歴史学、地理学、科学、技術工学、ゲーム作りには全てが含まれています
ゲームは・・・そう、"全て" です
映画であり、芝居であり、音楽であり、文学であり、そしてそれらを総合したものです
またそれぞれの芸術を超越する表現形式を持っている媒体であり
団体、個人、若者、子供といった個々の表現を許容する場にもなっています
そのため、誰がゲームを作るかというのは非常に重要な問題だと言えます
世界的なミュージシャン、クリエイティブ・コモンズの推進者、
そして現在、ブラジルの文化大臣も勤めている、ジルベルト・ジルのお言葉。
Firefox CC Studioでの小山田圭吾×伊藤穣一対談の中で名前が出てきたので思い出したんですが
だいぶ前に一度紹介した、ブラジルのドキュメンタリービデオの中で
文化大臣としてブラジルのゲーム文化について答えているインタビューから、一部書き起こしてみました。
Gamer Br
http://www.archive.org/details/Gamer_Br_EnglishVersion
(このビデオもCCライセンスですね)
ドキュメンタリーの大まかな内容は、海外製ゲーム、それも暴力的なFPSが蔓延する
現状と、ゲームを表現の場とするプロゲーマー達を取り上げたもので
ジルベルト・ジルの言葉は、若者達の自己表現にも敬意を表しながら
海外から来るゲーム文化に侵食される事への危機感が表れたものかと思います。
そういった危機感からか、ブラジル文化省はブラジル人開発者に対する賞を設けたりして
自国のゲーム文化の発展を後押ししているそうです。
ちなみに、来月DVDが発売されるVideo Games Liveのリオデジャネイロコンサートも、
ブラジル政府とブラジル文化省が協賛しています。
http://www.videogameslive.com/index.php?story=102
>supporters were the Brazilian Government and the Ministry of Culture
何で北米や欧州のコンサートじゃなくて、ブラジルのコンサートがDVD化されるのか不思議だったんですが
「クリエイティブ・コモンズをブラジルに広めようとしている」という話を聞くと
DVD化に必要な権利処理なんかが欧米よりブラジルの方が楽になっているのかも知れないですね。