洋野町(ひろのちょう)・・・というところ

2013年11月18日 | ブログ
シリーズとなってしまった、今回の東北ご紹介の記事ですが、いよいよ終盤になってしまいました。
今回の、旅の麺はもちろん大槌であり、被災地の訪問なのですが、それと同時に、個人的に一度は訪ねたいところがありまして。

というのも、震災以来、宮城の亘理町であったり、福島の南相馬であったり、はたまた昨年の陸前高田であったりと、東北に関心を持つ中で、一冊の本に出会いました。それは―――「遠野物語」です。

柳田國男という、「日本民俗学の祖」と、言われる方の本なのですが、岩手県の遠野地方に伝わる、天狗や河童、座敷童子などのお話しを集めて出版されたものです。一番最初のお話しに書いたように、その、遠野物語に興味を感じて、大槌に向かうときに遠野市を通過でき、私もうれしかったのですが、この、遠野物語という本の、集英社文庫の本としての「遠野物語」には、その他に数点、随筆のような話が出ています。そしてその中に、「清光館哀史」という話があります。結構有名な話のようですし、一時期は高校の教科書に必ず載っていたとのことなので、ご存知の方も、多いかも知れません。

 大正九年(1920)に、この地を訪れた國男が、その時泊まった旅館「清光館」を、六年後、再び訪ねたところ、既に旅館はなく、一家は離散、主人は海難で亡くなっており、狭い畑になっていた・・・そして、その六年前に、月夜の下で見た侘びしい盆踊りの歌の意味を知り、何とも言えない哀愁と、時の流れの無常と無情を思うのでした・・・。というお話しなのですが、ホント、か~んたんに書くとこれだけの話なのですが、やや古めかしい文体と、情景の伝わってくる内容に、すっかり関心を持ちまして。
地図で見れば、小一時間もあれば行けそうな所でしたので、ならば!と、いってきた次第です。長い前置きですいません。

国道45号という道を北へと向かい・・・・
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洋野町へと入りました。


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このときは、紅葉がホント綺麗で、これだけでも来た甲斐がありました。



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ダイバーを模したキャラなんかもいたりして。。。



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途中、汽車が撮りたくて立ち寄った駅です。汽車・・・なんですよ。燃料を使ってディーゼルで走る、汽車なんです。電線も、パンタグラフもないでしょう?ちなみに「キハ40系」といいます。通称「歌舞伎カラー」なんか、顔が歌舞伎みたいでしょ(笑)。

もうすぐ、その清光館跡につきます。。。


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