前略。大宮 大宮アルディージャって誰のものなんでしょうか？

人間面白いもので、怒りを通り過ごすと呆れるという感情が沸き、呆れるも度を越すと哀れみになり、哀れみも麻痺すると、慈しみが生まれた今日この頃でした。

今日の試合、録画していましたが、まだ観ておりません。

現地に行かれた方々、本当お疲れさまでした。蒸し暑い中、よく最後まで観戦されましたね、何か自分たちの中に、教訓を見つけて、また次回大宮アルディージャの試合に来てください。と申し上げたいです。

さて。



まあ、有料の「練習試合」というのか、親善試合？というのか。もしくぁ無気力相撲というのか、はっきり言ってプロの試合をなめているとしか、言えない９０分でしたね（笑。本当、私は心の底から笑ってしまいました。


頼みますよ、みなさんプロなんですからね。これでお金をもらっているんでしょう？子供たちに夢を与えるとか、地元を明るくするとか、の前に、もっと基礎部分からやりましょうよ（笑。

と、これを誰に向けて書いているのか？主語は誰なんだ？という事になりますが。



ここ数日。大宮アルディージャを取り巻く環境って、ぎくしゃくしていますね。
そして分かり易い構図というのは、この前の「居座り」でも感じましたが、


フロント／監督　VS　選手　　みたいなものなんです。つまり選手を支持するのか？はたまた向こう側なのか？まあフロント側を支持している？というのは、なんとかレンジャーと呼ばれるゴール裏プロパガンダ集団なんでしょうが、まあこの際はどうでもいいですね。

クラブVS選手、という構図。もしこの構図に引きずられると、今日のような結果を前にして、張監督の意図不明。。。張監督悪し。。。みたいな短絡的な結論に行きそうだ。


しかし私としては、選手たちにも悪い部分は確かにあったし。全てを監督のモチベーションマネージメントの欠如というところに持っていきたくない、気持ちである。選手たちも「いいかげん」は部分があった。


試合終了後、高原が皮肉にも「我々は一丸と成って闘っているんでね。。。」とのコメント。とっても記憶に残っている。彼も意識してコメントした事だと思う、大宮アルディージャを前にして。

さて。選手たちに関して。

応援されるみなさん、今シーズン！試合開始前、昨年までと何か違う事に気づきませんかあ？

私はずっと気になっていましたが、敢えて触れませんでした。しかし明らかに「一丸となっていない」兆候があるんです。なんだと思います？？気づきました？？














そうです！！円陣です。

今シーズン、とっても腑抜けな円陣ですよね。まさに気合いがパンクしているような円陣！！あれで、勝とうってどういう事でしょうか？そしてなんのための円陣なんでしょうか？

まったく気合いが入っていません。フワフワ感がたまらない。デザートならいざ知らず、これから闘うぞという意識統一のために行う事が、全くの「やらされ感」で力にならない事なんです。おそらく会社で言う「シュガー社員」が原因だと思うのですが。。。

今年の大宮アルディージャは、闘う前から「負けているんです」。

次節から観てくださいよ、円陣。こんなブログを選手が観ると思いませんが、でも選手たちの何人かは、感じているんじゃないですかね。俺たち、今の状態じゃやってられないよ的な、口だけ達者な選手たちが！

それじゃいかんでしょ！
そしてそうなった原因は、ベテランたちの「教育度」の低下です。ある選手は、明らかに自分の自信の無さから、下の世代へ意識を向けられなくなっている。若手のそういう空気を感じとっているから、従う姿勢すらない。先輩を舐めている。そういう空気がここ数試合蔓延していますよ。（うんん、間に入って慎がかわいそうだ。。。慎よ、貴方がリーダーシップとっても、もっと怒ってもいいよ。将来のキャプテンなんだから！）


さて、そんな事が試合開始前から感じられれば、敵は己にいたという事になる。但しこの事は、自分たちの問題であり、変数は自分たちに委ねられているわけで、いくらでも改善できる事。これは選手間で努力してもらうしかない。

（後半、石原が入ってやっとサッカーらしくなったけど。やっぱり石原君だけサッカー偏差値高過ぎです。一人だけ優等生で、別次元でした。なんでDF選手より石原の方がDFうまいんだよ！いい加減にしてくださいね、特に村山さま。気合いだけで貴方を雇ってくれるクラブは、アルディージャ位ですからね。あっ、藤田もよくやっていた！）


そして、ここからは、監督と選手の件です。
若手のある選手は、今張監督の下で縦に早い攻撃をめざしているという趣旨の事をコメントしていましたね。でも今日の試合で一回のボール保持者を追い越して行く攻め方をしませんでしたよね／あれはどういう事でしょうか？監督への造反でしょうか？

私の周辺でも応援から、怒り→落胆へ続きます。その気持ちは正直わかります。
しかもそれを３０分以上繰り広げられていて正気でいられる人間の方がおかしいと思うのは、私だけではないと思います。

でも実際にそんな事を繰り返して、敗北へと。。。山田がオフサイドとかそんなの関係ない。とにかく疑惑の得点をされても取り返す事をしないといけませんので。でもずっと気持ちは切り替わらず。その原因は、監督の支持なんでしょうか？つまりこの試合の位置づけを、どうやって選手たちに伝えたのか？って事です。



そして次は、監督とフロントに関してです。ここがサポータとミーティングにする事になった焦点でもあるんですけど。

そもそも今日の試合。試合開始前から、張監督は「練習試合」もしくは「実験試合」として位置づけていたのでしょうか？強化部長もそれで良し、と思っていたのでしょうか？もしそうであれば。。。選手たちの士気にも影響しますし、そしてそういう試合は、チーム向上のきっかけになるんでしょうか？

そして応援する側の一部にも、それを分かってた上で「絶対勝利はいらない」という空気があったのでしょうか？私はそんな事を感じました。


フロントは、現場監督には口を出さない。全てフィールド上の事は専門家に任せている。そういう姿勢をとっています。もしそういう立場であれば、今日のような「さいたまダービー」は、フロントから「監督の好きに使っていいよ」と伝えているのでしょうか？　

「絶対に勝利しなさい」という事位は、フロントでも「現場」に伝えるのではないですか？それはフロントが現場を評価する立場ですから、必要な事でしょう。しかしナビスコ杯は、フロントにとって「現場の評価対象外」なのかもしれません。

仮にそうなのであれば、私たちは茶番というのか、思わせぶりたっぷりな「やるやる詐欺」に引っかかった事になります。



どうしてこんな辛辣な事を書いているのか？という事。明らかに今、張監督が行っている実験的なポジショニングや布陣や戦術というのは、「育成」という部分に比重が偏っています。つまり公式試合を練習の場に使っていると言う事です。



しかし一方で、その張監督を引っ張って来たフロントと当人である監督は、ACL出場権とか、優勝とか、上位とか、マスコミの前に吹いている。そして未だにフロントは上位進出なんぞと口先だけで言っている。そのギャップがあまりに大きく、

どこが本当なのか？わからないという状況なのである。

育成とタイトル奪取を同時進行にやる事は、とても無理に思える。そして歴史を紐解いた場合、その両方に成功したクラブはあるのだろうか？


ファンやサポには、良い事を言って期待をさせ、本気になったサポからの鋭い質問には応えられず、官僚答弁で逃げる。一方現場には、自分の好きなようにサッカーをしていいよ、優勝は２０１１年だからと告げておきながら、どこまで本気はわからない。おそらく張監督をフロントは３年熟成させたいのだろう？だから必死で守ると思う。

もしそれならそれでいいですよ。で、あるなら、こうやって表明してください！

２００９年の最低減のテーマは、残留です。残留はします。タイトルはいりません、上位進出も望みません。それよりも向こう３年の育成のために、今年は頓珍漢なサッカーをします。どうかお許しください。しかしこの頓珍漢の先に、優勝があり、みなさんを楽しませる事をお約束するので、どうかもう少しだけつき合ってください、大宮アルディージャを愛するみなさん！！


みたいな（笑。

それを今度の先着１００名を目前に言えたら、みんな納得するんじゃないですか？


私はそういう事を、今日斎藤雅がFWで登録された時、感じましたよ。そしてずっと片岡をDFに使っている事や、パクを常に使わないとか、村山をなんでスタメンにしているのか？早十やデニスの途中投入とか、もっと言えば、どうして石原をスタメンから起用しないのか？などなど。

目前の勝負に対して、どっかいなしたような布陣で望む、張監督を観て、私はどこかフロントの意思が働いているように思ってしまうのです。




もし、もしですよ。仮にフロントが、現場にサッカーを任せている！という建前で働かせているとして、こういう大量失点の試合を観て、フロントして何か感じる事はないのでしょうか？

私は多いに疑問を感じます！NTT官僚組織で育ったサラリーマンたちですから、建前を重視します。現場には口を出さない、と。

しかし私は思います。口を出さないのではなく、口を出せない位に、サッカーを知らないのではないか？と。

つまりこれは、渡邉代表に言っているんですよ！


貴方は、今日みたいな試合を観て、何も感じないですか？そして貴方はサッカーが好きですか？そしてサッカーを知っていますか？ここで言う知っているというのは、専門家という意味ではないですよ。でもクラブの決定権がある人間が、素人と同じレベルのサッカー知識や関心では、困るという事を言いたいのです。


少なくとも渡邉代表は、お金などを操る最高責任者ですね。もしかしたらNTTひも付きだから、CEOではなくCOOに近いのかもしれない。でも、それにしても、こういうサッカーを毎試合観て、

「強化部を信じている」みたいな発言しか出て来ないのは、ちょっとショックです。。。旧日本軍じゃないんだから、神頼みは、張監督の采配だけで十分です。


どうやったら、信頼って回復するんでしょう？


この間、麻生総理は記者会見でCO2排出削減のお願いを国民向けに話していました。挑戦的な数値です、みたいな事をお願いしていたのですが、私は聞く耳を持ちませんでした。

どうしてでしょう？

それは簡単です。


人間は、たいていお願いされたら、応えて上げたいと思う。しかしそれには前提条件が必要なんです。相手を信じているか？という信用度に応じて、お願いを聞くかどうかが、左右されるわけです。
お願いは必要。でもお願いする人の信用度が足り無いと、人は受け入れてくれない。。。

今の、渡邉代表にどれだけの信用度があるのでしょうか？どれだけの信用があるんでしょうか？ここに来て、つけが回ってきましたよ。どうしますか？


すっきりさせた方がいいです。理路整然とした方がいいです。
大宮アルディージャとどうしたいのか？

「地域密着の大宮」のためにフロントは働くのか？　それともやっぱり
「NTT思考の範囲内で大宮を騙しながら、サッカー『倶楽部を運営』していくのか？」


もし後者なら、プロ野球の巨人化するという事です。座席確保権だけのシーズンチケットで、座席の範囲内だけでサポでもファンでもなく「入場者」は楽しめ、と。その部分だけに置いて、興行すると！

もしそうであったら、大宮である必要はないんですけれども。。。。

でも大宮に核弾頭を落とし、人々を本気させたのは確かなんですよね。


もう一度、最後に問います。


大宮アルディージャって、NTTのものですか？　それとも
大宮アルディージャは、大宮の人々のものですか？

そしてその舵取りをするフロントのみなさんは、

NTTのために、時間を費やしますか？　それとも
大宮のために、時間を費やしますか？




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