式にローリング!!!ビシッと決めてくれ素晴らしいLIVEの幕開けへ。
凄い盛上りの余韻のまま『非情のライセンス』が、リハが公式YouTubeでアップされていたナンバーがここで。
明らかに絶好調そうな甲斐さん、セクシーな声を合間に入れつつメンバーの演奏がスイングして素敵な空間に。
2曲終え甲斐さんが「よーこそ飛天へ!」と高らかに、更に「今夜は集まってくれて感謝してます!」と。
そして「みんなで最高の夜にしよう!やるぜ!」と、3曲目はまさかの『セックスシンボル』が始まり感激!!
あの部分に期待半分するも歌詞を変えずにそのまま、オリジナルに忠実なバージョンで甲斐さんがシャウト。
熱々ムードのまま『港からやって来た女』が始まり更なる盛り上りに、松藤さんが叩き一郎のギター音がイイ♪♪
甲斐さんもバンドも僕らも最高に楽しんでる!!何て素晴らしい空間なのでしょう、今さらながら最高です。
「バイ!バイ!バーーイ!フーーッ!!」ではもちろん拳を突き上げジャンプ一番!この瞬間を待ってました。
まるで1980年代のスタジアムライヴを彷彿とさせるステージに、ディナーショーという概念が完全に覆り嬉しい。
ここで甲斐さん、素晴らしい盛上り状態に嬉しかったのか「イイ加減にしろよ!周りの迷惑を考えないと」と。
次に何が放たれるのかワクワクは高まるばかり、そう!一番大好物な甲斐バンドの曲が待ってるだけに!!
まさかの『東京の一夜』がここで披露されじっくり聴く事に、1983年BIG GIGでの衝撃が甦りながら名曲を堪能。
まだまだ高まる次は何?の気持ち、すると『最後の夜汽車』が始まり感激!完璧に歌いこなす甲斐さんが素敵♪
見せ場の♬白い月~あかりのぉ~~部分が音響も照明も含めお見事、時間が止まって欲しい程のひと時に♪♪
コンパクトなMCが入り「気分はどう、ワインは口に合ってますか?」と甲斐さん、着席を促しバラードへ。
「今日という日にピッタリな曲を」と8曲目に『聖夜』が披露、低音を響かせる甲斐さんの歌声が新鮮に感じます。
僕には切なく突き刺さる甲斐バンド珠玉のスローナンバー、聖なる夜に生で堪能出来るなんて幸せな気分に♪♪
『ナイトウェイブ』のイントロが始まると再び自然とスタンディングに、ゲスト同士の距離が広いので踊れる程。
前のブロックの女性は緩やかにダンシング、ちなみに僕のお隣の女性はずっと座ったまま楽しんでいました。
間奏部分のソロパートが見所なナンバーだけに要チェック、トリの一郎のギター音が突き出て響いて堪りません!
ここでメンバー紹介が行われ「オーエス!ベース」と岡沢さん、次に「加山さんや小田さんを」と稲葉さんが。
マックさんは「世田谷を歩いてマックがいっぱい居る」と、松藤さんはドラムから前に来て最後は一郎で〆に。
赤レンガではドラムが上原ユカリ裕さんだったけど、今回は佐藤強一さんが帰って来てベストな8人バンド復活。
次のイントロ音が2秒ほど流れるも甲斐さんが止め、「一郎と一緒に演るからね」と10曲目は『悪夢』だ!!!
これまた嬉しくて嬉しくて♬♬、一郎は独演会で沢山唄った後だからか声が不調でしたが嬉し過ぎます!!
2番を甲斐さんが唄うバージョンで堪りませんっ、一郎のギターソロがギンギンに響いて見事な演奏でしたー♪♪
一気に『氷のくちびる』が始まりLIVEは山場へと、ギターを持つ甲斐さんの姿がカッコ良く唄声もイイ感じ。
間奏で松藤さんリコーダーを吹いたか確認し忘れほど甲斐さんに夢中、間奏の一郎との決めポーズにジーンと♪♪
2色のライティングはなしでシンプルさが新鮮、曲が終わるとマックさんのパーカッションが鳴り一郎の地声が!
『ポップコーンをほおばって』が飛天に炸裂っ!!!!!ステージバックから電光石火のライティングが美しい。
飛天ならではのゴージャスシャンデリアが浮かび上がる様に映え圧巻、もう自然と身体全体が弾けてしまいます♪
と同時に感極まってしまい自然と涙が溢れて来るでは、サビではもちろん拳を突き上げ大盛り上がり!!!!!
フィニッシュすると素早く『アウトロー』だぁ!!!!!甲斐さんがパワー切れる事なくグイグイ唄ってるでは。
ステージアクションも69歳とは思えないぞ、照明の美しさと迫力ある演奏も融合して飛天がパワースポットに。
会場内は最高潮に達するとスローなドラマチックなピアノ音が、そのまま『LADY』が本編ラストに始まります。
やはり甲斐さんのボーカルは絶好調で高音の伸びも素晴らしく、シャウト部分もグイグイ突き刺さってお見事!!
真っ赤なライティング美しく完成された作品が更に輝きを、堂々たる14曲を決めて魅せてくれ皆さん着席へ。
氷入りミネラルウォーターをゴクゴク飲みアンコールへ、甲斐さんがGOODSで売ってるTシャツを中に着て登場。
一郎のギターがかき鳴らされ『きんぽうげ』のイントロ!!!!!明るい照明のまま一気に素晴らしい一体感へと。
またしても飛天の間が品川プリンスゴールドホールに思えて来る濃密な空間に、ディナーショーとは思えません!!
この曲に対して思い入れが強いファンが多いはず、会場内の物凄いパワーが1つになって甲斐さんへ集中します。
ここで甲斐さんがヴァイオリンの山田クンを呼び入れ『安奈』を、2012バージョンで始まりクリスマスにピッタリ♪
この夜の甲斐さんからのメッセージ。
「いつもの曲を正確なテンポ、フィーリングを届けたいと思ってやっている。それを皆に楽しんでもらいたい」と。
ライブバンドとして歩みを止めない誇りを示し、こちらを見渡し「時代が変わっても老いぼれてる場合じゃない」と。
まさかのラストナンバーはスリリングなメロディーが流れが炸裂する『風が唄った日』が!!!凄い迫力だぁー♪♪
ここに絶頂を持って来たかのようにシャウトする甲斐さんがカッコイイ、声も出ていて音響も見事で素晴らしいぞ!!
思わず甲斐バンドシンフォニーを彷彿とさせる興奮、一郎のギターが唸りを上げてスイングして堪らないステージに。
最後はメンバー全員が前に出て握手だったり抱擁したり、充実感漲る光景を眺めながらジーンと来てしまいます。
69歳ロックな甲斐さん60代最後の甲斐バンドLIVEをビシッと決めてくれ感無量な一夜に、ホント参加して良かったぁ。


01ダイナマイトが150屯
02非情のライセンス
03一世紀前のセックスシンボル
04港からやってきた女
05.東京の一夜
06裏切りの街角
07最後の夜汽車
08聖夜
09ナイトウェイブ
10悪夢
11氷のくちびる
12ポップコーンをほおばって
13漂泊者(アウトロー)
14LADY
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15きんぽうげ
16安奈-2012- (W:山田拓斗)
17風が唄った日


Vo:甲斐よしひろ
Gt:田中一郎
Dr:松藤英男
Per:Mac清水
Key:前野知常
Ba:岡沢茂
Dr:佐藤強一
Gt:稲葉政裕
・・・・・・・・・・・
fiddle:山田拓斗



来年も演るのか演らないのか。
ちょっとクセになりそうな位に良かった、甲斐バンドのクリスマスディナーショーでした。