こうして2011年の東日本大震災が過ぎ、翌年から、東北訪問が始まりました。
2012年、私は前年に訪れた宮城県亘理町と、岩手県陸前高田市を訪問。
前年の避難所は、元通りの体育館になっていました。
前の年に地域を視察したところも・・・
この建物も、
このようになっていました。
まわりの破片なども取り除かれ、草が生え始めていました。
場所が変わって陸前高田は、当時こんな様子でした、
まだ一年では、倒壊した建物やいろいろな破片を取り除くまでが精いっぱいだったようです。この時私は、誰もいない道端に立ち、涙が流れて止まらなかったことを覚えています。
本日この時間で、東日本大震災の災禍より、10年の歳月が経ちました。
改めて、震災及び津波、発電所などの被害によりなくなられた方へ哀悼の思いを表します。
未だ、復旧・復興の途上にある方々へ、心より応援申し上げます。
陽はまた昇る
昨年は、流行する新型ウイルスの影響のため訪問することはかないませんでしたが、今年は、必ずまた、現地を訪問し、復興の様子をしっかり見届けてまいりたいと思います。
この10年、色々なことがありましたが、当時のことを忘れて過ごしたことはありません。その後も台風被害や地震、ウイルス問題など、様々な出来事災禍に見舞われておりますが、10年を経て再び歩み始めた東北の地の方々の勇気と底力、強さ鏡として、立ち向かっていきたいと思います。
合掌
前回は宮城県へのボランティアの様子でしたが、8月に行った福島県南相馬市での様子もお伝えします。
小学校がそのまま避難所になっていました。8月になり、帰還された人も出てきていて、残っている人はどちらかというと発電所の事故のために帰れない人が多かった気がします。
震災から何カ月か経っていたので、避難所の中も工夫してプライバシーが少し守られるようになっていました。
この時は二か所まわりました。
レクリエーションの舞台もあったり。
外にはお風呂もありました。
が、外に出るとやはりこのような光景が続いていました。
愛護に渡し居た地もお風呂に入らせていただき。。。
福島県南相馬市を後にしました。
宮城県亘理町を後にする前に、地域を視察して来たときの写真を掲載します。
数年後、再びここを訪れた時は、すっかり様変わりして、見た感じとしてはかなり、復旧されていました。
人々の心の中や、実際の生活にかかわるところでの ”復興”に至っているかは、一人一人に伺ってみないとわからないことではありますが。
隣町の山元町「中浜小学校」です。ここは現在、『震災遺構』として当時のまま保存されています。が、現在は内部は立ち入り禁止です。また、外観も少し整備されていて、写真の様な姿とは少し変わっています。
当時は、校庭にはたくさんの車が置かれていました。
詳細を知りたい方、山元町HPです
惨憺たる口径の中、何とか会場にたどり着きました。
「亘理高校体育館避難所」です。その前に、地域の行政の拠点になっている施設に立ち寄り、登録や保険の手続きをしました。
カット開始です。
この子は…当時いくつだったろう。
哀しい光景をたくさん見てしまったのだろうか。今は、何歳になっているのかな。
午前中は、それほど多くの人はいませんでしたが、午後になると、いろいろな作業から戻った人たちが加わり、結構カット希望の方が並びました。
その後、当地でのボランティアや係の人と話しをしたり、状況を伺ったり。
沢山の応援メッセージもありました。
夕方5時頃かな？』当地を後にし、帰宅したのは深夜でしたね。
あの日は、本当に長い一日でした。震災の大きな被害の規模に比べたら、砂粒くらいのことしかできなかったかもしれないけど。一生忘れない日になりました。
