岩手県・・・遠野から大槌町・そして更に北へ。。。その1

2013年11月07日 | ブログ
皆さんこんにちは。いつもDEARをありがとうございます。

日々、皆さまにお仕事をいただきながら過ごしている私ですが、気づけばもう、11月になってしまいました。

2011年3月の、あの大きな地震からも、はや二年半以上。この辺では、もうかなり復旧も進み、ブルーシートをかけた屋根も、割れたブロック塀も見かけることが無くなりました。が、津波を受けた東北では、その後の様子はどうだろうと・・・、前年の宮城・亘理、岩手・陸前高田に続き、今年は岩手県・大槌町に行って参りました。地域の方にお話しをうかがいつつ、訪ねて参りました。
 
 今回は、他の地域にも少し足を伸ばして、見聞を広めてきた次第です。

岩手県といえば、様々に歴史の舞台にもなっているのですが、その一つ、民俗学の父、柳田国男の著作「遠野物語」の、舞台になった、遠野市を抜けての大槌入りでした。

本州第一の面積を誇る岩手県は、リアス式海岸に見られる、豪快で広々とした海岸線も大きな魅力ですが。中央部、山々に囲まれた、自然が大きく残された大地もまた、魅力です。そんな遠野市です。少し前に、その遠野物語を読み、ぜひ一度おとずれてみたいと思っていた地域だけに、今回このような形で実現し、それはそれでうれしく思いました。
自然と紅葉と、綺麗な空気と広い空は、まさに想像通りの世界。カッパがいても不思議はありません。
気分はもう、遠野物語の世界です。
1



紅葉が綺麗な山々と、川には大きな橋が架かります。

Photo




2
雄大な一本の道をひたすら走り、大槌へ・・・








大槌町は、先の大地震で、亡くなった方・不明の方を合わせると千二百余人、全半壊家屋三千七百以上、浸水時の到達点12m・・というところです。
車で進むにつれて、街の様子が少しずつ見えてきます。自然と気持ちも引き締まります。

Imgp8003




Imgp8006





Imgp8012

到着して最初に目についたのが、大槌町役場の建物です。当時のままなのでしょう。献花台がおかれていました。


Imgp8013
 柱の時計は、当時のままです。町長さんを始め、幾十人の方が亡くなったとききました。

Imgp8019

家屋の礎石だけ残り、水道管から水が出続けていました。



Imgp8115

役場跡の前の、ガソリンスタンドです。燃料を入れつつお話しをうかがいました。



Imgp8116

「震災後に比べて、報道されることもすっかりなくなり、もう、忘れられていますよ・・・。苦しいけど仕方ない。震災以来、この場所でこの状態でずっとやっています」
すごく丁寧に仕事をされながら、語ってくださいました。
「毎日が、本当に苦しいけど、泣き言も言ってられません。が、この様子を、帰ったら皆さんにおしらせしてください。まだ、なあんにも進んでいません。なあんにも、かわってないんですよ・・・」
そういいながら、次のお客様へと走って行かれました。
Imgp8128

次に訪れたのは、「どんりゅう庵」という、復興支援のレストランです。

Imgp8146

仮設のお店が幾つかある場所の一角で営業されていました。ほんと、厳しい環境で、皆さん奮闘されているんですよ・・・

http://www.townnews.co.jp/0602/2012/06/01/146672.html

Imgp8138


Imgp8140_4


ひょうたん島カレーお世辞抜きでおいしかった!


Imgp8143


震災直後から、今日までのお話しをきかせてくれた、お店の方です。
明るい表情でしたが、なかなか進まない復興と、仮設住宅の人々のご苦労の様子、今後についてもまだ未定の部分が多く、時間が止まったようだという内容の、お話しをきかせてくれました。

このあと、移動してまた、地域をまわってみたのですが、そのようすは、また明日に・・・







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする