お気楽ご夫婦日記

ええかげんなダンナと天然のカミサンの心温まる?日々の記録です。

舌力

2007-07-03 | Weblog
商品には賞味期限というものがあって、これを過ぎると販売する事は出来ません。

むろん日が過ぎると同時に一瞬にして腐ってくわけではないですから、美味しく食べる目安に過ぎないのですが、

われわれ商品食物の加工の知識など持たない人間にとっては、食ったら直ぐ腹が痛くなってくるよ~な気がするわけです。

かといって、期限内のものがマッタク安心かというと存外そうでもなく、特にお買上後の何時間かで、イッキに品質劣化が起こるパターンが多かったというデータを見せてもらったことがあります。


大海原をグングン泳いでいた鰹が、一本釣りにひっかかり

船の保管庫で何日も過ごし、

市場に並べられ、加工業者が買っていき、

業者さんがお店に持って帰って、解体されタタキに加工され、

包装され、トラックに乗ってスーパーの店頭に並び

と、ここまでの間


仮に、

海でおよいでる状態を100%

そのタタキを食ったら腹が痛くなる状態を0%とするならば


この店頭での状態は90%くらいを維持してるそうです。


鰹の姿形の変化、および海からボクラの腹に収まるまでの時間配分からいったら

30とか40%でも「よくもってるよな~」という感覚ですが、


実は、


僕らが買って、ウチまでもって帰り、冷蔵庫に入れるまでの

そして、

さぁ食べようと、冷蔵庫から出して食卓に置いておかれる、その(全体の配分から見れば)ほんのわずかな時間に

一挙に劣化がすすむ(細菌が繁殖する)と、

そういうことなのだそーです。


それでも、よほどのこと

真夏に車のトランクに氷も入れずに数時間も置いておくとか、

お昼に買ってきたヤツを晩ご飯までずーっと、蒸し暑い部屋のテーブルに出しっぱなしにしておくとか、

そゆことをしない限りは、まず大丈夫、とその方は仰ってみえました。


そゆわけなのでエコデスでも、店長がジュルジュルになるくらい夏場は冷房が欠かせないのは当然なのですね

と同時に、神経質なくらい製造者責任が徹底されている現代において、ボクラ食べる側の人たちにも、

やはりその十分の一くらいの注意は自己責任において必要なのではないでしょーか。


ただしかし、うちのカミサンのよーに、


「これ先月で切れとるぞー」
「だいじょぶだいじょぶ

と、味見もセンとテーブルに並べるのはどーかと^^;


やはり、『舌力』の維持を常に心がける、

これは、美味いものを貪欲に選ぶ、ということでもあるのですが、

今の時代だからこそ、大変重要であると思われます。






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