ドイツのサイト G Wie Gorilla に、GC2006のコンサートに参加する為
ドイツ入りしていた、植松伸夫氏へのインタビュー記事が掲載されています。
G-Wie-Gorilla - Interview with Nobuo Uematsu
インタビューはコンサートの質問から始まって、
WiiのスマブラXに参加した経緯、The Black Magesの3rdアルバム
スクウェアに関して、ブルードラゴンの自信などを語っています。
インタビューの要点をまとめると
- 最近、スクウェアエニックスのオファーを断った
- ブルードラゴンのサントラが11月に出るらしい(先行発売?)
- ブルドラに収録されている歌は、全て坂口氏が作詞
- スマブラXへの参加は飲みの席で決まった
- The Black Magesの3rdアルバムは2枚組み
- 3rdアルバムのDisc2は日本の神話(?)を題材にするらしい
下にインタビューの一部を抜粋してみましたが
植松さんの日本語から→ドイツ語→英語ときて、また日本語に訳しているのと
よく分らない所はかなり適当な意訳なので、本人が喋った内容からズレてるかも知れません。
G wie Gorilla : 昨日のコンサートはどうでしたか?
植松伸夫 : 日本では(FF,DQのように)一つのゲームを
題材にしたコンサートが一般的なのですが、昨日のコンサートは
ジャンルも曲調も全く異なるゲーム音楽が一同に介しましたね。
Gorilla : コンサート会場では、数歩歩くごとに
サインを求めるファンに囲まれて、殆ど前へ進めない様子でしたね。
植松 : ドイツでこんな沢山のファンに囲まれるとは驚きました。
Gorilla : 新しいSmash Brosのタイトル曲を作曲されましたが、
どういった経緯でこの仕事を請ける事になったのですか?
植松 : 1年ほど前に、プロデューサーの桜井(政博)さんや
作曲者の安藤(浩和)さんと飲んだ時に、3人で色々な話をしたんです。
そこで安藤さんが、新しいスマブラの為に何か曲を描いてくれないかと
言って来たので、すぐに「良いですよ~」と返したんです。
Gorilla : それだけ?そんなに簡単に決まったのですか?
植松 : 本当にそれだけですよ。
Gorilla : 彼らとは友人ですか?
植松 : そうです。彼らと一緒に、来月ゲーム音楽のコンサートを開催する事になっています*1 。
Gorilla : まだ公開されていない新しいプロジェクトを進行中でしたら、言える範囲で教えてください。
植松: プロジェクトといえば、少し前にスクウェアエニックスからオファーを受けました。
しかし、そのゲームの説明を受けた所、どうも戦争や暴力といった要素が感じられたので
こういった種類のゲームに興味は無いという理由でお断りしました。
Gorilla : ウィル・ライトが言うところの "Death Sword" (架空の残虐ゲームタイトル名)
のようなゲームには今後楽曲を提供する事は無い、という事ですか?
植松 : はい、そういうゲームの為に作曲したいとは思いません。
もっとドラマティックで、プレイヤーを感動させるようなゲームの方が良いでしょう。
Gorilla: あなたのバンド、The Black Magesの調子はどうです?
植松 : 現在、3rdアルバムを計画しています。
Gorilla: 次のアルバムにはどんな曲が収録されますか?
植松 : 3rdアルバムは2枚組でリリースしようと思っています。
1枚目は今までどおりFinal Fantasyの曲を中心にしたものになりますが
2枚目では、何か日本の昔話・神話(falk tales)を題材にした音楽に挑戦したいです。
Gorilla : あなたがスクウェア時代に作った音楽の権利は何処に属していますか?
例えば、Dancing Mad(妖星乱舞)を自分自身でアレンジしたいと思ったとき、
スクウェアエニックスに許可を取らなければならないですか?
植松 : 権利は確かにスクウェアが持っています。
しかし、それらの曲を私がどうしようとも、特に問題になる事はないでしょう。
Gorilla : Final Fantasy 12のサウンドトラックは、崎元 仁氏を中心に作成されました、
そして、Final Fantasy 13は浜渦正志氏が担当します。
あなたは自分の"子供"であるFinal Fantasyを他人が作曲する事をどう思っていますか?
植松 : 私はFinal Fantasyが自分の"子供"だとは思っていません。
FFに関しては「Final Fantasyは6で一旦終わった」と言われても仕方が無いとさえ思っています。
特にFF7以降、多くのスタッフが開発に参加するようになってからは、
「誰がFFを作ったか」というのが曖昧になっていくようになりました。
それ以前は、開発に関わっている誰もが重要な役割を演じているチームでした。
私もFF6から後のタイトルになると、完全に自分自身の作品とは思えないのです。
Gorilla : それでは、今回のBlue Dragonでは制作に参加している実感はありますか。
植松 : (情熱的に)もちろん!間違いなく自信作です。
久しぶりに、素晴らしいものが出来たと実感しています。
Gorilla : 私達スタッフは、Blue Dragonの情報に飢えています…
植松 : あぁ、それは申し訳ないことをしました、
サンプルを持ってくることも可能だったのですが。
Blue Dragonの音楽は既にレコーディング済みで、
サウンドトラックが11月にリリースされる予定です。
ゲームの方は、日本では年末に発売されるでしょう。(12/7発売)
音楽には期待してください、坂口(博信)さん自身が作詞した多くの歌はとても素敵です。
オーケストラや合唱団の演奏・合唱も、素晴らしい効果を生んでいます。
*1 Press Start 2006のこと
ちなみに、NeoGAFやGameSpotでもこのインタビューが取り上げられていて
GAFでは植松さんの「FFは6で終わった」発言に「FF7信者ご愁傷様www」と煽ってる奴が居たりします。
関連エントリ
2006/09/04 : Symphonic Game Music Concert 2006 (GC 2006)
ドイツ入りしていた、植松伸夫氏へのインタビュー記事が掲載されています。
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インタビューはコンサートの質問から始まって、
WiiのスマブラXに参加した経緯、The Black Magesの3rdアルバム
スクウェアに関して、ブルードラゴンの自信などを語っています。
インタビューの要点をまとめると
- 最近、スクウェアエニックスのオファーを断った
- ブルードラゴンのサントラが11月に出るらしい(先行発売?)
- ブルドラに収録されている歌は、全て坂口氏が作詞
- スマブラXへの参加は飲みの席で決まった
- The Black Magesの3rdアルバムは2枚組み
- 3rdアルバムのDisc2は日本の神話(?)を題材にするらしい
下にインタビューの一部を抜粋してみましたが
植松さんの日本語から→ドイツ語→英語ときて、また日本語に訳しているのと
よく分らない所はかなり適当な意訳なので、本人が喋った内容からズレてるかも知れません。
G wie Gorilla : 昨日のコンサートはどうでしたか?
植松伸夫 : 日本では(FF,DQのように)一つのゲームを
題材にしたコンサートが一般的なのですが、昨日のコンサートは
ジャンルも曲調も全く異なるゲーム音楽が一同に介しましたね。
Gorilla : コンサート会場では、数歩歩くごとに
サインを求めるファンに囲まれて、殆ど前へ進めない様子でしたね。
植松 : ドイツでこんな沢山のファンに囲まれるとは驚きました。
Gorilla : 新しいSmash Brosのタイトル曲を作曲されましたが、
どういった経緯でこの仕事を請ける事になったのですか?
植松 : 1年ほど前に、プロデューサーの桜井(政博)さんや
作曲者の安藤(浩和)さんと飲んだ時に、3人で色々な話をしたんです。
そこで安藤さんが、新しいスマブラの為に何か曲を描いてくれないかと
言って来たので、すぐに「良いですよ~」と返したんです。
Gorilla : それだけ?そんなに簡単に決まったのですか?
植松 : 本当にそれだけですよ。
Gorilla : 彼らとは友人ですか?
植松 : そうです。彼らと一緒に、来月ゲーム音楽のコンサートを開催する事になっています*1 。
Gorilla : まだ公開されていない新しいプロジェクトを進行中でしたら、言える範囲で教えてください。
植松: プロジェクトといえば、少し前にスクウェアエニックスからオファーを受けました。
しかし、そのゲームの説明を受けた所、どうも戦争や暴力といった要素が感じられたので
こういった種類のゲームに興味は無いという理由でお断りしました。
Gorilla : ウィル・ライトが言うところの "Death Sword" (架空の残虐ゲームタイトル名)
のようなゲームには今後楽曲を提供する事は無い、という事ですか?
植松 : はい、そういうゲームの為に作曲したいとは思いません。
もっとドラマティックで、プレイヤーを感動させるようなゲームの方が良いでしょう。
Gorilla: あなたのバンド、The Black Magesの調子はどうです?
植松 : 現在、3rdアルバムを計画しています。
Gorilla: 次のアルバムにはどんな曲が収録されますか?
植松 : 3rdアルバムは2枚組でリリースしようと思っています。
1枚目は今までどおりFinal Fantasyの曲を中心にしたものになりますが
2枚目では、何か日本の昔話・神話(falk tales)を題材にした音楽に挑戦したいです。
Gorilla : あなたがスクウェア時代に作った音楽の権利は何処に属していますか?
例えば、Dancing Mad(妖星乱舞)を自分自身でアレンジしたいと思ったとき、
スクウェアエニックスに許可を取らなければならないですか?
植松 : 権利は確かにスクウェアが持っています。
しかし、それらの曲を私がどうしようとも、特に問題になる事はないでしょう。
Gorilla : Final Fantasy 12のサウンドトラックは、崎元 仁氏を中心に作成されました、
そして、Final Fantasy 13は浜渦正志氏が担当します。
あなたは自分の"子供"であるFinal Fantasyを他人が作曲する事をどう思っていますか?
植松 : 私はFinal Fantasyが自分の"子供"だとは思っていません。
FFに関しては「Final Fantasyは6で一旦終わった」と言われても仕方が無いとさえ思っています。
特にFF7以降、多くのスタッフが開発に参加するようになってからは、
「誰がFFを作ったか」というのが曖昧になっていくようになりました。
それ以前は、開発に関わっている誰もが重要な役割を演じているチームでした。
私もFF6から後のタイトルになると、完全に自分自身の作品とは思えないのです。
Gorilla : それでは、今回のBlue Dragonでは制作に参加している実感はありますか。
植松 : (情熱的に)もちろん!間違いなく自信作です。
久しぶりに、素晴らしいものが出来たと実感しています。
Gorilla : 私達スタッフは、Blue Dragonの情報に飢えています…
植松 : あぁ、それは申し訳ないことをしました、
サンプルを持ってくることも可能だったのですが。
Blue Dragonの音楽は既にレコーディング済みで、
サウンドトラックが11月にリリースされる予定です。
ゲームの方は、日本では年末に発売されるでしょう。(12/7発売)
音楽には期待してください、坂口(博信)さん自身が作詞した多くの歌はとても素敵です。
オーケストラや合唱団の演奏・合唱も、素晴らしい効果を生んでいます。
*1 Press Start 2006のこと
ちなみに、NeoGAFやGameSpotでもこのインタビューが取り上げられていて
GAFでは植松さんの「FFは6で終わった」発言に「FF7信者ご愁傷様www」と煽ってる奴が居たりします。
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