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ディープインパクト@まこっさん

まこっさんの心の叫び(ハーツクライ)をどうぞ。

2006FIFAワールドカップ 決勝戦

2006-07-10 | 2006FIFAワールドカップ
イタリアがPK戦を制し4回目の優勝
決勝戦に汚点を残す、ジダン暴力行為で退場

 イタリア 1-1 フランス 
               PK(5-3)

【得点】イタリア
  マルコ・マテラッツィ(前半19分)


【得点】フランス
  ジネディーヌ・ジダン(前半7分)


【PK戦】
イタリア
○ ピルロ
○ マテラッツィ
○ デ・ロッシ
○ デル・ピエーロ
○ グロッソ

フランス
○ ビルトール
× トレゼゲ
○ アビダル
○ サニョル

【戦評】
最後の試合はもちろん決勝戦。
今後4年間の世界チャンピオンが決まる。
選手はみなこのトロフィーと栄誉のためにピッチへ向かう。

この「特別な日」のためだけに作られた
両チームの名前の入った決勝戦専用ボール。
さぁどんなドラマを織りなしてくれるのか。期待は高まる一方だ。

カテナチオといわれる堅い守備のイタリアか
復活した8年前のMVPジダン率いるフランスか。
勝負は泣いても笑っても一度きり。

イタリアボールでキックオフだ。

お互い堅い守備が売り物の両チーム。
しかしあっけなく試合が動いた。

開始早々といっていい前半6分。
ペナルティーエリアに入ったマルーダが
マテラッツィに倒されてフランスがPKを獲得。

フランスにPKを与えてしまう。
蹴るのはもちろんジダン。

PKでは珍しいふわっと浮かしたようなシュート。
ゴール右のクロスバーにあたり、
ボールはゴールラインの内側でバウンドしフランスが先制。

対するイタリアは予想外の失点に
浮き足立ちそうになるが、グッとこらえて攻めに転じる。

迎えた前半19分。
ピルロが蹴る右からのコーナーキック。
高いボールに合わせたのは、
さっき、ファールで先制のPKを与えてしまったマテラッツィ。
イタリアが同点に追いつく。

前半の残り時間は完全にイタリアペース。
お互い中盤を潰しあう中で
イタリアはサイドのスペースにロングパスを送り
セットプレーから勝ち越しを狙う。
一方のフランスはイタリアのカテナチオを崩しきれない。

そして前半36分。
イタリアはピルロの右コーナーキックに
今度はトーニが合わせるが
無情にもクロスバーに当たり勝ち越しならず。

そのまま前半を終了。
選手交代はなく後半を迎える。

試合は攻め合いというか守りあいというか、そんな展開。
延長戦やPK合戦が脳裏をかすめはじめた。

そんな後半17分。
左サイドからのFKにドンピシャであわせたトーニのヘディングシュート。
ゴール右に決まるが、判定は無情にもオフサイド。

さらに後半32分にはピルロがFKを直接シュート。
ボールがゴール左隅を狙ったが、わずかに外れる。

後半41分にデル・ピエーロ投入。
準決勝の再現を狙う。

しかし、そのまま後半終了。
1-1のまま延長戦へ。

こんどはフランスに決定機が訪れる。
延長前半13分。
ペナルティーエリア手前でジダンが右にパスをはたき、
右サイドからサニョルがクロス。
ジダンがゴール前に走り込みへディングシュートを放つ。

しかしGKブッフォンが片手でセーブ。

どちらも素晴らしいプレーだ。

しかし予期せぬ出来事が・・・。

延長後半5分。
プレーとは関係のないところで、
マテラッツィの胸に頭突きを食らわせたジダンにレッドカードが出される。

いったい何を言われたのか知らんけど頭突きはあかんで。

W杯では「フェア・プレー」と書かれた旗を持って入場する。
その後ろには「民族差別反対」の旗もある。

ジダンはフランス国籍だがアルジェリア移民二世なのは有名な話。
はたして何を言われたのか・・・。

と深読みもしてみたが
単に切れやすい奴 かもしれんと思い
過去の悪行を調べてみた。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

インタビュー等などで見られる、はにかみやで静かな話し方から、
謙虚で控えめな性格と評される反面、試合においては警告を受ける回数は少なくない。

有名なところでは、
1998年フランスW杯で南アフリカの選手を 両足で踏みつけ(2試合出場停止)、
ユベントス時代の2000年チャンピオンズリーグでは
ハンブルガーSVの選手へ 頭突き(5試合出場停止)、
レアル・マドリード時代の2004年リーガ・エスパニョーラでは
ムルシアの選手に対して 頭突き
また、2005年のリーガではビジャレアルの選手に対して
突然平手打ち をするなど、瞬間的に頭に血が上りやすいことでも知られている。
最近では、2006年ドイツW杯の韓国戦で警告累積、
次の試合が出場停止になった際、競技場内の扉を蹴り壊した ・・・・・・などなど。

う~ん。こんだけあるとなぁ。
しかも頭突きは得意技やん。(笑)

まぁどっちゃにしろ暴力はあかんっちゅうことやね。

結局このあと、試合の雰囲気はぐちゃぐちゃ。
知らんうちに延長後半も終了し、1-1のままPK戦に突入。

12年前のロベルト・バッジョをふと思い出す。
あれから12年か。戌年やな。(笑)

フランスの2本目。トレゼゲ:ゴール左上のクロスバーに当たる。

イタリア5人目のキッカーはグロッソ。

落ち着いて決め、イタリアが1982年大会以来、4度目の優勝を果たした。

キャプテン、カンナバーロ

MVPやと思ってんけどなぁ。
実際のMVPはなんとジダン・・・。
FIFAさんよ。フェアプレーの精神はどこ行ってん。(怒)

次回南アフリカ大会の公式エンブレム

次回からアジア枠の縮減が検討されているだけでなく
あのオーストラリアがアジア枠に編入される。
当たり前のように予選突破できるとはかぎらんで。
がんばれオシムJAPAN。(とりあえず2年契約やけど)


トーナメント表をクリックすると大きく表示されます。

W杯3位決定戦

2006-07-09 | 2006FIFAワールドカップ
開催国ドイツ、3位で終了

 ドイツ 3-1 ポルトガル 

【得点】ドイツ
  バスティアン・シュヴァインスタイガー(後半11分)
  O.G. (後半15分)
  バスティアン・シュヴァインスタイガー(後半33分)

【得点】ポルトガル
  ヌノ・ゴメス(後半43分)

【戦評】
決勝進出を逃がし、せめて3位で終わりたい開催国ドイツ。
失うものは何もない無欲のポルトガル。
どちらも勝って終わりたいはずの最後の試合。

カーン選手やフィーゴ選手にとっても
おそらく最後のW杯のゲーム。
怪我なく、悔いなく闘ってもらいたい。

さて圧倒的有利が伝えられる地元ドイツ。
アルゼンチン以外やったら
ポルトガルを応援するまこっさん。
結果やいかに。

今大会初先発のGKカーン選手。


ここで1点でも挙げて得点王を確実にしておきたいクローゼ。
チームメイトも無理してでもクローゼに出そうとしているのがわかる。
これじゃぁ点は入らんなと思う。

それにしてもドイツサポーターの大音量の声援はすごい。
この雰囲気を楽しむためにボリュームも大きめに。
幸いなことに?解説は木○さんなのでほとんどしゃべらない。(笑)
しゃべったとしても解説ではなく感想やけどね・・・。

カーン選手がボールに触るだけで大声援。
ホンマ人気あるんやねぇ。

前半15分。ポルトガルのシマゥンが左サイドから
ドリブルで中央に入り、最終ラインの裏にスルーパス。
パウレタがペナルティーエリアに抜け出して
右足でゴール右を狙いシュートを放つが、
GKカーンが左手一本で難なくセーブ。
その後やっぱり吠えた。(笑)

対するドイツは前半20分。
ケールがペナルティーエリア手前で切り返し
フェイントでDFをかわし、左足のループシュート。
しかしGKリカルドが片手でセーブ。

両チームともGKの調子は良さそうだ。

その後もお互い何本もシュートを放つが
前半は両チーム無得点で終了。

ベルリン市内のPVは大盛り上がり。すんげぇ数の人や。

ボール支配率はポルトガルのほうが以外にも高かった。
でも試合の主導権は間違いなくドイツが握っていた。

睡魔と闘う魔のハーフタイムも乗り越え(笑)
さぁ後半スタートだ。

後半開始時にポルトガルはコスティーニャとプティが交代。

試合が動いたのは後半11分。
左サイドから中央にドリブルで切り込んだ
シュバインシュタイガーが強烈なミドルシュート。
GKリカルドの両手の間を抜けていき、ドイツが待望の先制点をあげる。

この時のスタジアムは文字通り「割れんばかりの」大歓声。

がっくりしたのが見た目でもわかるポルトガルイレブン。
こりゃ2点目もすぐやなと思ってたら、5分後の後半16分。
ペナルティーエリアすぐ外、左35度からのFK。
先制点を挙げたシュバインシュタイガーが低い弾道で
直接シュートを放つと、ゴール前のプティにあたりオウンゴール。

流れの中でクリアしようとしてのものだけに
プティ選手は気の毒やったな。

しかし諦めないポルトガルは直後の後半17分。
右サイドからの斜めのスルーパスに、
デコがペナルティーエリアへ走り込んでシュート。
ゴール右に結構いいシュートだったが
GKカーンがさすがの好セーブ。

後半20分。
ドイツはクローゼがお役御免といった感じでノイビルと交代。

後半32分にポルトガルはパウレタに代えフィーゴを投入。
いよいよフィーゴの最後のW杯だ。

しかし直後の後半33分。
カウンターから左サイドのシュバインシュタイガーにパスが通ると
中央に切り込んで1点目と同じようなところから強烈なミドルシュート。
GKリカルドが必死に伸ばした手も及ばず、ゴール右に吸い込まれる。

この後ユニフォームを脱いだから(遅延行為かな?)イエローをもらう。(笑)
ほんでもってイエローカードを出したのは上川主審。

もはや勝負ありっといった感じ。
あとはフィーゴ選手の華麗なプレーを見たいな。

終了間際の後半43分。やってくれましたフィーゴ選手。
右サイドからフィーゴがゴール前に上げたクロスに、
ヌノ・ゴメスがダイビングヘッド。
何とか一矢を報いた格好。

このまま試合終了。

開催国ドイツ勝利で大団円といったところ。

さぁ後は決勝を残すのみ。
がんばれイタリア。
まこっさんは今のところ健康をキープしてる。(笑)


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準決勝2日目

2006-07-06 | 2006FIFAワールドカップ
フランス、ジダンのPKの1点を守り抜く。
決勝はイタリアvsフランス。

 フランス 1-0 ポルトガル 

【得点】フランス
  ジネディーヌ・ジダン(前半33分)

【戦評】
ジダンの復活はホンモノか?
ポルトガル初の決勝進出なるか。
下馬評ではフランス有利といった感じだが
個人的にはフィーゴ、デコ、C.ロベルトのポルトガルを応援。

今日もアイスコーヒー片手に観戦。
目覚めは今日のほうが少しいい感じ。

開始早々、左サイドからC.ロベルトがドリブルから、
中央のデコにパス。すかさずミドルシュートを打つデコ。
GKバルテズが横っ飛びではじき、先制ならず。
でもこのプレーで完全に目が覚めた。(笑)

今日は縦横無尽にポジションチェンジをしている。
え~感じや。

マニシェやフィーゴがミドルシュート打つ。
積極的な姿勢がいい。(日本代表も見習ってほしかったな。)

ポルトガルが押し気味に試合を進めていた前半32分。

ペナルティーエリア手前でパスを受けたアンリが
トラップで切り返してゴール前に出ようとしたとき、
カルバーリョが倒れて残った足が引っかかり倒される。

ここでフランスにPKが与えられた。

流れで仕方がないように見えたがファールはファールだ。

蹴るのはアンリではなくジダン。
決めれば普通の先制ゴール以上に雰囲気を作ることができるが
ジダンがはずせば流れは完全にポルトガルに行くだろう。

両チームにとって大きな大きなPKだ。

短い助走からゴール左隅にシュート。
GKリカルドもコースを読んで反応する。

ココで決めるのがジダンの凄いところ。

完全に試合の流れを引き寄せた。

しかしポルトガルもこのまま簡単には引き下がらない。
マニシェ、C.ロナウド、フィーゴと
ミドルレンジからゴールを狙うが決まらない。

むしろフランスの堅い守りを崩せず
「打たされている」感もあった。

結局このまま前半終了。

魔のハーフタイムだ。
油断してると寝てしまいそうになる。

気がつくと後半が始まるところやった。
危ない危ない。(苦笑)

後半も試合展開はあまり変わらない。
必死で攻めるポルトガルと決定機を与えないフランス守備陣。

最も惜しかったのは後半32分。

中央やや左からのポルトガルのフリーキック。
ゴールまでは30メートルくらいか。
このFKをC.ロナウドが直接シュート!
無回転のボールは魔球のように急激に落ち、
GKバルテズがバレーボールのトスのようになんとかセーブ。
浮いたボールを詰めていたフィーゴがヘディングシュート。

枠内に行ってれば同点ゴールだったが
無情にもゴールの上に・・・。
味方とクロスしてしまったのも影響したか。

このプレーを見て負けを覚悟した。

最後まで諦めないポルトガルイレブン。
終了間際には、相手陣内でフランスのバックパスを奪い、
最終ライン裏にスルーパスを送る。
C.ロナウドが走り込んだが、残念ながらオフサイド。

ココで試合終了。

いい試合でした。
今大会も3位決定戦と決勝を残すのみ。
後2試合大いに楽しみたい。

ところで決勝戦の日、ウラW杯 は今年もあるんやろか?
どなたかご存知?

自分で調べてみた。

世界最下位決定戦、今年はなし
な~んや。残念!

健闘を称えあう、かつてのチームメイト、フィーゴとジダン。

2人とも今回が最後のW杯。
残りは、それぞれ1試合。素晴らしいプレーをお願いしますね。


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準決勝1日目

2006-07-05 | 2006FIFAワールドカップ
イタリア、延長戦終了間際
劇的2ゴールで決勝進出!


 ドイツ 0-2 イタリア 

【得点】イタリア
  ファビオ・グロッソ(延長後半14分)
  アレッサンドロ・デル・ピエーロ(延長後半16分)

【戦評】
さぁいよいよ準決勝。
地元の大声援を受けて戦うドイツか
堅い守備に加え攻撃のリズムの出てきたイタリアか
どちらが勝っても不思議ではない試合だ。

個人的には
おそらく最後のW杯となるデル・ピエーロに大注目だ。

3:45分にきっちり起床。
アイスコーヒーで目を覚ます。

さぁキックオフ。
どちらも守備から攻撃の切り替えが早く、
一進一退の展開。
先制点が勝敗を大きく左右するだろう。

イタリアはセットプレーからの得点を狙うが
なかなか決まらない。
ドイツもクローゼからのスルーパスを
フリーのシュナイダーがはずし無得点で前半終了。
イタリアやや優勢だが一進一退といったところ。

後半に入ると徐々にドイツペースに。
ダイレクトでパスをつなぐが最後の詰めが甘い。

後半30分にさしかかる頃、
両チームが選手を交代しはじめる。
ドイツはシュバインシュタイガーが入り
その10分後には オドンコーを投入。
イタリアはトーニに代えジラルディーノを投入。

どちらも得点を奪えず試合は延長戦に。

延長開始直後イタリアは決定機を2度逃す。
ジラルディーノがペナルティーエリアに入り、
左足でシュートを放つが、ポストに当たってしまう。

その直後
ピルロのコーナーキックのこぼれ球を
ザンブロッタがシュート!
しかしこれもクロスバーにはじかれてしまう。

ドイツゴールにはGKレーマンの後ろに
ポストとクロスバーが守っていたような感じやった。

迎えた延長前半14分。
待ちに待ったデルピエロが登場。

しかしそのまま延長前半終了。

延長後半6分、ドイツが最後のカードを切った。
クローゼに代えてノイビル投入。

その直後にポドルスキーが左足で強烈なシュート!
しかしブッフォンが片手1本でセーブ。
コチラも守備は堅い。

さぁPK戦かと誰しもが思った延長後半14分。
ついに均衡が破れた。
デルピエロの右CKのこぼれ球を
ペナルティーエリア手前でピルロがキープ。
そしてペナルティーエリア右へノールックでスルーパス。
グロッソがダイレクトで左足のシュート。

ドイツ国民の大きなため息が画面からも伝わる。
ロスタイムを入れても残りわずか数分。
ドイツは全員攻撃の勢いでイタリアゴールに迫る。

そしてロスタイムに入った延長後半16分。
カウンターからジラルディーノがペナルティーエリアに入り、
DFを引き付けて裏にとどめのスルーパス。
まこっさんお待ちかねのデル・ピエーロが決めてくれました。

決して前評判の高くなかった開催国ドイツの踏ん張りは
この大会を大きく盛り上げたと思う。

試合終了直後の印象的なひとコマ。

ドイツのキャプテン、バラック選手と
今大会出番のなかった前回MVPのカーン選手。



中田英寿選手、現役引退を発表

2006-07-03 | 2006FIFAワールドカップ
びっくりした。
代表引退はほのめかしていたが
まさかだ・・・。

かつての王選手や千代の富士関など
超一流の人にしかわからない
引き際っちゅうものがあるのかもしれん。

本人が決めたことやから
拍手で新しい船出を送りたいと思う。

お疲れさま&ありがとう、ヒデ。

本人からのメッセージはコチラ。
中田英寿公式サイト
(たぶん当分の間つながらへんと思います。)

勝手にW杯Gallery ~ その6

2006-07-02 | 2006FIFAワールドカップ
写真は全てREUTERS

激闘準々決勝 ~ その2

ポルトガル vs イングランド

フィーゴ


C.ロベルト


ベッカムFK


ベッカム負傷交代


ルーニー退場


激闘はPK戦へ


ポルトガルPK戦を制す


最後のPKを決めたC.ロベルト


ブラジル vs フランス

ジダン


ジダンとロナウジーニョ


アンリ先制ゴール


この写真かっこいい


喜ぶアンリとジダン



W杯準々決勝2日目

2006-07-02 | 2006FIFAワールドカップ
ルーニー退場とベッカム負傷交代。
イングランド、よく耐えたがPK戦で力尽きる。
 イングランド 0-0 ポルトガル 
                  (PK 1-3)  
≪PK戦の結果≫
ポルトガル
○ シマゥン
× ビアナ
× プティ
○ ポスティーガ
○ C・ロナウド
(イングランドのGKはロビンソン)

イングランド
× ランパード
○ ハーグリーブス
× ジェラード
× キャラガー
(ポルトガルのGKはリカルド)

【戦評】
ベッカムとフィーゴ。共に今回が最後のW杯か。
両者悲願の優勝に向けて力が入る。
ルーニーとC.ロナウド。若き才能の対決も見所だ。

前半、ポルトガルは左サイドからC.ロナウド、
フィーゴが切り込んでシュートを放つが決まらない。
イングランドは、得意のセットプレーから
チャンスを作るがこちらも決められない。

ハーフタイムで落ちそうになるが(笑)
ともやんからのメールで何とか復活。

「ベッカムのFK一発で試合が決まるかな?」
なんてメールした直後の後半7分。
イングランドは主将ベッカムが負傷交代。
代わって入ったのはレノン。足速っ!

後半17分。ルーニーがレッドカードで一発退場。
数的優位に立つポルトガルが怒涛の攻め。
フィーゴのループシュートや
ビアナやマニシェもシュートを撃つも決まらず延長へ。

延長に入ってもお互い決めきれずPK戦へ。
終了間際、PK戦のためかレノンとキャラガーが交代。
これが吉と出るか凶と出るか・・・。

ポルトガルは悲願の初優勝まであと2つ。
フィーゴとC.ロナウドならやってくれるかも。

ブラジル、連覇ならず。ベスト4は全て欧州勢。
ジダンのW杯は終わらない。
 ブラジル 0-1 フランス 

【得点】フランス
  ティエリ・アンリ(後半12分)

【戦評】
因縁の対決といっていい両チーム。
ブラジルにとっては天敵といってもいい相手だ。
前回と前々回の王者の対決でもある。

その年のFIFAの年間最優秀選手(ロナウジーニョ)は
W杯優勝を手に出来ないというジンクスが唯一の気がかりか。
今のところ「らしさ」を発揮できていないのも気になるところだ。

今日のブラジルは布陣を少し変えてきた。
ロナウドを1トップにし、ロナウジーニョを上げ気味のポジションに。
いつもと違うことをするのは気合の表れか、
それともフランスを目の前にした目に見えない焦りの現れか。

守るブラジル、攻めるフランスといった感じの前半戦。
ロナウジーニョが裏を狙ってパスを出すが
動きに本来の切れが戻りきらないロナウド1人では、
フランス守備陣も守りやすそう。
フランスは、ジダンのパスから素早く攻撃に転じチャンスを作る。
全盛期のジダンが帰ってきたようなプレーだ。
少なくとも4年前のジダンではない。
引退するのは、まだまだ早いんじゃないかと思う。

どこかチグハグなブラジルと、
名指揮者ジダンのタクトで小気味良いフランス
といった感じで前半終了。

選手交代なしで後半戦に突入。
希望としては、ブラジルがFWを投入し本来の形に戻し
ロナウジーニョのパスの出し所を作ってもらいたいのだが・・・。

後半12分。試合が大きく動いた。
左サイドからのFK。
ジダンがクロスボールを入れると、
ファーサイドにフリーで走り込んだアンリが
ダイレクトで右足インサイドのボレーシュート!

完全にアンリのマークを外してしまったブラジル守備陣のミスだろう。

すぐにでも追いつきたいブラジルは、
選手交代でアドリアーノ、シシーニョ、ロビーニョを投入。
やっと本来の攻撃の形を作り始める。
選手もボールも前半とは見違えるほど動くようになったが
経験豊富なフランスの守備は硬く、攻めきれなかった。

ロナウドの1トップの時間が長すぎたと思う。
後半開始からでも前を増やし、
ロナウジーニョが中盤で働けるような形に出来ていれば
試合結果は変わったのではないだろうか。

前回王者ブラジルの連勝記録は11でSTOP。
98年大会決勝でフランスに敗れて以来の負けを喫した。
これも何かの因縁か。

今大会で現役を引退するフランスのジダンは、
準決勝で警告さえもらわなければ(今イエロー1枚なので)
あと2試合を戦えることになった。
(準決勝と、決勝もしくは3位決定戦)

大会の中心選手と目されたロナウジーニョは
残念ながら不完全燃焼のままピッチを去ることとなった。

これで南米勢も姿を消し、ヨーロッパ勢だけの闘いとなった。



W杯準々決勝1日目

2006-07-01 | 2006FIFAワールドカップ
メッシ出場できず・・・。夢は4年後へ。
アルゼンチン、PK戦で散る。
 ドイツ 1-1 アルゼンチン 
           (PK 4-2)

【得点】ドイツ
  クローゼ(後半35分)

【得点】アルゼンチン
  アジャラ(後半4分)

≪PK戦の結果≫
ドイツ
○ ノイビル
○ バラック
○ ポドルスキー
○ ボロブスキー
(アルゼンチンのGKはフランコ)

アルゼンチン
○ クルス
× アジャラ
○ ロドリゲス
× カンビアッソ
(ドイツのGKはレーマン)

【戦評】
予想通りメッシはベンチスタート。
飼い殺しのないことを祈りつつキックオフ。
お互い「負けない」闘い方ではじまる序盤戦。
中盤で潰しあうハードな展開で、両チーム決定機なく前半終了。

両チーム選手交替なく後半開始。

後半開始直後の4分。リケルメの右CK。
高いボールがゴール前に入ると、
飛び込んできたアジャラがクローゼに競り勝って
ヘディングシュート! ゴール右に突き刺さる。
高さで劣るアルゼンチンが先制。

ドイツも攻撃的にならざるを得ない。

試合が微妙に動いたのは後半26分。
アルゼンチンGKアボンダンシエリが負傷のため
フランコに交代。(キーパー交代で交代枠を使うのは痛い。)
直後の後半27分。
アルゼンチン、リケルメに代えてカンビアッソ。
攻撃の要を守備的MFに代える不可解な采配。
逃げ切りを狙うには早すぎる時間帯だ。

そして後半34分。
アルゼンチンは最後のカードを切った。
クレスポに代えてクルスを投入。
ここはメッシを入れてほしかった。

その直後の後半35分。恐れていたことが現実に。
左サイドからバラックがクロス。
ボロブスキーが頭でゴール前に流すと、
絶好調クローゼがDFと競り合いながらへディングシュート!
ゴール左に突き刺さる。ドイツが同点に追いついた。

この瞬間アルゼンチン勝利の確率は
限りなくゼロに近づいたように感じた。

試合はそのまま延長戦に突入するが
お互い攻めきれずPK戦へ。
ドイツのキャプテンMFバラックの気迫ある守備に拍手。

PK戦は両チーム負け知らずのようだが
やはりキーパーの差でドイツが有利だろう。
ゴールマウスを守るは、零男(ゼロおとこ)レーマン選手。
あのカーン選手から実力でレギュラーを勝ち取ったGK。

アルゼンチンが蹴るときだけゴールが小さく見えた。

圧倒的アウェーの中でよく闘ったアルゼンチン。
惜しむらくはメッシの勇姿を見れなかったことだ。
次回のW杯まで4年。長いなぁ。

そういや今日はマラドーナ映ってなかったな。


イタリア、眠れるトーニがお目覚め。
初出場ウクライナ、大健闘もベスト8ならず。
 イタリア 3-0 ウクライナ 

【得点】イタリア
  ザンブロッタ(前半6分)
  トーニ(後半14分)
  トーニ(後半24分)

【戦評】
さすがに睡魔と闘いながらの観戦のため所々記憶が曖昧や・・・。
念のため記録を見ながら書いてみよう。

今日の見所は、イタリア自慢のカテナチオを
シェフチェンコ率いるウクライナ攻撃陣がどう崩すかだ。

しかし前半6分にイタリアが先制。
ザンブロッタがトッティとのワンツーから中央へ切り込み、
左足で強烈なシュート!

思わぬ先制点を許し、何とか同点に追いつきたいウクライナは、
センターバックを1枚外し4バックに変更。
頼みのシェフチェンコにもボールが集まらず、
苦し紛れの遠目からのシュートが目立つ。
前半終了間際にはセンターバックのルソルが負傷交代。
苦しい展開が続く。

そのまま後半に突入。このあたりから記憶はおぼろげ。

後半14分、イタリアが追加点 。
左CKをショートで出すと、トッティがゴール前にクロス。
DFを背負いながらトーニがダイビングヘッド!

後半24分、イタリアがとどめの3点目をGet。
左サイドのグロッソが縦のスルーパス。
ザンブロッタがトラップでDFをかわし
ペナルティーエリアへ切り込み、ゴール前にラストパス。
詰めたトーニがゴールに押し込んだ。

その後もイタリア守備陣はカテナチオの名の通り
鉄壁の守備陣はほころばず無失点で準決勝進出を決めた。

大会を迎えてもエンジンのかからなかった
トーニが大爆発。イタリア攻撃陣に明るい材料が揃ってきた。

次は開催国ドイツとの対戦。
無失点でいければチャンスはあるぞ。